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【個人的振り返り】BPLS3 IIDX部門 ありがとうございました

こんにちは。あなせまと申します。
「BEMANI PRO LEAGUE-SEASON 3- beatmaniaIIDX」(以下BPL、BPLS3と表記します)が先日のファイナルを以て閉幕となりました。

私はBPL ZEROからこのコンテンツを視聴していて、SDVX、DDR部門も全て追いかけてきました。勿論BPLS3も開催が発表された時から視聴を決めていましたが、プレシーズンから数えて4年目、今までとは違う過ごし方をしたシーズンとなりました。

BPLに関してのnoteは過去にも数本投稿しています。その際にあまり個人の感情に偏った内容にはしない(書いたとしても本当に最小限に留める)こと、読んでくださる方が最後まで不快感を抱かないようにマイナスな事項や表現をなるべく用いないことを意識していました。
ですが今シーズンは学んだこと、考えさせられたことが多かった4ヶ月間だったこともあり、かなり自由に書かせて頂いています。実力も知識もまだ乏しい身ですが、いち“BPLオタク”の語りを最後まで読んでくださったら嬉しいです。


“推し”のいないBPL

私は過去の記事で触れた通り、NORIさんを推しています。BPL ZEROでの立ち回りや情報発信力に惹かれ、コンテンツ自体にも引き込まれた私にとって全ての始まりとも言える方で、昨シーズンは毎週定期配信があったりEXBARでお会いすることが出来たりとより“この人を推していて良かったな”と感じる時間が増えました。
“BPLにはNORIさんがいる”安心感を常に感じていて、IIDXに限らずSDVX部門も最後まで追いかけられた部分があります。DDR部門もそのつもりで、“BPLにこれからもこの人がいる”前提を心のどこかに置いた上で楽しむつもりでした。

…が、そんな前提は安易に持っていてはならないのでしょうか。私がずっとこのコンテンツの屋台骨のような存在であると思っていた推しの姿は、S3 IIDX部門ドラフト結果メンバーの中にありませんでした。
最初にそれを知った時、まず最初に出てきた感情は「信じられない」「実感がない」でした。補欠選手からのスタートとは言え、プレシーズンからシーンの最前線を走ってきた、本戦開幕後も多くのファンから支持を受けていた推しが今シーズンはいないという実感が中々湧きませんでした。
その日の夜、ご本人のポストにリプライを送ろうと文字を打ち始めた瞬間、BPL ZEROからの約3年間の思い出が一気に押し寄せ漸く全てが現実であることを実感してしまい、涙が止まりませんでした。大人になって、あれほど声を出して大泣きした事は無かったんじゃないかと思うくらいに仕事帰りの車の中で嗚咽を漏らしていました。

自分の中でそれまで当たり前だったものが突然そうではなくなる、ドラフトに関してはどんな結果になってもおかしくはないな…と心のどこかでは思っていたものの、いざ結果を変えられない事実として見せられると苦しさしかありません。コンテンツから離れようか、と本気で思いました。
それでも、昨シーズンを通して良い意味で振り回されてきたTradzというチームが大好きな事、現時点では戸惑いしかないけれど簡単に嫌いにはなれない、好きになれるんじゃないかという想いが生まれた事、自分が応援している人達が作り上げてきた物をまだ見続けていたいという自分の素直な気持ちに気付き、S3も視聴を決めました。ここでこの選択をして良かったと今では心から思います。

S3の楽しみ方

葛藤を経て視聴継続を決めた私ですが、ある意味で視野を広げて応援できる機会なのではないか?という事でこれまではしてこなかった「複数チームを同時に応援する」ことにチャレンジしました。
勿論全チーム、全選手を応援したい気持ちがありますが、自分のキャパシティ的にも特に注目したい4チームのユニフォームを買う事に決定。Tradz、レジャーランド、GiGO、GAME PANICの4チームです。改めて応援することを決めたTradzをはじめ、他3チームも全部門で魅力的な選手が所属している事や彼等による印象的な試合が多かった事、イベントを開催する機会が比較的多く、ファンとして参加出来ればよりチームを好きになれたり何よりBPLそのものを今以上に楽しめるのではないかと考えたのが大きな理由です。個人としてはNAGACH選手、TAKA.S選手、RAITO.選手等今シーズン初参加の選手達を応援していました。皆さん見せ場があって嬉しかったです。

各チームの試合の詳細についてはとてつもなく長くなってしまうので割愛させて頂きますが、複数チームを応援する楽しさ・辛さは両方とも実感できたかと思います。特に勝負事なのでどちらかは勝ちどちらかは負ける、仮に同点になったとしても最終的なリーグの順位に間違いなく影響してしまう。毎週感情を揺さぶられ、毎週一喜一憂してしまう。先にも書きましたが結局全てのチームを追ってしまうのがBPL、視野を広げた結果感情が追い付かなくなることも多数ありました。(毎週そうだったかもしれません)

特に前述のユニフォームを購入した4チーム全てが試合をする週が2回あり、その2日間が最もしんどかったです。またGiGO、レジャーランドの2チームが残念ながらレギュラーシーズン敗退という結果になってしまい、一方でTradzは悲願のポストシーズン進出、ゲームパニックも新体制で無事ポストシーズン進出と、嬉しさと悔しさが同時にやって来た時は気持ちの整理がつかず、EXBARやSNSでどのように振る舞えば良いか悩んでしまったのが正直な所です。昨シーズン、Tradzが最後の最後でレギュラーシーズン敗退になってしまった時も心から悔しかったのですが、今シーズンは違った形でそれを再び味わうことに。改めて真剣勝負の世界が時折見せる残酷さを痛感しました。

反省すべき点

“何が起こるか分からない”、“勝負に絶対は無い”これまで数々の名勝負が繰り広げられてきましたが、100%こういう結果になると決まっていた試合は一つもありません。だからこそ勝負の世界は面白いのだということをBPLを通して学びました。

なぜ今になってこれを書いているのかですが、
そんな“絶対は無い”ことを思っていながらもマイナスな方向にこうなるだろう、これは厳しいんじゃないか、という予想を抱いてしまった場面があったからです。

「このチームがレギュラーシーズンを突破するのは厳しいんじゃないか」「このオーダーなら間違いなくこっちのチームが勝つだろう」そういった予想をしてしまう、人にそれを話してしまう場面が多かったです。
ドラフト会議の結果に衝撃を受けたことは事実ですし、レギュレーションの変化によって昨シーズンまではあまり見られないオーダーが組まれておりファンの間でも様々な予想が立てられたと思いますが、それでも短絡的に決めつけてしまったことは自分にとって非常に反省すべき部分でした。

(念の為書いておきますが、試合展開の予想やシーズンそのものの展開予想をする・それをファン同士話したり文章化するのが悪い事だとは感じておらず、楽しみ方の一つであると思っています。そういった記事についても楽しませて頂きましたし、知識の乏しい私に決して書ける事ではないのでリスペクトも込めて読んでいます。)

観戦に際してやった事、やれなかった事

前項、前々項では意識的な部分での自身の振り返りを書いてきたつもりですが、ここでは行動についての振り返りを簡潔に書いておきます。目立った事はほぼほぼ何もしていないので本当に簡潔になりますが…

●EXBARに居ました
実はnoteを書く際に毎回書いているんですが、EXBAR TOKYO+さんでのパブリックビューイングには今シーズンも大変お世話になりました。
試合の興奮、嬉しい・悲しい感情を沢山の方々と共有出来るのはやはり良いなあと感じます。遠方にお住まいのBPLファンの方も、もし東京周辺に来られる機会があれば是非とも足を運んで頂きたいです。
一緒に観戦してくださった皆さんや、新たに知り合った皆さんに多大なる感謝を…

●公開実況にも行きました 
Red Bull Gaming Sphere Tokyoさんで行われた公開実況にもクォーターファイナルのみですが足を運びました(なんと終演後にEXBARにも居たらしい)
じっくりと試合を楽しみたい方には向いている場所かなと感じました。また今回のように公式で公開実況や選手を招いてのスペシャルトーク等のイベントを継続して行うならうってつけの場所かなと思います。

○応援グッズを作りたかった
これはやれなかった事なのですが、応援グッズ(うちわ等)を作りたいという気持ちが以前からあり、今シーズンこそは!と意気込んでいたのですが結局作れず…。仕事が中々多忙で、、とは思ったのですが言い訳でしかないですね。これも反省点です。
ベースとなるうちわ本体は買ってあり、こんな感じにしたいという完成形の構想は頭の中にはありました。SDVX部門では時間をかけてでも作り上げたいです。

○テーマを決めてnoteを継続更新したかった
こちらもやれなかった事です。試合の感想記事であったり、選曲された楽曲に関して自身の思い出を交えて語ったり等テーマを決めて定期的にnoteを投稿出来たら面白いな、と考えていました。以前そんな内容の記事を書きましたが続編を書かずに投げっぱなしになってしまったので、改めて自身で更新頻度を決めて挑戦してみたいです。

S3 IIDX部門を通しての振り返り

ここまで長々ととっ散らかった文章を書いてきましたが、今回のIIDX部門全体の振り返りをまとめます。

S3のIIDX部門は、素人目で見てもハッキリと分かる位全体のレベルが上がっていたと感じます。チームとしての「1勝」にこれまで以上に大きな価値があったのではないでしょうか。
そんな中で全力の勝負を見せてくれた選手の皆様には感謝を申し上げます。私には到底予想できないような努力や苦難があったのだと思いますが、それを経て生まれる真剣勝負に心を打たれ続けた4ヶ月間でした。
今シーズンは出場した選手全員でポイントを獲得していく、若しくは誰かが思うようなプレーが出来なくとも他のメンバーがポイントを繋ぐ「チームでの勝利」が頻繁に見られた所を抜きにしては語れないでしょう。私はワンマンチームという表現をされるのが2021の頃から嫌いで、そう評されるチームを見る毎に心を痛めていたのですが、今シーズンの数々の試合を見てそんなものは存在しないな、と感じました。
先日行われたファイナルも現地で観戦させて頂きましたが、“チームとしての戦い”がこれまで以上に両チームからひしひしと伝わりました。本当に最後までどちらが勝利するか分からない大激戦を制したAPINA VRAMeSの皆様、おめでとうございます。ラウンドワンとアピナによる決勝戦は2021以来となりますが、有観客の場でこの2チームの激闘を見守れたことが当時からBPLを追いかけていた身として嬉しいです。本当に純粋にいちBPLファンとしてあの瞬間を楽しむことが出来ました。

前シーズンまでとは違い、色々な理由が重なり応援の幅が広がった事は最初の項でお話しました。大変だった事、葛藤する事こそ多かったですが、それでも多くの選手・チームを応援出来た事、より好きになれた事は大きな収穫です。特に当初は戸惑いしかなかったS3のTradzを今では胸を張って大好きなチームと言えるようになったのは、あの時離れずに応援を続けてきたからかなと思います。

BPL自体が来年以降どうなるかはまだ分かりませんし、もしかしたら今後も色々な選択を迫られる場面が来るかも知れませんが、今シーズンに抱いた感情は忘れないでいたいと思います。

ここまで読んで頂いてありがとうございました。

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