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ボルテを10年間やらなかった男がBEMANI PRO LEAGUE SEASON Ⅱ SOUND VOLTEX部門を完走しました

こんにちは。あなせまと申します。
BEMANI PROLEAGUE SEASONⅡ(以下:BPLS2)SDVX部門が、先日行われたファイナルステージをもって閉幕しました。

 SDVX(以下:ボルテ)に関して、私は前回もnoteを投稿させて頂いた通り今回のBPLS2が開幕するまでこのゲームをまともにプレイした事がありませんでした。

https://note.com/mojikun255/n/n9055619f89b0

そんな私が無事にシーズンを観終えた今、改めて記事を書かせて頂こうと思います。稚拙な文章、「コイツ何言ってんの?」といった表現もあるとは思いますが、お時間ある方は目を通して頂けると嬉しいです。


1.シーズンを通して感じたこと、考えたこと等


 ボルテ部門を観戦したこの4ヶ月、ずっと感じていた点として各選手の自選曲の選曲理由やその試合に懸ける想いがツイートされるだけでなく、選手個人の配信やnoteでの振り返り等がそれまでのシーズンよりも活発に行われていた印象を受けました。私のようにゲームそのものやプレイヤー界隈に明るくなかった人間にとって高頻度で行われる発信は本当にありがたく、ボルテ部門を楽しんで観終えられた理由の一つであります。

 私個人として、選手同士の関係性に着目するとBPLをより一層楽しめると考える(ようになった)身です。ドラフト候補者発表当初は恥ずかしながら半分以上の方を存じ上げなかったのですが、試合が進むにつれて「あの選手とあの選手の過去にこんな関係が!」といった背景が続々と明らかになってくるのはとてもワクワクしました。10年間続いてきたこのゲームの歴史の中で様々なきっかけが生まれ、それらがBPLという大舞台で弾ける瞬間をリアルタイムで目撃出来て嬉しいです。

 前述した選曲の背景についての発信が多く見られたという点ですが、私はここにBPLの楽しさを見出しています。
 楽曲というものには制作された時点での背景が存在しています。音楽ゲームの収録曲に関しても公式でその背景をライナーノーツとして受信出来る場合が多く、作曲者の想いに心を動かされた経験のある方も多いと思います(パッと浮かぶものだと、IIDXの「F」「HELL SCAPER -Last Escape Remix-」の楽曲コメントは有名ではないでしょうか)。そんな楽曲達が大会という特別な場で選曲される・その時のDJの選曲=BGMという形で流される事で、新たな背景が加わっていると私は解釈しています。BPLという枠の中で振り返っても、S1の「Timepiece phase Ⅱ(CN ver.)」や直後のDJタイムで流れた「mnemoniq」、S2 IIDXの「Routing」「BabeL〜Grand story〜」等は多くの視聴者に猛烈な印象を与えたのではないかと思っていて、今回のボルテ部門でも「Star☆Beat」「HAELE III 〜Angel Worlds〜」「Divine's:Bugscript」「Ghost Family Living In Graveyard」「Φnd:you」等、他にも数えきれない位の楽曲に新たな一面が生まれたと思っています(私は殆どの楽曲を初聴だったのでストレートにその楽曲を次回以降に聴いた時のイメージになりました。私のようなパターンの方も多いのではないでしょうか)。

 ネメシスアリーナという独自の世界観を設け、それをシーズン通して貫いたのも良かったです。結果として挑戦的な部分ではあったと思いますが、この世界観こそがボルテらしさだなと思います。観客席がその時出場するチームのカラーだったりと細かい箇所が凝っているのも良かったです。
 オープニングムービーでエレベーターが上がっていく演出があったと思うのですが、ファイナルの会場である渋谷ヒカリエも同じくエレベーターでアクセスする事が出来(会場より2階上のフロアでしたが)、あちらの世界とのリンクを感じる瞬間でした。これが2.5次元!?

 そして、全ての選手・アドバイザーに共通して感じたのは「皆本当にSOUND VOLTEXが大好きなんだな」ということです。
ゲームに限らず、プロという立場には対象となる種目に対して前向きな見方を持っている事=その種目を好きな事が必要不可欠だと考えていますが、ボルテ部門に関しては好きどころかその強すぎる愛情を包み隠さずに解き放っていた方が非常に多く感じました。

 正直、プレシーズンを含めて3シーズンを成功で終えたIIDX部門に続く新規参戦機種の初シーズンとして、特に選手・アドバイザーの皆様のプレッシャーは一ファンである私達の想像には遠く及ばない位あったのだと思いますが、いざ開幕してネメシスアリーナに立っていたのはそんな事を感じさせない位全力でボルテを楽しんでいる選手達でした。心から楽しんでいなければ、心からボルテを好きでなければ成り立たなかった、成功しなかったシーズンであると感じています。

 よく聞くのが「ボルテは皆でつくっていくコンテンツ」という言葉です。確かに初代の頃から公募を行い、楽曲・アピールカード等公募によるものが主体となっているこのゲームは“皆で創ってきた•歩んできた”作品なのだと感じます。そして、私はBPLというコンテンツも“皆で創っていく”コンテンツであると考えていて、過去に投稿した記事にもあるように「ファンが発信できる場所=公式応援ハッシュタグが多数存在する」「試合配信のレイアウト等が週を経る毎に改善されていく」といった柔軟さがそれまでのKONAMIが開催していた大会と一線を画していると捉えています。そんなBPLと、以前からファンと共に歩んできたボルテの親和性は非常に高かったのではないかと思います。

2.ボルテ部門、全部観ました

 記事全体のタイトルにもしたのですが、ボルテ部門を無事最後まで完走しました!
 開幕前は本当に観続けられるのかどうか(自分自身に対して)心配していたのですが、気が付いたら毎週毎週の試合に熱狂している自分がいて、あっという間のシーズンが終わってしまいました。試合を観ながら色々考えることも出来、やっぱり自分はBPLとBEMANIが好きな事を実感しました。そして、BPLをきっかけに本格的に始めたボルテも好きになる事ができました。まだまだ実力どころか知識も浅い身なので、今後も恒常的にプレイしていきたいです。

記事を書いている時点でのプロフィール。スキアナはまだ受けていません。最高クリアLvは17になりました


 また、毎回の記事で書いている気がしますがEXBAR TOKYO +さんでのパブリックビューイングが行われていたのもモチベーションに繋がりました。気が付いたらIIDX部門の時以上に足繁く通っており、今まで以上に交流も広がった4ヶ月間となりました。BPLが好きな人、BEMANIが好きな人達と同じ空間で観戦するBPL、本当に楽しいです。何より盛り上がりが半端ない。行った事が無い方にも是非とも一度足を運んで頂きたい、遠征する理由にして頂きたいと胸を張って言えます。  

3.ファイナルを観に行きました

 ここからは毎回恒例(?)となった個人的な話を綴る項なのですが、今回は3月21日(火)に開催された「BEMANI PRO LEAGUE- SEASON 2 -SOUND VOLTEX × 私立ボルテ学園アルティメットガクエンサイ!2023」を現地観戦したことについての感想を書かせて頂こうと思います。

…本当にシンプルな感想なのですが“最高だった”の一言に尽きます。TAITO STATION TradzとGiGO、両チームが死力を尽くした戦いをこの目で観戦出来たこと、大将戦の最終3曲目まで勝敗が決まらない、そんな中で初登場した楽曲名が「SuddeИDeath」というまるでフィクションであるかのような展開、最後の最後まで分からなかった激戦を制したTradzが優勝したこと、その後のドリームマッチとライブの盛り上がり、どれを取っても最高の1日でした。
 個人的な話の中の更に個人的な話で、私はBPLS2 IIDX部門の頃からTAITO STATION Tradzを主に応援していました。きっかけは色々とありますが(本当に色々あるのでこれはこれで文章化したいです)ボルテ部門も魅力的なメンバーが揃い、ドラフトが終了した瞬間から応援する事を決めていました。IIDX部門ではレギュラーステージの最終戦、本当にあと僅かな所で敗退してしまい悔しい思いをした事が今でも忘れられずにいます。そしてボルテ部門でもレギュラーステージで同リーグ、惜しくも敗れてしまったという所で自分の中で勝手に因縁的なものを感じていました。

 GiGOはメンバー3人共大会向きの選手だと思っていて、平均ボルフォースの低さなんて関係無い!とばかりに猛者達を倒してきた凄すぎて怖すぎるチーム。そんなGiGOが最初にファイナルへ駒を進めたのは素直に嬉しかった(怖すぎるけど魅力的なチームだったので実は密かに応援していました)ですし、この勢いにTradzも続いてほしい!と願った翌週に本当にファイナル進出が決定した時は感情がとんでもない事になってしまいました。応援していたチームが最高の舞台に立つことになり、その相手はBPLS2からの新規参戦同期でありながら一ミリも油断出来ない強すぎるチーム。相手がこのチームで本当に良かったと思っています。

 そしてTAITO STATION Tradzの皆様、本当に優勝おめでとうございます!
 メンバー全員がポイントを獲得し、チーム全員で掴んだ優勝です。振り返ってみれば、フルメンバーでの出場が遅れてしまったレギュラーステージから始まり数多の壁が立ちはだかるシーズンでしたが、それら全てが糧になってクォーターファイナルからの大躍進劇に繋がったのだと感じています。IIDX部門の頃からこのチームを応援してきた身として、初代王者が誕生する瞬間に居合わせる事が出来て本当に嬉しいです。

EXBARで行われたアフターパーティーにも参加させて頂きました。トロフィーをこんな間近で見られるとは…
すごい

4.おわりに

 ファイナル進出した2チームについて触れましたが、8チームともとても魅力的なチームで、負けてほしくないという気持ちになる場面が多々ありました。BPLというのは不思議なもので、試合を重ねる毎に全てのチームが気になってしまい、気が付けば全ての選手を応援してしまっているコンテンツです。
 IIDXでその魅力に取り憑かれた一ファンとして、今後もBPLを追いかけていきたいし、行けそうなイベントにはチーム問わず参加したいと考えています。

 ボルテ部門が閉幕し、いよいよDance Dance Revolution部門の開幕がすぐそこまで迫っています。私はDDRも10年近く触っていない上に元々の知識も少ないので、シーズンの進行と同時に楽しんでプレイしていければなとと思います(少しずつですが最近プレイするようになりました)
 また、BPLS3 SEASON 3 IIDX部門のドラフト会議も控えています。こちらも非常に楽しみにしていて、今年もBPL漬けの一年となりそうて今からワクワクしています。

読んでくださりありがとうございました。


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