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2020.06.23(tue) :怒りと祈り

 おれは毎朝6時25分に目覚ましをかけているが、最近毎朝5時45分に目覚める。
 そのまま起きる時もあれば、二度寝して6時25分に起きる時もある。今日は後者。
 誰が興味あんねん(©ヤナギブソン)だが、中邑真輔「Rising Sun」がおれの目覚ましだ。

 朝食は、昨日の田口SANADA戦とSHO鷹木戦を見ながら、デトックススープ、R1ヨーグルト、イチジクのパンを食べた。
 おれが育った町の特産品のひとつがイチジクで、町のいたるところに畑があり、庭で育てている家も多かった。
 イチジクが熟れて裂けた時の見た目の怖さと、よくわからない甘みと味から、子どものころは大嫌いだったが、25歳を過ぎたあたりから大好きになった。特に、ドライイチジクとクリームチーズをいっしょにバケットにのせて食うのが好き。
 昔は見向きもしなかった、仕出し屋をやっている祖母お手製のイチジクのコンポート入りゼリーも今や大好物だ。

 今朝の通勤電車では、6/22(月)の 『伊集院光とらじおと』を聴いた。
 おれは同番組の女性アシスタントの好みが激しく、基本的に火曜(竹内香苗アナ)と木曜(柴田理恵さん、伊東楓アナ)しか聴かない。

 そんなおれがなぜ月曜を聴いたかというと、プロ野球開幕直後週ということで、ゲストに野球解説者が2人も来る。そのうちの1人が月曜ゲストの高木豊だったからだ。
(ちなみに、水曜は岩瀬仁紀がゲストに来る。中日ファンの伊集院と岩瀬さんが繰り広げる中日投手陣トークには非常に興味があるが、おれは水曜アシスタントが世界一嫌いなので聞かず、内容だけツイートで漁るつもり。)

 伊集院は馬鹿力で高木豊チャンネルをよくネタにしていたし、おれもたまに同チャンネルを見ているし、楽しみにしていたんである。おれの好きな辻発彦回の話も出てきて楽しかったし、伊集院は豊さんの俗物感をちゃんと面白がってあげていて偉かった。
 「昔の野球至上主義」的価値観がおれはあまり好きではなくて、例えばamazonプライムのナイツの野球番組を見なくなったのも、そういう価値観にしがみついてメシを食っている人たちへの嫌悪感からだった。でも、豊さん言うところの「もはやAIが野球をしているだけ(それではつまらない)」的な話は非常に理解できた。おれも第六感に夢を見たいから。

 昼休みは久々に、会社近くの家電量販店へ行って防湿材を買った。梅雨時だというのにすっかりカメラの防湿対策をおろそかにしていたおれ。望遠レンズ2本を入れたケースの防湿材が気づくと水分で膨らんでいた。野球やプロレスが開催されない弊害と、おれのずぼらさが生んだ悲しい出来事である。
 来月には双方が客入れ開催を開始予定で、様子を見ながらチケットを申し込み、「そりゃ倍率高いから当たらんわな」とか文句をたれつつ、もし当選して観戦に行けたときのために、カメラのケアと、撮影の練習をそろそろ始めようと思います。

 週末の予報は曇り。飛行機とか花とか、近場の公園にでも行って、久々に望遠レンズで撮る練習でもしようかな。
 もう少し落ち着いてきたら、おれにとってのカメラの師匠と上野に行くか、ズーラシアの近くに住んでる友達親子と遊ぶかして、動物が撮りたい。
 緊急事態宣言前に、「あーーー野球選手もプロレスラーも撮れない! ムキ―!」となり、師匠と行った多摩動物公園が最高に楽しかったし、いい練習になったので、勘を取り戻すためにもぜひ行きたいのである。

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 今日も定時に帰宅(マッハではなかったのは、今日のNJCのメンツがメンツだったから)。
 小林誠司死球骨折の報に去年の坂口を思い出し怒り心頭だったので、外苑前の方角へ向かって無事であるよう祈りながら電車に乗った。

 家につくと、新日本プロレスからA4サイズで厚みのあるメール便が届いていたので、「これが会報ってやつか?」と思ってとりあえずテーブルの上に置いておいて、シャワーを浴び夕食の支度をした。
 
 夕食は、糖質ゼロ麺の中華麺に、千切りにしたハム・きゅうり・みょうが・トマトをのせ、めんつゆとミツカン「カンタン酢」を1:1で混ぜただけのたれで「冷やし中華風」をつくった。
 暑かったので、それをつまみにサッポロクラシックを1缶プシュウとあけた。

◆第1試合:YOH vs BUSHI

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 嫌いではないし、いいところもたくさんあるのだけれど、試合を見ていても単純に盛り上がれないのでそんなに好きになれない、という共通点をもつ2人の対決。
 デスペ様もつぶやいていたけど、シルバーの衣装がかぶっていて本当にタッグチームの仲間割れ試合を見ているような感じだった。
 おれも好きだから別にいいんだけど、小松くんは本当にハスキンとドーパンが好きすぎである。「新利の風」を掲げて、新技の名前を「ブラインドファルコン」にしてしまうようなこと、おれなら恥ずかしくてできない。そういうことを衒いなくできる人が、表舞台に立つべき人間なんだろうな、と内藤さんのグロリアを想う。

 いつもよりは少し感情が見えたし、BUSHIさんの不言実行の新技はよかったけれど、それでもやっぱり単調に思えてしまいました(ので、途中ハマスタの濵口やドームの戸郷の調子を確認しに野球中継へ浮気した)。

◆第2試合:天山広吉 vs YOSHI-HASHI

 帰りの電車で小林誠司の死球骨折を知りどす黒い気持ちになっていた時、心を和ませてくれたのがヨシハシの「Camon!」ツイートでした。
 が、それ以上でも以下でもなく、この試合の時はほとんどtvkを見ていました。

 濵口はいい投手だと思うんだけど、髪形は本当に「切れ!」としか思わないし、四球王でもあるので、心配していたんですよ。
 だけどこの日の濵口は違いましたね。やっぱり髙城あっての濵口なんだなと思いました。

◆第3試合:オカダ・石井・矢野・SHO vs 内藤・SANADA・鷹木・ヒロム

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 もちろんこの試合はちゃんと見ました。登場からバーバー再開に怯えるヒロム面白すぎた。
 ヒロムが圧倒的に稀有な存在たりえるのは、「プロレスラー界イチのコント能力の高さ」ではないでしょうか。知らんけど。
 野上アナも、プロレスの実況というよりテレビ千鳥の進行みたいな感じで喋っているように思えて、それも楽しさを倍増させてくれました。

 石井さんと鷹木さんのバッチバチとか、見るところはたくさんあったはずなのに、マジで矢野通とヒロムのやりとりでずっと爆笑していた記憶しかない。
 衣装の不自然なふくらみがバリカンじゃなくて消毒スプレー、でもやっぱり出てくる白いバリカン、注射を怖がる子どものようにリング外を逃げ惑うヒロム、呆れて手も出さないCHAOSロスインゴ勢。

 新日本の無観客試合で初めて客席に入るのは誰かな?と思ってたらヒロムと矢野だったという。中西さんと清野さんの苦笑いも面白かったし、まさかロビーまで行くとは思わなかった。
 てか、白いバリカンだけでなく、色違いの赤いバリカンも仕込んでいる矢野通、「白」と「赤」でおめでたい感すら醸し出してくるバーバー矢野、最高すぎでは??

 ロビーでヒロムを捕獲した矢野通が、バリカン使うかと思いきやテーピングでヒロムの両足ぐるぐる巻きにしたの超笑いました。ヒロムの泣き叫ぶリアクションも天才的。「コントはコンビ2人ともがうまくないとちゃんと面白くならない」ということを教えてくれる。
 オカダが困ったような顔をしてロビーに飛び込んできたのも最高だった。リングには戻れず両者リングアウトで終了。
 有プロで習った両者リングアウトを「両リン」って呼ぶやつを使いたいので書いていいですか。両リンって面白いですね。

 ただ自分でテーピングを切ればいいだけなのに、それをせず、テーピングで足結ばれたままのヒロムちゃんを内藤・鷹木が運んでいくのも超笑ったし、結局運んでもらえなくてキョンシーみたいにぴょんぴょん跳ねてたりしながら戻っていくヒロムちゃん、千両役者すぎでは。
 
 ヒロムと矢野、試合後コメント(ヒロムのラスト20秒の演技力、神がかっている)も、Twitter・インスタへの投稿も面白すぎて明日がこわいです。
 千両役者のヒロムを広夢に戻せるのは、同じく千両役者のタイチさんと矢野通だけ。最高。

 消毒タイムになったので、そういえばと新日本から届いた封筒を開けると、それは会報ではなかった。

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 6月あたまにあった新日本のスマホサイト会員限定プレゼント企画。おれは「ヒロムちゃんのネコかわいいクリアファイル[30名様]」(※ヒロムちゃんの、というのが正式な商品名なのである。ヒロムはこういうところもおそろしい)に応募していたのであるが、それが当たったのだ。ていねいにボール紙を入れ、折れないようにしてくれてある、その心遣いがうれしかった。

 そして、クリアファイルだけかと思いきや、キタザワ画伯のデスぺ×ヒロムイラスト入りポストカード(非売品)と、名刺風カード(ヒロム・ライガー・飯伏・棚橋・オカダの5枚)も入っていた。新日本、太っ腹すぎる。

 応募時の「ご意見・ご感想」欄には、このコロナ禍の中だからこそよりありがたみの深い、スマホサイトの充実した記事群への深謝を書いた記憶があるが、それは本心だし(this is really from inside my heart [ from "Starry Night", Hi-STANDARD])、特にペ様の記事について感想を書いたので、ペ様とヒロムのカードを入れてくれたりしたのかもしれない。

◆第4試合:後藤洋央紀 vs 高橋裕二郎

 「内藤さんは裕二郎に期待してたけど、結局後藤さんが勝つでしょこのブロックは」と思ったので、野球中継見てました(よって、画像とか感想とか割愛)。

 昨秋の宮崎キャンプで見て以来応援している北村拓己が今季初スタメンで活躍していてうれしい限り。
 
 よく「よくわからない」と言われるので説明すると、簡単に言えば、おれはセリーグ在京3球団を応援している、「巨人・ヤクルト・横浜の試合を全部見る人」です。
 もっと厳密に言うと、「球団のファン」ではなくて、その3球団に好きな選手が多くて、近くだからたくさんホームゲームを見に行けるので好き、という感じです。

 同様に、プロレスも「このユニットのファンです」というのは、厳密には、ない。

 どのユニット(球団)にも、さほど好きではない(むしろ嫌いな)人がいるので、「このユニット(球団)に所属する全員を応援しています」とは言えないのである。
 さらに重ねると、「このユニット(球団)のファンのこういうところが嫌い」という思いも強いので、おれは本当にタチの悪い人間なのだ。

 話がそれたけど、まあそういう感じで、チャンネルを戻すとやっぱり後藤さんが勝っていました。

◆第5試合:小島聡 vs EVIL

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 「今日はこの試合でEVILが勝たなかったらおれの心は死ぬな」と思いながら、入場曲の始まりとともに魔法陣ファンライトを点け、ミラノさんとともに祈りを捧げましたよね。もちろんこの試合はちゃんと最初から最後まで見ました。

 小島さんは、広夢が海外遠征に行く前の壮行会で、広夢がいなくなるのが寂しすぎて号泣&泥酔した、という話を知ってから少しだけ好きになったのですが、その時もっと寂しかったであろうナベをおれは応援しちゃうぞバカヤロー!!!
 EVIL好きの友達ともLINEで話していたんだけど、小島さんに勝たすんじゃないかと思ってしまっていたし、終始小島さんペースだったので畏れながら観戦。
 最後EVILのEVILが決まった時は、もう声を押し殺しながら大騒ぎでした。本当にイービルが勝ってよかった。

 ミラノさんがEVILの「タメ」をいじりまくっていて最高だったけど、EVILの言葉のタメのおもしろさは、バトルオワライヤルのNONAKA(小杉)のおもしろさと一緒だとおれは思っている(誰に伝わんねん)。

 気づけばWATTAを3缶ほど空けていて、ツイートも多めにしてしまったので、反省しながらワールドを消した。
 

 そのあと、母に電話して、この夏に引っ越しをしようと思っているという話をした。
 母も賛成してくれたので、明日から引っ越しの前準備を始めようと思っている。
 ストレッチポールを今夜もガシガシとキメたあと、日付が変わる前に眠りに落ちた。