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「芭蕉布(ばしょうふ)」について

沖縄県および奄美群島の特産品である「芭蕉布(ばしょうふ)」薄くて軽く、夏の日差しが強く汗をかきやすい沖縄の夏においても、肌にまとわりつきにくく、速乾性に優れていた衣類です。

芭蕉布(ばしょうふ)にはおよそ500年の歴史があるとされ、琉球時代には、上質な繊維で織られた芭蕉布が明(中国)や薩摩(鹿児島)へ貢納品として送られていました。
現在の沖縄では大宜味村喜如嘉(きじょか)が「芭蕉布の里」として知られています。後継者不足の中、今でも伝統工芸品として受け継がれています。

芭蕉布の糸の原料であるイトバショウは成長すると高さ2m~3mになる植物で、花や果実はバナナとよく似ているため、食べられそうにも見えますが、種が多いため食用には向かないので、お気をつけください。

芭蕉布の着物


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