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ネット情報を鵜呑みにしてはいけません。


今日、担当している事件で、相手方の主張に気になる点があり、ネットで調べ物をしていました。

その中にひとつ、法的な情報について理路整然と書いてあるサイトがありました。

書いてあることの信憑性について疑問を持ったので、法律そのものにあたったのですが、結果、そのサイトの記載は間違いであることが判明しました。

私は弁護士なので怪しいことに勘づいて調べ、結果間違いだとわかりました。

が、法律の素人の方は、簡単に信じてしまいます。
怖いなあ、と思いました。

ネット情報に誤りが少なくないことは、何も法律問題に限ったことではありません。

ハムスターに関するネットの情報も、私から見れば虚実入り乱れています。

一時趣味で訪れていた爬虫類ショップの店長さん達も、ネットの飼育情報は基本的に間違っていると口を揃えて言っていました。

爬虫類はまだ飼育方法が確立されていない種類も多いので、余計に誤った情報が多いのかもしれません。

なぜ、ネット情報に誤りが多いのか…その原因は必ずしも判然としませんが、文責者が明示されず、記載内容に責任を持たされにくいため、適当な記載が多くなることが一因のように思います。

また、ズブの素人に毛が生えたレベルで、専門的な記事を書くライターが少なくないことも原因のひとつでしょう。

ネットの記事を鵜呑みにして、とんでもない間違いを犯さないようにするためには、複数の記事を読み比べる、書籍が出ているものは書籍にあたる、原記事にアクセスできるときにはできるだけアクセスすることが大切だと思います。

法律に関しては、ネットで色々調べるくらいなら、無料相談でも、ネット相談でもいいので、直に弁護士から情報を仕入れることをおすすめします。

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