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ブローニーポジフィルム1本チャレンジ

PLAUBEL MAKINA670にKODAK EKTACHROME E100を詰めて、10枚撮り切ることをトライしました。MAKINA670は6x7なので、ブローニーフィルム1本で撮れる枚数は10枚です。たった10枚なんてすぐに消費できると思ったら大間違い。やはり高価なブローニーポジフィルム、じっくりと撮りたくなってしまいます。そのため、撮影ペースはガクンと落ちます。結局、10回シャッターを切るのに2時間くらいかかりました。

1枚目:気合いを入れるため、ガッツポーズのウォールペイントを激写。ダウンタウンの外れにある街で、全体的に寂れています。そういう街に惹かれます。
2枚目:ステッカーがたくさん貼ってあるメールボックス。ついつい撮りたくなる被写体。
3枚目:メールボックスを撮っていたら、近くのアパレルショップのお兄さんに話し掛けられる。彼も中判フィルムカメラを使っているとのこと。アパレルショップを案内してくれて、少しカメラ談義。日本人がデザインしたというTシャツも紹介してくれた。こういう一期一会はフォトウォークの醍醐味。
4枚目:アパレルショップを離脱した後、大好物の貨物路線で列車を5分くらい待って撮影。線路が立体的に並走し、印象的なペイントが被写体として最高です。CSXのイエローアクセントが、鉄橋の隙間にうまく収まって良かったです。
5枚目:同じく線路沿いで撮影。かなり劣化した煉瓦作りのビルが格好良いです。下側の線路に列車が通るのを待ちましたが、なかなか来なくて痺れを切らしてシャッターを切りました。それでも良い感じです。
6枚目:車のペイントが可愛い。手前の有刺鉄線をぼかし、奥行き感を意識して撮影しました。
7枚目:カップルが声を掛けて来たので撮影させてもらった。MAKINA670の大きなレンズが気になったらしい。女性のビビットな服装が素敵。撮影した後、ちょっとアンダーだったかなと思ったけれど、ギリギリセーフ。一段明るく撮れば、男性の表情もしっかり表現できたのが残念なところ。
8枚目:同じく男性に声を掛けられたので、撮影させてもらった。
9枚目:味わいのある印象的なドア。
10枚目:最後のショットは、印象的な馬のグラフィックの扉にしました。馬の疾走感を演出するために、あえて斜め構図で撮影。

建物など静止物の撮影は時間を掛けて撮影しますが、声を掛けて来た人を撮るときは、相手に迷惑を掛けないように手短に撮ります。この緊張感も良いです。10枚目を撮った時の達成感、そして現像から戻ってきたポジフィルをライトテーブルでルーペを通して鑑賞したときの感動は忘れられません。

カメラ:PLAUBEL MAKINA670
レンズ:NIKKOR 80mm F2.8
フィルム:KODAK EKTACHROME E100
現像:The Darkroom
スキャン:CANON EOS 5D Mark IV / EF 100mm f/2.8L Macro IS USM / Intrepid Compact Enlarger
出力:Adobe Lightroom Classic

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