アール・デコの劇場

サンペドロに1931年にオープンしたワーナーブラザーズの劇場「Warner Grand Theater」があります。90年以上前の建築で、当時最先端のアール・デコ調のモダンなスタイルが目を惹きます。現在は、歴史的な建造物としてサンペドロ市が所有しており、今年から3年かけて修善工事が始まっています。2026年に再開する予定です。

その劇場の前に、1940年代のキャデラックが停まっていました。まさにこの劇場がオープンした時代とマッチします。興奮してキャデラックを撮っていたら、車のオーナーとその友人が声をかけてきました。

右側の人がキャデラックのオーナーで、何と劇場で働いていたそうです。キャデラックを手前に劇場を背景に写真を撮らせていただきました。そして、彼らの目に私が持っていたLEICA M10-Pが留まり、少しカメラ談義に花を咲かせました。車好きはカメラ好きですね。

さらに、同じく劇場で働いていた人が声をかけてくれました。今は市の職員として、修繕工事中の劇場の管理を担っているそうです。その彼が、何と劇場の中を見学しないかと言ってきました。もちろん、喜んで中に入りました。

フォトウォークは、いろんな人との一期一会の出会いがあるから面白いですね。劇場が再開したら、また訪れてみたいです。

カメラ：LEICA M10-P
レンズ：Summilux-M 35/f1.4 Steel Rim -reissue-
出力：Adobe Lightroom Classic