スチールリム復刻版円形レンズフードの改良品が届いた
先日、「Summilux-M 35mm F1.4 スチールリム復刻版を一年使ってみた感想」という記事を書きました。その記事に、フォローさせて頂いているSTEEL RIMさんからコメントがありました。それは、円形レンズフードを装着するとケラレが出るという問題に対する改良品のフードを、昨年秋頃から製造しているという貴重な情報でした。
早速、その情報を元にLEICA U.S.A.のカスタマーサービスに連絡したところ、シリアルナンバーと購入レシートの写しを送付するように言われました。指示に従い指定の情報を送ったら、すぐに円形レンズフードの改良品を自宅に送付すると連絡がありました。送料含め全て無料です。で、その数日後に手元に届きました。
オリジナルと改良品を重ねてみると、かなり短くなっていることが分かります。不思議なことに品番は共に12486でした。こういう場合は品番を分けた方が管理しやすいし、顧客側も改良品かオリジナル品か容易に区別がつくと思われます。一般的には、どうなんでしょうか?
それぞれのレンズフードの高さを測ると、オリジナルから4mm短くなっています。20%以上の調整なので、かなり大胆に変更しています。
早速、簡単ではありますが、写真を撮って確認しました。使用したレンズフィルターは、マップカメラで購入した厚さ4mm(ネジ切りは除く)のものです。ロゴなど何も刻印がないシンプルなタイプで気に入っています。以下、全てJPEG撮って出しです。
次は空です。センサーのゴミは無視して下さい。汗
確かに4mm短くしたことで、ケラレが無くなっている事が確認できました。レンズフードは余計な光がレンズ内に入り込まないようにしたり、不意にぶつけた時の衝撃を軽減させる効果があります。邪魔でなければ装着した方が良いですね。一方、レンズフードを装着することでスチールリムのコンパクト性を損なうのは望ましくありません。とりあえず改良品を装着して運用し、レンズフードが煩わしくないか確認したいと思います。
しかし、気になる事があります。改良品を作ってオリジナル品を所有している人に無料で配布するのは、メーカーとして大変素晴らしい姿勢だと思います。一方、私はこの改良品をリリースしたことを知りませんでした。メーカーとしてアナウンスしていたのでしょうか?B&Hを通して購入者に案内してくれても良いはずなのに、そのような連絡をもらった記憶も記録もありません。ライカのホームページを見ても、そのようなニュースは見つけられませんでした。もしかしたら、サイレントアップデートだけで、問い合わせがあったオリジナル品所有の顧客だけに無料配布で対応しているのでしょうか?それならば、少し残念ですね。私がライカのアナウンスを見落としていることを願いっています。
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