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能作を見学

今日は、富山県高岡にある鋳造メーカー「能作」の工場見学と錫物製作体験を行いました。工場見学に向かう途中、ラジオから安倍元総理大臣の銃撃事件が報道されとても驚きました。アメリカでは銃撃事件が多発していましたが、まさか日本に一時帰国している時に、この様な卑劣な事件が日本で起こるとは思いもよりませんでした。本当に残念です。

さて、能作は、真鍮で仏具を作るメーカーとして1916年に創業した歴史ある会社で、最近は真鍮だけではなく錫を使ったオリジナル製品を多く製作、販売しています。錫の持つ柔らかいという特性を生かした製品はとてもユニークで、素敵なデザインと相まって人気商品になっています。

施設内にあるカフェの壁は、4000枚の錫のプレートと真鍮のロゴで飾られています。

トイレのサインも真鍮で作られており、とてもオシャレです。

工場見学では、真鍮製品と錫製品の製作過程を見せてくれます。私は、自分のLEICA MP 0.72 やLEICA M Typ240と同じ真鍮に親近感を持ち、興味深く見学させて頂きました。

カフェでは、コーヒーとプリンを頂きました。プリンは何年振りか分かりません。何の変哲もないプリンでしたが、美味しかったです。

工房で錫製品の製作体験です。

木枠と砂、道具など。
木枠の中にお猪口のベースと錫が通る道を置きます。
さらにパイプを置いて、錫の通り道を拡張します。
砂を詰めて砂型を製作していきます。意外と繊細な作業。私は割と上手く製作できました。
ベースを取り出すと砂型の出来上がり。これだけで、少し達成感。
錫を熱して溶かしています。
熱で溶かした錫を流し込みます。ここは危ないので、インストラクターが行います。
五分くらいで錫が固まるので、砂型を壊して中身を取り出します。錫の通り道の部分を切り取ります。
お猪口が出来上がり。かなり感動します。
インストラクターがバリを削ってくれます。
サンドペーパーで表面を整えて完成。

オリジナルのお猪口製作はとても楽しい体験でした。ここに来たら是非、錫製品製作体験は欠かせません。

能作のエントランス床に、真鍮で作られた大きな日本地図があったので、LEICA MP 0.72を置いて記念撮影。

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