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思い出の飛行機、ルータン ロング・イージー (iPhone 6s Plus)

5年前に、ルータン ロング・イージーという飛行機に乗る機会がありました。この飛行機は、後ろにプロペラがある推進式(プッシュプル方式)という非常に珍しいタイプです。第二次世界大戦末期に日本海軍が開発した「震電」という試作機も推進式でした。また、この飛行機はキット販売で自分で組み立てるそうです。当然、耐空証明が必要で完成後に検査するので、素人が作るわけでは無さそうです。

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後ろから見ると、こちらが前じゃないかと錯覚します。

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こちらがフロントです。前輪は格納されているので、前下がりになっています。乗り込む前に、ノーズを持ち上げフロントタイヤを出します。軽い機体なので、片手で簡単に持ち上がります。

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複座式(タンデム)で、後ろの席に座りました。開放感あるオートバイ感覚のコックピットです。

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離陸滑走距離はとても短く、簡単に空にフワッと浮かび上がりました。下に見えるのは、ロサンゼルスのトーランス空港です。

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ロサンゼルス上空の散歩です。

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奥に見えるのはロサンゼルス港です。今は、コンテナ船が沢山海上に待機しているのでしょう。5年前の海上はガラガラです。
タンデムシートにも操縦桿があり、海の上空で少しだけ操縦を譲ってもらいました。やはり推進式ということもあり、ハンドリングがスポーティーで機敏に動く印象でした。といっても、飛行機を操縦するのは初めてなので、適当なインプレッションです。ちなみに、この飛行機のパイロットは、フライトインストラクターです。

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飛行場にアプローチするとき、上空でP-51 マスタングと遭遇しました。管制塔からP-51から先に進入する様に指示がり、ルータン ロング・イージーはその後をフォローしました。これはこれで夢のような体験でした。この後、妻や友人もルータン ロング・イージーの体験飛行をしました。オーナーさんとしては、この飛行機を乗って喜んでくれるのが最も嬉しいことということで、ご好意により負担はガソリン代だけでした。私も、もしこの飛行機のオーナーだったら、そういう気持ちになります。それくらい素敵な飛行機です。

30分くらいの飛行でしたが、とても印象的なフライトでした。一時は、本気でフライトスクールに通うことを検討しましたが、目が悪いのと英語力の問題で諦めました。そもそも、そんなお金がありません。趣味として、たま〜に体験飛行をするので十分と結論付けました。

しかし、ロサンゼルスの写真って青空が素敵ですね。コロナ禍で1年半くらいロサンゼルスに行っていませんが、来年こそは行きたいと思います。その時は、カラーフィルムで景色を撮りたいです。

カメラ:iPhone 6s Plus


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