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Peak Designの三脚を半年間使った感想

 Peak Designの三脚を1年前にKickstarterでカーボンファイバーバージョンを購入し、昨年末に届いて半年が経過しました。その半年間の使用した感想です。私が所有している三脚は、Peak Designの三脚以外は、Manfrotto BeFreeとREARY RIGHT STUFF(RRS)のTVC-34LとArca-Swiss Z1+の組み合わせの三脚です。Peak Designの三脚は、Manfrotto BeFreeに代わるトラベル三脚として導入しました。

 結論を言いますと、買って良かったです。その一番の理由が、トレッキングでの運用が本当に楽だからです。コンパクトな設計が愛用のカメラバック(Niko F-Stop Camera Pack)の中にピッタリ収まります。カメラバックの外に括り付けるよりも取り回しが楽になります。収納性が最も高い三脚だと思います。

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 次に雲台です。雲台はかさばる部位ですが、この三脚は徹底的にコンパクトを追求して、唯一無二の雲台をデザインしました。実際に使いやすいです。 デフォルトでは落下防止のためのピンが二つついていますが、L型ブラケットを運用するために外しています。そのため、最初はロックを忘れるとカメラを落としてしまうのでは無いかと恐れていましたが、今のことろそのような事態は発生していません。カメラを装着すると無意識にロックしています。

 ロックの爪の部分はかなり小さいです。最も負荷がかかる場所よ言う事が、塗装が他よりも剥げてきていることから分かります。ちょっと不安がありますが、今のところ問題はありません。

 アルカスイス 対応というのも良いですね。Peak Designは元々CAPTUREというカメラクリップからスタートしましたが、その時からアルカスイス を採用しています。私もCAPTUREからアルカスイス の世界に入り、本家Arca-Swiss Z1+まで手を出してしまいました。

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 心配なところとして六角レンチがあります。この六角レンチはPeak Designのロゴが入った三脚専用パーツですが、向きを合わせないと落ちてしまいます。逆向きで入れても、パッと見ちゃんと装着したように見えるので、慌てていると間違った向きで装着して落としてしまう事故が起きてしまうかもしれません。このレンチ、$19.95と専用デザインだけに高いです。

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 一方、あくまでもトラベル三脚なので、剛性や振動の収束などはRRSのTVC-34Lと比較して落ちるのは否めませんが、カジュアルに運用するには問題ありません。トラベラーでも、もっと良い性能が欲しいというならばGITZOが選択肢に入ると思います。

 下の写真は、昨日サウスカロライナ州にあるChau Ram County Parkという公園にキャンプに行った時の様子です。

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 三脚があると、落ち着いて構図が取れますね。ただ、縦構図の自由度は限られています。

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 下の写真は、シャッタースピード2秒で撮影しました。Canon EOS 5D Mark IVにEF24-70mm f/2.8L II USMという重い組み合わせですが、ちゃんと撮影できました。川の流れがとろけたように滑らかですね。三脚で撮影する醍醐味です。

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 以上、半年使用した感想です。ちなみにスマートフォンホルダーも付いていますが、今まで一回も使ったことがありません。無くても良いのでは?個人的には、スマートフォンホルダーを省いて、少しでも価格を抑えてくれた方が有難いです。

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