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君は何故そこに存在したのか?<Rollei 35S>

Rollei 35Sは、主にカラーフィルムを詰めて、ゆっくりと日常を撮るスタイルです。今回のKODAK ProImage 100も、2ヶ月以上かけて気ままに撮影しました。

やっと撮り終えフィルムを巻き上げ裏蓋を開けたら、そこに存在してはいけない大きなフィルムの破片がありました。当然、悪い予感しかありません。私がハン・ソロならば「I have bad feeling about this」と言っていたでしょう。よく見ると、KODAK ProImage 100の前に使ったILFORD HP5+の破片です。とりあえず、iPhoneでフィルムの破片が入っている姿を記録して、忘れることにしました。

さて、そのフィルムがThe Darkroom(ラボ)から戻ってきました。撮り終えてから1ヶ月経っていたこともあり、フィルムが混入していた事はさっぱり忘れて楽しくスキャンを開始しました。

フィルムが混入していたことを忘れたままでスキャン開始。1枚目のショット。
3枚目のショット。何の影響もありません。
5枚目のショット。全く影響なし。しかし、よく見るとハレーションが少し不自然?
6枚目のショットで突然現れたフィルムの破片。ここでフィルムが混入していたことを思い出しました。
フィルムで撮った、馬とフィルム。
Edgewood AVEで撮った写真。大切な顔の部分をマスクするフィルム。
Barber Shopにも発生。
キャンプ場にも発生。
もちろん球場にも発生。
しかし、後半は画面から外れていきます。
そして完全に消えました。

フィルムで何か事故が起こると、気づくまでタイムラグがあったり、気づいた時は時すでに遅しというケースがあります。こういう事故が起きても、心穏やかに受け止める精神力がフィルム写真の趣味に求められます。

カメラ:Rollei 35S
フィルム:KODAK ProImage 100
スキャナー:Plustek OpticFilm 8200i SE
スキャンソフト:SilverFast SE Plus 9

今度は慎重に、CineStill 400Dを装填しました。


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