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観光地写真の難しさ

週末はテネシー州のナッシュビルに行きました。ここはカントリー ミュージックの聖地で、メインストリートではどの店でもライブ演奏が催される有名な観光地です。バンドは必ずエントランスに面したところで演奏しているので、店に入らなくても演奏を楽しめます。またカウボーイの町でもあるので、カウボーイハットやブーツのファッションを楽しんでいる人が多くいます。カーボーイブーツの女性は、とてもセクシーで印象的でした。音楽やカーボーイファッションだけではなく個性的なネオンによる夜の景観が魅力的で、一度は写真を撮ってみたいと思っていました。カメラは、いつものようにLEICA MP 0.72とLEICA M10-Pの2台体制です。

フォトウォークしていると、「それはMPじゃない?」と声を掛けられました。その男性もLEICA MP 0.72でストリートスナップを撮っていました。MPを持っている人と会うのは初めてでした。レンズはElmarit-M 28mm F2.8 ASPHです。MP仲間同士、カメラ談義で盛り上がりました。また、EOS R6 Mark IIを持っていた男性にも声を掛けられ、「LEICA Q3を買いたいんだ」と言っていました。彼とも長々とカメラの話をしてしまいました。さらに、LEICA Q2らしきカメラを持っている男性と目が合い、アイコンタクトで挨拶をしました。旅先でカメラ談義するのは楽しいですね。

この街の典型的なファッション。セクシーですね、
みんな盛り上がっており、カメラを持っていると撮影を求められる。女性が持っている男性の顔は誰だろう?
カーボーイブーツをスタイリッシュに着こなす女性。格好良い。
道路側に面しているところで演奏するので、外からでも楽しめます。
ビアバイクはたくさん走っていました。ロサンゼルスで乗りましたが、これは楽しい乗り物です。

観光地は国を問わず画一的な作品になる危険性があるのは分かっていましたが、今回、それをナッシュビルでまざまざと自覚することになりました。極端な話、わざわざライカで撮る写真か?という自問自答です。写真に納得感が無いのです。この原因をしっかりと深掘りしたいと思います。でも、そいういモヤモヤ感も、写真の醍醐味です。
あと、夜の写真が全滅です。高感度耐性のあるR6だったらもっと違ったかもしれません。キャノンなどの最新技術の素晴らしさを再認識させられるのと、高感度耐性も手ぶれ補正も瞳AFも無いライカM型の趣味性の高さを実感しました。

ナッシュビルは、ニューヨークやロサンゼルス、サンフランシスコと比較して、ザ・アメリカンな観光地でお勧めです。バーに入って酒を飲みながらバンド演奏を聴いて、次のバーに行くというシンプルな楽しみ方です。バンドが演奏しているのは、70年台、80年台の楽曲が多い印象です。私はツェッペリンの楽曲を演奏しているバーに入る、という感じで楽しみました。Whole Lotta Loveを演奏しているバーでは、みなさん拳をあげて大合唱でした。ただ、大きめのカメラバックを持っていると入れてくれない店もありました。手ぶらか小さなバックで観光するのが良いでしょう。珍しく、日本人とは一人も会いませんでした。

カメラ:LEICA M10-P
レンズ:Summilux-M 35/f1.4 Steel Rim -reissue-
出力:Adobe Lightroom Classic

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