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10代の若者に、トランス・カルチャーを気安く勧めてはならない『ジェンダー的な』理由について

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🐯♀(レズビアン)
同性愛者にとって(今の時代は)、ロボトミー手術を強制された時代とあまり変わらないんだよね。

🐦♀(ヘテロ)
それな…。
彼らがそこまで同性愛者を忌避する感覚が、正直サッパリ分からないですよ。
知識としてはその理由を学んだけど、全然、感情が付いていかないです。

🐯
海外は宗教的な理由はありますが。
私の若い頃なんか、学校の先生が「(同性愛は)気持ち悪いよなー」とか発言したり、男同士で「お前ホモかよ?」とか冗談言ってたりしたから。

だから、ナイーブな10代の頃は「男に生まれれば良かった、心は男性に近いのかな」とか悩んだ事もありますね。わりと、同性愛者はそういう人が多い💦
だって、テレビで全然同性愛を笑ってた時代だから。
子供にもバカにされる存在なんだって刷り込まれてましたからねぇ。

大人になるにつれて、異性愛も同性愛もいろんな人が居て、「何が幸せなのか」は、すごく難しい事なんだってわかるにつれ、ホモフォビアは大概消えていくんですが、10代の頃は、女性を好きになった事に対する嫌悪感というより、男性を好きになれない事で、男性からの社会的承認を得られないという恐怖の方が大きかったです。

トランス・レズビアン問題なんか、10代のビアンには、なんとか男性からの承認を得る手段に思える子もいるんじゃないかな。それは、ただ単に奴隷の考え方なんですけどね。

でも、子供の頃は、将来の夢は可愛いお嫁さん(ウェディングドレス着た1日だけの姿)ってのを疑いもしないですから。
それが、覆る事への恐怖って子供には、わりと深刻な訳で。

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お嫁さんになるためだけの教育…受けましたねぇ。(ウンザリ)
私はどんなにそう言われても全く納得しない子供だったので、学校の教師によく殴られた思い出が💢

🐯
私達の世代には、まだ体罰とかありましたよね。
自分はレズビアンなのに、子供の事は皆んな当たり前にお嫁さんになるんだと思ってたの、今は笑えますけどね。

🐦
お嫁さん…。それしかない…と、そういう教育でしたね。
お互い、子供時代を生き延びてよかった……。

🐯
私なんか、バカ丸出しなまま社会に飛び出して、いろんな人と知り合えて、話せて、本当に良かったと思います。

両親からのジェンダー教育が凄かったですから。
そら、バカに育ちますよ。

「足が大きすぎて女の子としては可哀想だから」と、わざと小さい靴を履かされてたから、体育はまるで出来なかった。

日本で子供に纏足をやってた訳だから。
それでも、私の足はしょっちゅう靴を突き破って成長しましたが。

🐦
もうね…。
丙午の女はダメとか、
天パの女は素直ではないからダメとか、
大学へ行くような女は賢すぎてダメとか……。
ウルセーーー💢

🐯
妄想というか、古い信仰を盲信してるレベルですよね。💦
呪いかな?みたいな。
「うるさいわ!」で片付けるべき話。
纏足させてまで、お嫁さん目指させてたんだから。

体罰もそうだけど、可愛いお嫁さんになる事をそうやって身体に刻まれた訳でしょ。そら、子供が、自身が同性愛者である事に気付くのって、わりと絶望的にはなりますよ

私は両親からだったけど、体罰(暴力)を使って、可愛いお嫁さんになれと教育された訳だから。それが果たせない時の子供時代の絶望といったら。

体罰による刷り込みから「生きていけないんじゃないか」という恐怖に変わる訳で💦

「可愛いお嫁さんになれない=暴力を受ける」という図式ですからね。

私はそこから抜け出すのにものすごいエネルギーを使いました。

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そういえば、男の方が同性愛者に対して冷酷ですね。
「男から冷酷に扱われる属性としての性的マイノリティ」に親近感を覚える…など、身に覚えがあります。

🐯
男性からの承認を得なければ「社会的に生きている価値がないっていう社会的構造は、ものすごく大きく関係していると思います。
小さい頃からそう刷り込まれて育ちましたから。

レズビアンなんか、生涯、男性からの承認を拒絶する事になる訳です。

だから、命をかけてまでトランスしてしまう同性愛者がいるのも納得できるんですよね。

同性愛者として死ぬよりはマシな訳だから。
そう体罰で教育された訳だから。
現実には楽しく生きていけるのに。

End


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