言葉の壁より心の壁。海外赴任で学んだこと。

定年まで8860日。
ぅ~長い。

この忌々しい8860日を、
努力して減らす活動をしている。

◎活動成果
配当金計3.3万円 -4日分ゲット。
ボーナス計15万円 -18日分ゲット。
出張手当計1.6万円 -2日分ゲット。
年末調整計50万円 -62日分ゲット。
退職貯金計18万円 -22日分ゲット。
補助金計10万円 -12日分ゲット。

2023年の活動成果は-120日。
結構嬉しい結果ですね。
来年もどんどん減らしていく!

さて、
海外赴任の経験について、
触れていく。

私は幼少期、
父親の仕事の関係で、
海外に4年ほど住んでいた。

初恋の相手も外人だ。
小さい頃の彼女は華奢だったが、
恐らく、民族的な平均で言うと、
身長もさることながら、
とてつもなくグラマラスになっているに
違いない。

帰国前にもらった、
貝殻のプレゼントは未だに
大掃除のときに出てきて、
捨てられずにいる。

まぁそんな海外生活の記憶が
少し残っており、
なんとなく海外で働くって
どんな感じなのかな
なんて興味はあった。

そして自分が社会人になり、
子供達を連れての海外赴任の
機会を偶然にももらった。


最初に思い浮かぶのは、
言葉の壁でなかろうか。

海外での初めての勤務、
工場スタッフは皆現地採用の方なので、
当然英語ではなく現地の言葉。
英語だったとしても、
知ってるのは日本の
カタカナ英語ぐらいだったが。

私の勤務した土地は、
メジャーな言語でもないので、
ひとまず、身近な名詞を
Google翻訳で覚えてみた。

最初は質問も覚えようとしたが、
質問して、返事がきても
理解できないと悟り、
自分がしたいことを
主張できる言葉を先に覚えた。

トイレに行きたい。
ラーメンが食べたい。
これが欲しい。
水が飲みたい。

いわゆる〇〇したい
だ。

まぁ主張すれば
いけるだろと思っていたが、
発音という壁を
この後味わうことになる。

現地では、
トイレがそこまで充実していない。

トイレに行きたい!
現地の人に初めて主張してみた。
だが、首を傾げられる。

発音を変えてやってみたが、
どうにも通じない。
まだネット開通してなかったから、
グーグルもいない。

お腹いただから
死活問題だった。

恥ずかしがってても始まらん
[お腹からうんちを出したい]
ジェスチャーで伝えたら、
おおー分かった!
みたいに笑いながら連れてってくれた。

発音も教えてくれた。

ジェスチャーは、
どこでも通じる、
最強の言葉だった。

そして、
言葉を一生懸命話そうとすると、
なんだかんだ発音を修正してくれたり、
知ってる日本語を使ってくれたり、

コミュニケーションを
取ってくれようとする。

そして、
英語が第一言語でないため、
独特ななまりはあるものの、
案外日本語英語が通じる。

流暢に話せたら、
そのほうがいいのかもしれないが、
別に話の流れをくんで、
おどけたり、
とぼけて笑いを取ることもできた。

コミュニケーションという
意味では飛び込んでしまえば、
大きく変わらないだろう。

怒ったり悪口を言ったら、
表情や態度でわかるし、
いい気分にはならないだろう。

逆に褒めたり、
笑ったりしていたら、
相手も気分がいいだろう。

ただ指示となると、
難しい。

正確に伝えないと
いけないときは、
雰囲気だけでは
難しい。

言葉で難しいときは、
絵を使い、
翻訳機を使い、
日本語がわかる子に通訳も
してもらう。

そんな事をしていると、
発音が悪くても、
なんとなく彼らも
私の外国語を
理解し始める。

そして私も
彼らの言葉を
聞き取れるようになる。

1ヶ月でなんとなく
聞き取れるようになって、

3ヶ月でおおよそ出てくる
単語は聞き取れる。

私の場合、
そこから半年までは、
なかなか習得が進まない期間があった。
現地の店に行っても、
言葉では通じないないし、
単語も思うように増えない。
ちょっと苦しい期間。

でもそれを超えて8ヶ月目かな。
急に聞こえる様になった瞬間を
覚えてる。

スーパーで買い物してたら、
周りの人の声が
物凄く聞こえて、
なんとなく会話の内容が入ってくる
不思議な感覚だった。

そこから、
タクシーの運転手さんに
話しかけると、
現地語で話してきて、
楽しく会話ができた。

相手も珍しいのか、
嬉しそうに話しかけてくれる。

普段の生活は、
そんなに話せなくても、
すこし不便なだけで、
暮らせないことはない。

でも、
会話できると、
こんなに生活が楽になるんだな、
人と会話できるって
こんなに嬉しいことなんだな
って感じた。

日本人が当たり前で育ってきて
急に外の世界に出されて、
心細い中で、
日本語に触れる機会があると、
ホッとする感覚が、あったが、

それを乗り越えて、
会話できるって、
安心感。

分からないけど、
友だちになりたくて、
最初は会話のきっかけを、
探しながら、
お互いの距離を見ていたけど、

ある時、
気づいたら互いに
好きなことがわかって
仲良くなって
別に会話のネタがなくても、
他愛のない会話をして
なんとなく
楽しい時間を
過ごしているような
そんな感覚に似てる。

結局、
コミュニケーションは
友達を作ること
なのかもしれない。

これは国が違えど、
根本は一緒。

言葉よりも
勝手なイメージで作ってしまった
心の壁のほうが、
実は厄介なのかもね。


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