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ココロとカラダ、ココロとお肌はつながっている

ソマティック心理学という分野があります。
西洋版心身一如、とでも言いましょうか、

カラダを動かすことで ココロも動く
カラダがゆるむことで ココロもゆるむ

ココロに働きかけるために
カラダからアプローチしよう、という心理学です。


もうずいぶんと前となりますが、
わたしはボディワークのインストラクターをしていました。

レッスンの参加者様が皆様
「あー気持ちよかった!また来ますね」
「カラダがすっきりして今晩はよく眠れそうです」と
スタジオを出る時に笑顔でお声がけくださるのですが

今でも忘れられない、ご年配の男性の参加者様が
ある時レッスン後にお声がけくださったコトバ。

「先生、わたしね。
 学生時代はずっと山岳部で、
 いろんな山を登ったんですよ。

 結婚してからは家内と山に出向くのが楽しくて、
 色んな山をふたりで登りました。

 その家内に、8年前に先立たれて
 わたしはその後、股関節を痛めて
 もう山に登るのは無理だと思っていたんだけど。

 でも今、先生のレッスンを受けて
 股関節がとても動かしやすいんですよ。
 いやー、こんなの何年ぶりだろう。

 久しぶりに山に行きたいと思いましたよ、 
 先生のレッスンを受けていれば 
 また山に登れるかもしれないって思いました。

 先生、今日はありがとう。」

きっとおさみしい日もあるであろう、
そのご年配の男性が
大好きだった山登りにまた出かけたいという
希望を抱いてくださったこと、
レッスンスタジオを去られる後ろ姿を見送りながら
涙が溢れました。

そう、ココロとカラダはつながっている。

カラダがほぐれることで、ココロもほぐれる。

また逆も然り、なのです。
ココロがほぐれることで、カラダもほぐれる。


わたしが劇的に吹き出モノが減ったのは
実は離婚をしてからでした。
(この頃は肩こりも冷え性もひどかった!)

元夫はとても良き夫、良き父で
円満な別離でありましたが
結婚生活の環境がわたしにとっては
どうにもストレスであったのです。

意見の違う、元夫側の親族に対し
「よき妻」を演じ続けたこと。

身分不相応というべきハイソな環境
(子どもの誕生会が一流ホテルのスイートルーム、
子どもの送迎を運転手さんが、というような方が
ゴロゴロいる、少し異次元での子育て環境でした)で
「よき母」を演じ続けたこと。

今のわたしであれば、プリテンドすることは
ないのですが、
若かった自分は
「少し自分が我慢すれば」
「本当はいやだけど、今だけ目をつぶろう」と

本当の自分を いつでもないがしろにして
よき妻、よき母を演じ続けたのです。

今になればわかります、あの時
ココロの内と、カラダを使って行っていること、
ココロの内と、使っているコトバ、が
如何に乖離していたか。
如何に自分のココロをないがしろにしていたか。

その当時は、その環境を離れたことが
ニキビや吹き出モノの快癒とつながっているなんて
思いもしませんでした、
肌の不調は外的な要因やホルモンバランスだけだと
思っていたから。

でも今ならわかります。

ココロが解放されたから 肌も解放されたんだ。

ココロが自分らしく循環しだしたから
肌も、元来の働き通りに循環しだしたんだ。

ココロとカラダはつながっている。
もちろんココロとお肌もつながっている。

あなたのココロとカラダはなかよしですか♪

食べ物や環境、外因だけが
お肌の不調の原因なのでしょうか。

ココロの内に、ひとり
「わたしさえ我慢すれば」という思いを
抱えてはいませんか?

苦しく、解消しきれない問題を
「わたしさえ我慢すれば」とその場にふんばって
懸命に堪えようとしてはいませんか?

ココロが健やかだと、カラダもお肌も健やか。

あなたのココロとカラダとお肌が
今日も健やかであります様に。

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