自宅療養中、いつアクションをおこすか 〜#病気の本棚
今日はもう一歩踏み込んで、「病状が進んだとき」いつアクションを起こすか、の話です。少し怖いかもしれません。でも知っておくと 「あ、これかな」というのが分かるかと思います。
こちら、友人のツイッターで知りました。
いやぁ、qantaさん良かったねえ、それ「重篤」一歩手前ですから。ほぼ間違いなく、一番悪かったときは酸素必要レベルでしたから。
感染したらどうしよう?何をしよう?
というギモンが世の中にあがってきたので、少しずつ認知は出てきたんでしょうね。で、今も熱が出てきて不安な人がいるかと思います。
日本にいる方は特に、ですが受診のタイミングは「息苦しさ」です。
qantaさんも書かれていますが(あるいは奥様の判断?)、熱を無理に下げる必要はない(水分は頑張って取ってください、そのために熱を下げるのはアリ)と私も思っています。
昨日厚労省が「軽症のウイルス陽性者は自宅療養」してねと出しました。(まぁ、院内の方が年令や基礎疾患などで もらったら命に直結する人が多いのでもっと早くそうしたら良かったのに。。。とは思うけど)
そうなると「いつ病院に行けばいいの?」になります。
こちらでも書きましたが
1.落ち着く
2.厚労省の8つのポイントに従って 仕事を休む、自己隔離準備
3.同居の家族が気をつけること
3に関して、気をつけていても家族が気をつけ始めるより先にウイルスをもらってしまうことがあります。このときは お互い思い遣りながら・・・
でね。この一歩先の話です。
qantaさんが書かれている「息苦しさ」、これは日本国内なら即「病院に問い合わせ」でOKです。というのは、
重症化するときは坂を転がり落ちるが如く
というのが医療者の認識。普段健康な方が「息苦しい」は コロナ禍があろうとなかろうとヤバイことしか頭にうかびません。だから
「息がしづらい」「泳いで息苦しいときみたい」
もうこの時点で問い合わせてください。自力で動けなくなる一歩手前だからです。(qantaさんはここで自宅で頑張られて治ったからよかったけれど。。。)
逆に言えば、熱が続くが呼吸はOKだ、というのは自宅でまだ見ていて問題ありません。
参考までに初めての喘息発作などで救急室受診する人の多くの「血中酸素飽和度(SAT)」は95-6%と記憶しています(統計があるかどうかはわかりません、自分の経験上の話です)。
これが94%を切ってくると初回発作なら救急車で来院されるのが殆どです。喘息を長く患っている方は、病院に来るタイミングがこのあたりになります。
話せない、立てない、というくらいだと90%前後。速攻で酸素投与です。多分、即入院です。(昔 1歳にならない息子がウイルス性肺炎のときSATモニターで86〜88%と出たのを見て私が倒れそうになった理由がこれ。アメリカはウイルス性はそうそう入院になりませんけど)
まだ確実な治療がないので、医療機関で出来るのは「脱水を防ぎながら、呼吸のサポートをし、その間にご自分の免疫が戦いに勝つのを待つ」なんです。
この呼吸のサポートに、重篤な人は人工呼吸器が必要になるというわけですね。ただ、人工呼吸器にのれたら助かるわけではなく、「ご自分の免疫が勝つ」に頼ってるんで、誰も分からないんですよね。
(呼吸は結構水分を出しちゃうんで、点滴があったほうが良いんですね。ご自宅で水分は取ってね、というのはそんなところもあります)
ある意味 流れはシンプルです。
熱・風邪症状 → 回復・普段の生活へ
↓
息苦しさ(呼吸苦)
↓
病院受診
↓ ↓
自宅療養 入院・酸素投与・人工呼吸器
↓ ↓
回復・普段の生活へ
これしかないんですね。残念ながら。
あとは、「じゃ、つぎはこんな感じかな」というのを知っておいたら良いかなとおもいました。
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本日のお持ち帰り「病気の本棚」
自宅療養中、息苦しさがひどくなってきたら病院に連絡!
みなさん、stay home and stay healthyで!
サポート戴けるのはすっごくうれしいです。自分の「書くこと」を磨く励みにします。また、私からも他の素敵な作品へのサポートとして還元させてまいります。