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通信教育課程の迷い

2年前の3月下旬は、まだ大学へ願書を出していなかった。

40年前に卒業した短大の卒業証明書や、改名による
戸籍なんちゃらの取り寄せなどに着手していた、全てが遅いわたし。
3月下旬。ほぼ同期の方々はすでにシラバスに悩んだりしているころだったはず。
既卒の短大は合併したり、春休みの事務は対応せずなど
そこに時間がかかった。

三日坊主のわたし

卒業証明書を取り寄せても、実際のところ編入学を決めかねていた。
なぜならば「三日坊主」だからだ。
通信教育といえども、お金がかかる。授業料は30まんえんだったかな。
曖昧にしたい部分はひらがなにしとく。

そこそこ大きなお金をかけて3日坊主だったらどうしよう。
小さい頃から飽きやすい性格で、「これだ」とコツを掴めたらもう興味がなくなってしまう。まあ、しかし芸術の世界にコツなどないので掴めるはずはないのだ。
3月に前職を辞め有給休暇中だ。
SNSでみた「通信の大学」の「利点」=学生の身分なのでそれなりの利点。
から、ふわっと調べたら、まだ願書は受け付けてもらえる。
出願した大学は4月半ばが締め切りだった。なんというありがたさ。
それに甘えて、ずっと書類を提出しないままだった。

ちゃんとこなせるのだろうか。1年で数単位でも取れるのかしら。
本もちゃんと読めなくなってきている老眼と脳。とても迷った。
遊びに行こうと思ってもコロナ禍で、まだ海外はちょっと敷居が高い時期。

前にも書いたが、締め切りギリギリで出願したので学籍番号はかなり後ろだ。
(スクーリング等の発表も最後になるのは辛かったな)

いつものわたしなら直感と勘で、すぐに投函するのだが、
今回は迷った。結果的には、そのちょっとお高い授業料が「やらなくては」と
じぶんを駆り立ててなんとか卒業することができた。


「入学」という言葉に浮かれていた頃

もし授業料が安価だったら

途中で投げ出していたかもしれない。
お金の価値には、実はそういう部分もあるのか。

当時は、本を集中して読むことができなかった。
履修登録をしたのが大型連休直前あたり。連休中に1年分の書籍や課題テキストなどが届いた。聳える山にたじろいだ。(教科書として配布の書籍にはお金はかかりません)
どこかの待合室に教科書指定されている1冊を携えて読み始めた。
すると多少、目は滑るがするするとよめていく。あの1時間で自分は覚醒した。
その場で理解できなくてもとりあえずページを読み進めてみようとした。
全てが頭に入るわけはない。その開き直りが良かった。
提出するレポートは、
わかったこと、わからなかったこと、理解を分別するためのものだ。

大事なこと

・取り組む課題の順番
 いくつも案を考えた 

・そのスケジュール
 無理がないように、でも少し無理をするように
ちょっと余裕を持たせること

わたしの専攻は、基本レポートだが、
実技の科目もとった。レポートと実技を交互にして
夏場の暑い時期は実技として、書籍を読むことを回避することにした。
それらのスタート時のスケジュールが功を奏した3年次の1年間だった。

しかし失敗もある。
履修科目に目移りをし、迷い、迷い、迷い、迷った。
大学から挙げられていたモデル科目そのままを登録した。
(え?)

1月後半から暇になってしまった。
いや、もっと1年目に目一杯
履修登録をすればよかったことが後悔。
そのため4年次前半は過酷な課題日程となったのだ。

自由と自制

通信教育は、自分の好きな順番で着手できることは
とても楽しかった。自由なのだ。
わたしは複数科目を並行して整えることは
難しいと感じたので、一つひとつこなす感じ。

達成感というものを得た。
あの時「飽きるだろうから編入学をやめよう」と決めなくて良かった。
そして今に至る。


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現在はDuolingoで韓国語、フランス語
ラジオ講座でハングル
あと資格試験の勉強も少しづつ

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