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何も考えないでただ見ればいい。

2泊3日の中目黒青葉台恵比寿だけの東京から帰ってきた。雲に見惚れた京都。
初日のお昼豊前房のランチのかしわうどんとミニかやくごはん。夜オーバーカナルのピスタチオクリームを挟んだコッペパンとダージリンのティーパック。2日目の朝、オーバカナルの朝食カリフラワーのスープとバケット無塩バターとダージリンティー夜豊前房のかしわうどんデラックス、ワカメときゅうりの酢の物、ちくわと卵のおでん、出汁巻玉子ひとかけら。かやくご飯少し。
2年ぶりの東京で味わいたい店も数あれど、
今回はfreedomdictionary展のトークショーの進行役がメイン、しかもカンマチ患者の必須薬ステロイドを忘れると言う失態^_^その為、暫く忘れていた痛みがぶり返し、切れると身体が動かなくなるという事実を突きつけられた。さすれば私は麻薬中毒だったのか^_^ 重い足腰肩首を引き摺りながら青葉台のビジネスホテルから最後の難関、代官山 鎗ヶ崎へ、その急な坂の側を東横線が祐天寺へと走る。私は重い鎖を嵌められた囚人の歩行のように肩を左右に振り、時折つまづく。仕舞に膝も笑い始め、それを痛みで膨らんだ手首で支える。そのいづれもが回転数を落とされた運動なのだ。がその分精神のビートは高揚している。何故なら2日間限りのトークショーは間違いなく弾けるからだ。結果125bpmをkeepする愉快な時間を楽しんだ。安堵した。とはいえ鉛の身体が選ぶ夜食は歩ける範囲の美味い店。だから青葉台を選んだともいえるその名はうどんの名店「豊前房」。かれこれ20年近く通っただろうか?渋谷界隈でのイベントの後は必ずここだった。しかもこの味は京都にはない。出汁が違う、うどんそのものの舌触りが違う、かしわも練りものも何もかもが澄んだ味わいなのです。
そして2年の歳月隔てた壁も、私をガッカリさせるものは何もなかった。敢えて言えば、ほんの少し若大将のカッちゃんが大人になったかな^_^
カッちゃん、不滅の味を永遠に!又いつか帰って来るからね。宣伝!良かったら是非貴方もお試しください。美味しいかったら、私に聞いたと伝えてください。次がいつになるか分からないからね。覚えていて欲しいから•••
2日目の朝、オーバカナルの朝食セットスープとバケットと無塩バターとダージリンティー、
夕方、駅側の焼き鳥、ミニ親子丼、
帰京した翌日の朝食 オーバカナルの林檎の
ショーソン オ ポム ほうれん草と椎茸の
バターソテーとボンポランテのトースト
昼シャーリーさんとこのジャコと小松菜のおむすび博多産鱈子のおむすびと黒豚の豚汁。
貴方が何を食べてるか教えてくれたら、貴方がどんな人か教えましょう。そんなセリフが聞こえます。つまり貴方にはもうお分かりのごとく、出来るだけ安価で納得する食事を心がけております。
一食を丁寧にすることが心を整えることだと思っています。

freedom dictionary 展

初日
田中知之 寺田克也 ヒロ杉山 谷田一郎 植田工
福津宣人 進行桑原茂一

何故描くのか?は省略して、何故買うのか?
作品の価格は誰がどう決めるのか?
最近の若い二十代の作家は自分で価格を決めると、ヒロ杉山の発言、40代以降の方々からは、
ギャラリーが決めるとの発言。
一度価格を決めると、途中で下げる事はしない。
サイズで価格を決めるので、その後は、描く時にそのことを分かって描く事になる。
今は空前のARTバブルらしく、ある団体がそのヒエラルキーを支配しているようで、そこ主催のオークションで若い作家の通常ならイラストレーションと定義される作品が現代ARTのジャンルと呼ばれ数千万円の価格になるとか・
しかし、そんな高額な作品として祭りあげられると、購入者は日本以外の国に求める事になる。すると若い作家が簡単に好きなように絵を描く事が出来なくなる。それはその作家の人生にとって良いことなのか?作家は好きだから描くのであって、売れるから、描くとなれば、本末転倒ではないか、ARTの本質が歪められるバブル時代を、肯定的に受け止められないと参加作家たちの切ない思いを私は感じた。いずれにしても、ARTを職業として生きていくのは並大抵の努力では叶わない。それでも描き続ける作家たちが今回参加してくれているのです。原画を見ることからしか始まらない。と私が行動し始めたのもそのことを知って欲しい。そして原画にはそのすべてが表れていることを分かって欲しいからなのです。描くのは人です。原画に触れそれを描く人と接することでARTの魅力を自分のものにして欲しいのです。
2日目
安斎肇 しりあがり寿 ミックイタヤ 若木信吾
植田工 進行桑原茂一ゲストやついいちろう
この日も、同じく、絵画を買うノウハウと価格の意味など曖昧にしておきたいARTの闇に松明を掲げました。ご存知ののように、このメンバーはオブラートで包む発言はありません。痛いところを笑いに変える達人たちです。その痛いところに突っ込んで笑いを獲る策士諸葛孔明コトやついいちろうの技が炸裂した。爆笑に次ぐ爆笑!
笑い転げるうちにARTの闇が天の岩戸が開いた。
私の勝手な解釈だが、ARTを買う事の如何わしさの霧が晴れたのではないかと自画自賛であった。
更に、
私の提案する「freedom dictionary展」は、
もし2回目があるならその思いをより明確にして原画に接し鳥肌が立つか?作家と接し心が通い合うか?総括としては笑い転げる開催したいと願い思います。
さて、
改めてお伝えするなら初代選曲家を名乗る桑原茂一(改名前本名茂)の始まりは音楽と笑いです。

古くからの友人でもつとも尊敬する音楽家
青柳拓次が、一曲歌ってくれました。
曲名は、「月の虹」
ハワイへ移民した日本人の情感を歌ったものです。しかも、私が音楽監修した映画、「ホノカアボーイ」の挿入歌でもあります。
その日は、その映画のプロデューサーの
杉山恒太郎さんもお越しになっていました。
事前に知らされてなかった事もあり、私も杉山さんも感無量だったと事でしょう。私はそれらを外しても、青柳拓次の歌そのものの美しさに心で泣きました。

青柳拓次


そして大団円は、私のリスペクトする俳優で声も綺麗な笑い転げる歌を連発する「小象」
曲名は、「都会その一」
内容はオシッコとお巡りさんの
話しですが、一発で笑い転げる歌です。
この日はこの曲だけで終わったが、ワンマンショーでは観客との大爆笑大合唱大会になります。
心から楽しめるライブです。小象の魅力は俳優大堀こういちの魅力です。俳優として生きるこれまでのすべての喜びと悲しみが小象を吠えさせるのです。そしてコールアンドレスポンスの渦はこの時代の澱んだ怨念でもあるのでしょう。家畜列車に詰め込まれ、生きる糧を得る為の奴隷暮らしと言って憚かることの無い現実をいっとき忘れるには鎧を脱ぎ世間体を忘れさせてくれる装置が必要なのだと思います。そしてその装置を生み出すにはそうした生きる苦しみを背負って来た体験者にしか担う事は出来ないのです。人の心を開くにはまず自分からパンツを脱が無ければならない。
その昔、「パンツを履いた猿」という書籍があったように・・女性の前だからではなく、
パンツを脱ぐ場が必要なのです。あっ滑った^_^

せやさかい、引っ越しはサカイ、また滑った^_^
私は大堀こういちを俳優としてリスペクトします。
俳優とは我を忘れて誰かに成り切る事が出来る人。
大堀こういちが生み出した「小象」こそ
私の救世主なのです。小さな沈黙。

小象

で、
私が笑い転げる事が子供の頃から好きだったのも、そうした観点から話すなら、幼少期が家族に恵まれず淋しかったからだと言う自慢話しになっちゃいます。しかしそのお陰でこの小さな雑誌を35年間続け、しかも展覧会を開催出来たのです。
つまり、世間でいうマイナスは必ずプラスを生むという好事例だと受け止めください。
社会へ目を向けるなら、
淡路阪神大震災も福島地震原発も
今日正に起こっている止めないウクライナとロシアの戦争も、勿論起こらないに越したことはありません。しかし現状の人類の知恵レベルやプライドラベルでは阻止する事が叶わなかつた以上、起こってしまった事はもう戻らない。1日も早く終わってほしいと願うが、憐れみや、やり切れなさを語るのではなく、視点を変えプラスの面を探り希望を探し語り行動する力を養いたい。
「 知ることは変わる事。」と養老孟司さんも自著「ものがわかるということ」でそうお書きになっています。
これも繰り返し話している座右の銘でもあるが、
人生を終える時は、誰もがフラットで終えるとか。つまり良い事だけの人生だと思う人にも同じだけの良くない事が起こっている。悪い事ばかりの人生だったと思う人にも同じだけ良いことが起こっている。ただそれに気がつくか気がつかないか、それだけの事。
気づく人生で有りたいがそう簡単ではなさそうです。でもそれで良いと思っています。
分かりたいからとりあえず生きてみる。
そして私はこう呟くのです。
freedom dictionary 第一回
楽しかったから
第二回目へ向かうよ!
やめへんで、freedom !
めくるで、dictionary !

初代選曲家 桑原茂一

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