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双極性Ⅱ型気分障害コラム(その1)うつ状態があったら、まずは病院に行く

精神科はしきいが高いとは思います。
でも、大丈夫です。
思ったほどはしきいは高くないですよ。

うつ病が治らないと思っていた。でも双極性Ⅱ型だとわかったら良くなった!!: 双極性Ⅱ型気分障害は、この治療で良くなります! | もいちゃん | Kindle本 | Kindleストア | Amazon からの抜粋です。

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(その1)うつ状態があったら、まずは病院に行く
 
うつ状態には医学的には細かい定義がありますが、一言でいうと
「抑うつ状態が2週間以上継続した場合」
となります。

では、うつ状態が出た場合はどうしたらいいでしょうか?

迷わず、精神科か心療内科を受診すべきです。

うつは気力や、気の持ちようでは決して治りません。

医師の指導の元での『投薬と休養』これが大事です。

でも、
「精神科や心療内科に自分が行かないといけないなんて、」
と誰もが思います。

筆者も病院でうつ病と診断された時、
「ああ、自分はなんで精神科にかからないといけない病気になったのだろう?人生終わった。」
と思いました。

でも、うつ状態は20人に1人は一生のうち1回はなるというポピュラーな病気です。
こころの風邪を引いたと思って気負わずに病院に行きましょう。
まずは、通院しやすい病院を探します。病院に電話をして予約を取ります。
 

そして、ご家族のおられる方はできるだけご家族の方とご一緒に初診に行くことがいいと思います。

なぜなら、あなたが治療したいと思ったとしても、ご家族の方が

『あなたは病気ではなく、ただのなまけ病だ。』
とか、
『気分が沈んでいるのは気の持ちようだ。』
とか、
ましてや
『家族から精神科に通院する人が出るなんて信じられない。』
と思っている可能性が大だからです。

このため、ご家族の方も、あなた自身と一緒に医師からうつについて正確な知識・情報を得ておく必要があるのです。

ご家族の方がうつに対して正確で適切な理解をしてくれる場合とそうでない場合とでは治療の効果が全く異なってきます。

また、(その14)にあるようにお薬の管理も家族の方の協力をもらってすることが大事だからでもあります。
 
病院にいくと、最近の精神科や心療内科の病院はとても小奇麗にているので、
「あれ?何かイメージが違う。」
と思うと思います。

クラッシック音楽がBGMで流れていたり、ファッション雑誌が置いてあったりします。

多くの病院の初診では問診票の記入、医師の診察などで、1時間位かかります。

その中で発症の経緯などを特定して今後どういった治療をしていったらいいかを診断してくれます。

最近のうつの治療は、服薬が殆どです。

医師が患者の状況を見て、処方する薬を決めます。

一般的には抗うつ薬が処方されています。

このお薬は効果が出るまでに2週間程度の服薬が必要です。

うつは治せる病気ですから、医師の指示に従って服薬していれば、必ず軽快します。

一番しては駄目なことは、医師の言うことを信用せずに薬の量を勝手に増減したり、止めたりすることです。

服薬の効果がでるまで約2週間かかりますから、それまでは多少の副作用がでてもじっと我慢して薬を飲み続けてください。

それでもお薬の量を変えたい時は必ず医師に相談して、医師の指示のもとに変えてください。

服薬をはじめた最初の2週間はちょっときついですが、我慢してください。

2週間すればうつが完治するという訳ではないですが、お薬の効果が出だしますから、ここからはお薬の量を調整していって、あなたの症状にあった最適なお薬の量を探していく作業になります。

最適な量が見つかった時には、多分うつ状態はかなり軽快していると思います。

ここまでくれば、もう大丈夫です。

でも、良くなったと思って勝手にお薬を止めたり減らしたりしないでください。

お薬を急に止めると発症前よりかえって症状が悪化する可能性があります。

必ず医師の指示に従って、お薬の量は減らしていってください。

今は良いお薬が沢山でていますから、必ず良くなります。
 
気楽に病院に行って、あとは気長に治療です。

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