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12/8は出張イベントでシナモンロールなど売ります。

地球にやさしくなくて申し訳ないが、LEDが普及してからというものクリスマスのイルミネーションがつまらなくなった。いや、これはただ、もう自分と世間の人たちとの趣味の違いということなのかもしれない。みんな、赤とか青とかが好きなんだな。

子どもの頃から毎年楽しみにしていた銀座通りのミキモト本店のクリスマスツリーも、ビルの建て替えとともにとうとう姿を消してしまった。理由はよく知らないが、きっと経費節減ということなのだろう。世知辛い。ほかにも、年末の銀座の風物詩といえば松屋デパート前で行われる「救世軍の社会鍋」があるが今年はまだ見かけていない。なくなっていないことを祈る。

ところで、フィンランドのクリスマス料理にはスパイスをふんだんに使ったものが多い。クローブを刺してオーブンで焼いたハムの塊やジンジャーブレッド、スパイスのたっぷり入ったホットワインなど。これはある人から聞いた話だが、これはクリスマスに賭けるフィンランドの人たちの「一球入魂」的な情熱の産物なのだとか。

つまり、かつてまだフィンランドが貧しかった頃、遠い国からはるばる運ばれてくるスパイスはどれも高価でそう簡単には手が出ない代物だった。そこで、せめてクリスマスくらいは贅沢をしようと、心置きなくスパイスをふんだんに使った料理が食卓を飾ったのだそうだ。日本でいえば、それはさしずめ正月のおせち料理のようなものなのだろう。

実際、そういう「一球入魂」文化は、日本でもかつては当たり前だったように思う。それが、 商機を増やしたいがあまり、バレンタインデーやら父の日、母の日、ハロウィンにブラックフライデー、よくわからないけれどとりあえずプレミアムフライデーとかなんでもかんでも導入した結果、かえってメリハリを失って商機が薄まってしまっているような印象がある。

人間アホじゃないから、年がら年中お祭り騒ぎはできないようつくられているのだ。先頭に立って煽っている側だって、逆の立場になって考えれば容易にわかる話だろうに。個人的には、ワクワクはせいぜい半期に一度くらいがいちばん効果的に思えるのだが。

さて、12月8日(日)は谷中のギャラリーTENで開催中の「ランミンヨウル あたたかいクリスマス展」に「moi」として参加させていただきます。

正午よりフィンランド風シナモンロールとWILL cafeさんの木苺とシナモンのヴィクトリアンケーキ(各400円税込)の販売をいたします。シナモンロールはカフェクのローズ後はじめての販売となります。売れるかどうか不安。

そして、お菓子とドリップコーヒーつきのおはなし会も人数限定で開催します。場合によってはふらっとお越しいただいて参加できることもあるかも。12時〜、13時15分〜、14時30分〜の3回各1時間です!

フィンランド好きな作家さんによる展示も楽しいので、ぜひ谷根千散歩がてら遊びにきてください!!

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