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日々の言葉 歯磨き粉・ケアをひらく・フィンランドカフェの相談

34.歯磨き粉

家で、アメリカから送られてきた歯磨き粉をいま使っているのだけれど、その匂いが虫さされに効く「ムヒS」以外のなにものでもなくて、毎日使うたびにウワッとのけぞっている。いかにも虫歯に効きそうではあるが、冷静にかんがえたら(かんがえなくても)ムヒSはべつに殺虫剤ではなかった。ムヒSは虫刺されに効く薬である。

それはさておき、あまりのムヒS臭に思わず

よくもアメリカ人はこんな「ムヒ」みたいなもんで歯を磨けるなぁ〜!!

などと叫んでしまったのだが、冷静にかんがえたら(かんがえなくても)アメリカにムヒSはないのだった(たぶん)。なので、むしろ日本にいるアメリカ人からしたら

ワイフが言うんだよ、なんでジャパニーズは虫に刺されると歯磨き粉を塗りたくるの?ってね(笑い声のSE)

といった感じなのだろうな。事ほど左様に、物事を思い込みで断じるには危険がともなう。小学4年だったら、すぐにでも喧嘩に発展することまちがいなしだ。

上と下、前と後ろ、表と裏、それに右と左。物事には多様な側面がある、つまり判断には死角がともなうということを判った上で断じるべきものである。

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購読の仕方がわからないという方に、こちらでわかりやすく解説しております。ご参考まで。

35.ケアをひらく

自分にとって、それがいますぐ役に立つかどうかはともかく、また内容に興味があるかどうかはひとまず別にして、とりあえず手にとってしまう本に医学書院の「シリーズ・ケアをひらく」がある。

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