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【ソムリエ勉強用メモ】ニュージーランド編 ~主なブドウ品種~

最大生産量を誇ったブドウ品種は、1995年まではミュラートゥルガウ、1996年~2001年はシャルドネ、2002年以降現在まではソーヴィニヨン・ブランと、主要品種が目まぐるしく移り変わってきた

■白ブドウ
1位:ソーヴィニヨン・ブラン (生産量・面積共に全体1位)
2位:シャルドネ (全体3位)
3位:ピノ・グリ (全体4位)

4位:リースリング
5位:ゲヴェルツトラミネール

■黒ブドウ
1位:ピノ・ノワール (全体2位)
2位:メルロー (全体5位)

3位:シラー
4位:カベルネ・ソーヴィニョン
5位:カベルネ・フラン

~ピノ・ノワールのクローン~

ニュージーランドではこれらのクローンが基礎を成しており、求めるワインのスタイルに応じて複数を組み入れることが一般的

【ヴェーデンスヴィル・クローン】
・スイスのWadensvil研究所経由でもたらされ、1960年代から存在
・「10/5(テン・バイ・ファイヴ)」。相対的に華やかさに欠け、やや地味で単調といわれるが、高評価を得ている生産者も少なくない
ポマール・クローン】(コート・ド・ボーヌ
・1970年代にカリフォルニアのデイヴィス校からもたらされた
・デイヴィス校のHarold Olmoハロルド・オルモ教授が1940年にブルゴーニュの「シャト・ド・ポマール」から採取してきたとされる
・「UCD5」など。色調豊かで、濃く、バイオレットの香り、肉厚な果実の特徴
【DRCエイベル】(アラタンギ・クローン)
・1970年代半、税関職員のMalcolm Abelマルコムル・エイベルがフランスからの帰国客から没収した枝。DRCの畑から取ってきたものだとされる
・その後、マーティンボローのアラ・タンギを興すクライヴ・パットン氏がもらい受ける。アラ・タンギの畑は当初、このエイベル・クローンだけで仕込まれていた
ディジョン・クローン】(コート・ド・ニュイ
1988年に前述のクライヴ・パットン氏がフランスから「115」番を入手。以降他の番号のものも複数のルートでニュージーランドにもたらされた
・モレ・サン・ドニの「ドメーヌ・ポンソ」から採取された枝で、「113」「114」「115」「667」「777(トリプルセブン)」の5種類
・総じて比較的早く適熟し、房は小さく密着粒。アロマ華やかでエレガント、明るい赤いフルーツに持ち味がある

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