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シカゴポストロック再訪 Rebeca Gates/Ruby Series

オルタナ色が強かったスピネインズ解散後、ジョン・マッケンタイアなどトータス周辺の人たちが集まって製作されたソロアルバム。

とにかくレベッカ・ゲイツの気だるいボーカルにと寡黙なギターが魅力的。
一曲目のノエル・クッパースミスのベースが控え目ながら印象的な「ザ・セルダムシーン」のジャジーな三拍子のナンバーから引き込まれる。
「ルアー・アンド・キャスト」「イン・ア・スターオービット」でのジョン・マッケンタイアのプロダクションが特に素晴らしく、ローランド808、ヴィブラフォンの音色がシカゴらしい雰囲気を持っている。

聞いた話によれば、この時のレコーディングはレベッカ・ゲイツを慕って集った面子がどんちゃん騒ぎだったという。

ポストロックというよりはSSW的な内容だけれども、ここでの雰囲気は他に代え難いものがあり、ここでの気だるい雰囲気はこの先十年二十年経っても愛聴すべき一枚といえる。饒舌とは言えないジャズボーカルのひとつの雛形としてあるべき形を提示したともいえる。

レベッカ・ゲイツはこの後長い事沈黙し、次のアルバムは10年近く間を置いてアルバムをリリースしている。

The Seldom Scene
https://youtu.be/aaK8bv4nas4

Lure And Cast
https://youtu.be/xUDttNctD_w

I received a levitation
https://youtu.be/emweYwCvV7c

Rebecca Gates of the Spinanes "Lines and Lines
https://youtu.be/A15XluPPcVU

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