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シカゴポストロック再訪 Bobby Conn/The Golden Age

不思議な人である。
世に言う奇人変人の類いの人ではあると思う。
まず振り返られる事がない人だとは思う。

迷書「モンドミュージック」言うところのアートスクールロックの項目に入れても違和感がないと言えばわかる人はわかるかもしれない…。

久しぶりに棚から出して聴いたものの、一曲目の「ア・テイスト・オブ・ラグジュアリー」は快活なブラスから始まるものの、その後の展開はセルジュ・ゲンズブールの「メロデイ・ネルソンの物語」じゃないか。ジャン・クロード・ヴァニエのようなストリングスはそのまんま。

Tレックスというかロキシー・ミュージックというかルイス・フューレイというか、妙に高い音楽性がさらなる謎を呼ぶ。

参加していたジム・オルークにボビー・コンってどんな人?という質問に答えを窮するくらい変人なのは音からも判別できる…と思う。

砕けた言い方しかできない人、それがボビー・コン。
ベックと同じくらい偏屈。いやベックが可愛く思えるほどというか。

https://itunes.apple.com/jp/album/the-golden-age/5509603

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