シカゴポストロック再訪 The Sea & Cake/One Bedroom
シー・アンド・ケイクの新譜を聴くたびに感じるのが「新鮮なマンネリ」。以前友人にそう話したら苦笑された。
基本は変わらないバンドだけども、アルバムの一曲目は必ずバンドの新しい面を見せるのでそう感じる事が多い。
前作「ウィ」でのオーガニックな内容から一転、「ワン・ベッドルーム」ではエレクトロニクスをまぶしたアルバムになっている。前々作の「フォーン」をパワフルにした印象をもつ。
「ホテル・テル」「ショルダー・レングス」でのエレクトリカルなパワーポップや、せわしないドラムが聴けるタイトル曲「ワン・ベッドルーム」などいつになく気合が入った曲が聴ける。
デヴィッド・ボウイのカバー「サウンド・アンド・ヴィジョン」ではアルミナム・グループも参加していて、このアルバムが目指したヴィジョンが提示されている。
シー・アンド・ケイクのアルバムの中でも、初期の華やかさは薄らいだものの一番聴きやすいくとっつきやすいアルバムだと思う。
https://itunes.apple.com/jp/album/one-bedroom/315862046
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