ダイアモンド・ドッグスからベルリン三部作までボウイの裏テーマであったノイ!やカンなどドイツのクラウトロックとの繋がりを紐解く。のちのポストパンクに繋がっていくボウイの最重要期。
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デヴィッド・ボウイとクラウトロック①/ダイアモンドの犬
パンクからポストパンクへ移り変わる時代に作られたベルリン三部作は、クラウトロックからの影響について語られる事が多い。しかし、クラフトワークやノイ!、カンなどの音楽と聴き比べると、似ている部分をさほどは感じられないようにも思える。ロウのB面で奏でられたミニマルやシンセサイザーの使い方に一番近しいものが感じられたりもするが、所謂クラウトロックの様な表現かというと違和感を感じる。確かにベルリンに住んでい
もっとみるデヴィッド・ボウイとクラウトロック③/ステイション・トゥ・ステイション
クラフトワークが77年にリリースした「ヨーロッパ特急」という曲の一節で彼らがボウイとイギー・ポップに会ったというフレーズが入っている。
この曲の「From station to station」というフレーズはボウイの76年のアルバム、ステーション・トゥ・ステーションからの引用であり、クラフトワークのメンバーとボウイ、イギーは実際にフランスで出会っていた。
・David Bowie - Thi
デヴィッド・ボウイとクラウトロック⑤/ヒーローズ
2013年、長い沈黙を破り多くの人の不意をつく形でリリースされた「ザ・ネクスト・デイ」。そのジャケットはアルバム「”ヒーローズ”」を塗りつぶす形で白枠に「The Next Day」とタイプされた古参のファンをドキりとさせるものだった。デザインを考えてこのアルバムが選ばれているかもしれないが、表現者としてのボウイ自身のキャリアのピークとして「”ヒーローズ”」を選び、それを更新しようという意欲を感じ取
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