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日本ビクターの業務用VHS ダビング機 BR-7000 メカ編
前回、ビクターのダビング機BR−7000についてお話しました。
https://note.com/mohyan/n/n6e9c6215617b
今回はBR−7000のメカについてもう少し詳しく説明します。
このメカはアルミダイキャストのメインデッキに、ドラムモーター、キャプスタンモーター、2つのリールモーターという4つの駆動モーターを持ったダイレクトドライブメカで、業務用VHSの最初のモデルBR-6400(R38シリーズ)から使われているものです。
ここでは、ダビング機にするにあたって前の機種から変更した点を中心に説明します。
1.テンションアーム
テンションアームにブレーキバンドを設け、テープのテンションコントロールを差動トランスからメカニカルなバンドブレーキに変更
![](https://assets.st-note.com/img/1690114389963-PC9s5dT2hN.jpg?width=1200)
2.ピンチローラーの圧着
ローディングリングに駆動されるギア(写真の上)を追加し、アームでメカニカルに圧着。
ピンチローラーの逃げ量が少なくなってテープが絡む恐れがあったので上部にガイドキャップ追加
![](https://assets.st-note.com/img/1690114477979-Ii5kMj3b3P.jpg?width=1200)
3.メカニカルなカウンター
巻取り側のリールに掛けるゴムベルトを追加してメカニカルなカウンターを駆動
![](https://assets.st-note.com/img/1690114520137-iUKyxxBR9R.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1690114746616-T2yD51xBiD.jpg?width=1200)
4.FF/REW用の供給側リールのサブブレーキを追加
ブレーキアーム、ローディング時に解除するアームの2つを追加
(巻き取り側はメカニカルカウンターの負荷があるのでサブブレーキは無し)
![](https://assets.st-note.com/img/1690115527463-FUPsSB9X9L.jpg?width=1200)
トップパネルに点検用の蓋
蓋を開けばドラム、A/Cヘッドの清掃が出来ます。蓋屋ネジは落下しないようになっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1690113491500-QXrgwXmVl8.jpg?width=1200)
長くなったのでカセットハウジングの話はあらためて。
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