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Past reviews;MDR-EX750NAとNの比較 と WF-1000XM4;360 Reality Audio

SONY製品の過去レビューはこれが最後です。
探したら未だ何処かにあるかも知れませんが……
他に先日お知らせした、360 Reality Audioの体験をレポートします。

MDR-EX750NAとNの違い

両方ともインナーイヤーでハイレゾ対応ノイズキャンセリングヘッドホンだけど,750NAがノイズキャンセルユニットとバッテリーを内蔵するコントローラーを備えており、750Nはノイズキャンセルをウォークマンに任せており,対象となるウォークマンも限られている(ウォークマン NW-ZX100 / A27HN / A26HN / A25HN / A25 / A17 / A16)

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MDR-EX750N (NW-A27HN付属)
要はNAは何を繫いでもノイズキャンセルするけど,Nはウォークマン専用

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MDR-EX750NA

ドライバーユニットは共に9mm,アルミの筐体
違いは NAがノイズを捉えるマイクを外側と内側(音導管内)に備えており, Nは外側のみ。
音質に関わるボイスコイル等同じなので, NA と N を両方買う人はいないと思うけど, 手元のNW-A17がA27HNに変わったため両方を持ち歩くこととなった。
単品で購入すると価格が倍近く違うわけだが「実際どうなの?」と疑問が少しでも解ければと思う。
ノイズキャンセル
優:750N (NW-A27HNにつけて)
並:750NA ちゃんと機能はしている
最初に750NAを入手したので、久々のNCの静けさには感動した。
ただ路上でNCを使うと車の走る音が「シャー シャー」言うのは昔のNCと変わらないなと思う。
記憶が定かではないが20年以上前に単4電池で稼働するNC(確かSONY製)を使っていたことがあり、色々な意味で雲泥の差があるわけだが少し懐かしく感じた。
750NAのNCは良くできており,地下鉄では騒音をしっかり押さえている。
電車のアナウンスはかすかに聞こえてくるため、注意して聞けば駅を乗り過ごす恐れがなくなる(かもしれない)。
750Nはウォークマン側で環境を 飛行機-電車バス-室内-自動 から選ぶことができる。
飛行機以外は試してみたが750NAと比較してNCの効きが強い。
音楽を聴くだけでNCを強力に使いたいのであれば,A20シリーズを買い足すのもありかも。
750NA で 750N のようにウォークマン側 の NCを使うことはできない。
750NA のユニット電源をOFFにして使ってみたが, 750Nのように認識しなかった。
ウォークマンでNCを使うためには 750N のユニットを使うしかないようだ。
音質
これはドライバーユニット、筐体がほぼ同じため,同じようにしか聞こえない。
どちらも買ってから直ぐに聞くと 「やっちゃったかなぁ」 感 一杯の良くない音。 なんだろうー まとまりのない薄い音。
使い始めて数時間すると音が纏まり,高音低音ともに伸びてくる。
これは去年買ったXBAシリーズもそうだったが、工業製品と言えども最低限の慣らしが必要ということか。
スピーカー(B&W, Daliとか)の取説には 「大凡何時間くらいは必要」と書いているけど。
ほんとに必要ならそういうのを載せても良いと思う。
と、以前書いたメモをアップする前に, MDR-1A を買い増ししました。
オーバーヘッドホンを買うのはたぶん、中学生以来数十年ぶりだと思う。
発売から1年以上経っているのでネットにはレビューも多い。
この使用感については、またの機会に。

『またの機会に。』以降、このBlogは更新されておらず、今回たまたまショートカットを見つけてアクセス出来ましたが、変なタイトルのBlogなのでGoogle検索をしても見つかりませんでした。
我ながら、非常にニッチな比較をしていたと思います😊

360 Reality Audio

360 Reality Audio(サンロクマル・リアリティオーディオ)
「全方位から音が降りそそぐ、新体験。」

SONYのWebサイトにはこのような説明書きがありますが、聴いてみた感じでは、そこまでの体験にはならなかったかな😅

体験するためにはハードウエア(360 Reality Audio認定ヘッドホンと、再生可能プレーヤー)が必要です。
WF-1000XM4とA-105 が手元にあるのでこれは問題ありませんでした。

”Headphones Connectアプリ”の指示に従って、スマートフォンでA-105に表示されるQRコードを読み取り、指示されたアプリをインストールしてアプリの指示に従います。

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スマートフォンのフロントカメラで顔を枠内に入れた後、左耳側の撮影、次に右耳の撮影をして、その間、プライバシーに関する承認ボタンを幾つか押し(サーバに送られた撮影画像は、30日後に削除されるとのこと)しばらくすると”Headphones Connectアプリ”が次のように表示されます。

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Amazon music HDから3D音源を探そうとしたら、特集?が組まれていました。

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しばらく聞いてみたのですが『う〜ん』という感じ。
水平方向(感覚的には270度分くらい?)の拡がりは感じられますが、縦方向(特に上方向)の拡がりは、ドルビーアトモス(Dolby Atmos)のように、頭の上から音が降ってくる感じはありませんでした。
『演奏にもよるし、まだそれが感じられる楽曲はないのかな?』と探してみると、音が降ってくる感は少ないのですが、拡がりのある楽曲を見つけました😊

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STARWARSのサウンドトラックは、ULTRA HD 3Dです。
少し横方向からの音が強いように感じますが、映画館っぽく聞こえてきます。
拙作『安定を重視して就職したつもりの会社が・・・ブラックな地球防衛隊?だった件』では、たくさんSWネタとツールを使わせてもらっていますので、なんとなく嬉しいです😄

いかがでしょう?

まだサービスが始まったばかりの、360 Reality Audioのためだけに、いろいろな環境を整える(ヘッドフォン、プレーヤー、ソース)必要はないかも知れませんが、手元にあれば『お試し』はありかと。

Amazon music HDの楽曲には、3Dの充実よりも先に ULTRA HDを増やして欲しいところです。
HDマークが付いていて、16bit / 44.1KHz は「ハイレゾ」ではなく「ロスレス」なので、LL(Lossless)が正しい表記かと。

ここまでお読みいただき ありがとうございます
MOH