ぼくの凹凸。
ぼくの凹凸はなにかと上手くはまってくれない。
とくに、世間とか一般社会とは。
う〜ん、難儀だね。
小学生の半ばくらいから、
とくに特段悪いことはしてないはずなのに素直に思ったことを言えば言うほど、
「は?」とか「えぇ……そ、そうなんだ、、」とか訝しげな表情で言われることが多かった。
僕は人類のメスである。
ふふ笑 言い方。
「こんなこと今のご時世じゃ別になんということもない」
なんて言ってもいいけど、
なかなかそうもいかない部分もあったり。
いつまでもいじけてるつもりもないし、
別にじぶんの性別の特徴が嫌いな訳でもない。
むしろ好きでもある。
でもなんというか、仕事とか恋愛とか、オシャレとかの面でやっぱりなんか上手く説明できないことが多かったり、
そのせいで我慢しなきゃいけない場面が多かったり、
男の人とも女の子ともなんとも微妙な距離を作ってしまうじぶんがいたり。
そんなことどうだっていい、体調崩さずにお金稼げて自立できればある程度はなんでもいいじゃないか、
なんて思ったりもするけど、
ここを上手くすっ飛ばしてバイトしたり友達作ったり、あんまり気にしないで恋人を作ったり、
オシャレをしようと試みても、
やっぱりなんだかどうにも上手くいかない。
自分の好きなものや嫌いなものを偽ったり偽らなかったりしながら上手い具合に社会とも折り合いをつけて上手に付き合っていく
みたいな生き方ができない。
できるかもしれないけど、苦しくなってしまう。
だから今は一旦それらのことは置いておいて、
好きなものや嫌いなものを取り戻すことに意識をシフトさせる時期にしている。
忘れていたい。
姉ふたりは男性を好きになって、付き合って、幸せを見つけたみたいで、ぼくは、
それは嬉しい。
長女は結婚の話も出てるみたいで、
それは正直、結婚詐欺とかでもないなら本当に
いい人ができて結婚だなんてすごく正直安心したし、嬉しいし、
正直ホッとした。
でも嬉しくてホッとした気持ちの陰で少しだけ寂しくなったのも、虚しくなったのも、ほんと。
「だったらXジェンダーのコミュニティにでも参加して、そうゆう人同士で付き合えばいいんじゃないの?
別にストレートじゃないからって恋愛できないってわけではないでしょ」
そんな声が聞こえて来そうたけど、
ちょっと待ってほしい。
人のこころはそんなに単純ではないと、ぼくは思う。
いや、ぼくはぼくの心しか知らないけど。
でも、そんなに単純じゃないんだ。
「あ、そう。なんかめんどくさいな、お前。」
そう思うでしょう。思っても、思わなくても、
どっちも不思議じゃない。
だって、複雑なんだもん。そりゃ自分のことじゃなかったらこんな複雑なこと、めんどくさいしそこまでして理解したいほど興味もないし、
別に否定する気もないけど、どうこう言うほど興味もない。
そんなもんじゃない?
なんて、すこし冷めた気持ちになったりもする。
でもいじけてるとかではなく相手の立場を想像してみたらそうかもなって思ったり、する。
でもやっぱり彼氏を作るのは一回チャレンジして相手の男性の心を傷つけてしまったから、
よほど心を奪われない限り、しばらくいいかなって思う。
宮下さんは結婚した。おめでたい限りである。寂しかったけど。
野田さんも多分そろそろ結婚されると思う。
嬉しいのと切ないのとで、複雑である。
国ちゃん、
幸せでいてほしいけど、
できればもう少しこのまま、
曖昧なままならいいのになって、
思ってしまいます。
ごめんなさい。
ぼくの好きな芸人さん、
みんな幸せでありますように。
ぼくは寂しいけれど。
それでもおめでとうって、
思う気持ちも嘘じゃないと信じていたい。
その方がなんだか、潔いでしょ?
ぼくはくにちゃんみたいに、粋なおとこでありたい。
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