おん

こんなにも高いとこにいてすべてに手が届きそうなのにそばに立てば何も触れることができない。遠く見えるそこにはきっと行くことはできないんだ。こちらとそちらは何が違うのだろう。誰もおしえてくれない。問いかけてもいない。聞こえてこない。そこには厚い厚い壁とはがせない湿気があるのだから。こちらの空気は冷たく、足先まで凍っていくようだ。高尚なコーラスとあたたかなギターがここだよって温めてくれる。

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