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  • 30歳負け組を味わう

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円座はお尻の救世主だと言いたい

6月末に痔瘻の手術をして早5カ月。私のお尻からは今日もゴムが飛び出ている。 テレワークの仕組みが勤めている会社でも整ってきて、在宅ワークをする時間が増えた。 ゲーミングチェアとか、流行っているような机や椅子ではないけれど、仕事できる環境がうちにも揃って、それなりに良い環境で仕事できるようになった。 ただ一つ。在宅ワークになると出社していた頃よりも座っている時間が長くなった気がしていて、手術してもうすぐ半年になろうとしているのに、少しでも集中して座っていようものなら、今日

    • 駅のホームでの出来事

      目の前の景色に違和感が走った。 時刻は通勤ラッシュ帯。いつもの新宿。いつもの混み具合。 普段であれば目の前の列に注視して遅れないように 乱さないように電車に乗り込むことに精一杯なのであるが その日はたまたま右隣にいわゆるサラリーマンの空気を読みたがらない 若い女性がグイグイと列に侵入してきていて、いつもより 視線が右に注意を向けていたからだと思う。 自分が並んでいる列の右。新宿に止まって、わっと人をはき出している 出入り口の辺りがなんだかざわざわしている。 会社に出勤

      • Manchester by the sea

        I can’t beat it. 乗り越えられない。 今年もサクラが開花して、3月の終わり頃には恐らく満開を迎える。 つまり、恩師がなくなって約1年が経とうとしている。 お葬式に出るように言われたが、行かなかった。行きたくなかった。 私の記憶の中で、先生はいつも笑って飛び跳ねていて45周年を迎えるパーティ運営は昔とスタイルは違えど、いつでも誰にでもオープンだった。 数年ぶりにあっても、いつもそこでわたしを迎えてくれるホームだった。 もう違うんだな、と認められな

        • 歩道橋からながめる

          小さい頃から走ることが好きだった。 実家の近くには川が流れていて、川を伴走にしつつ防波堤の上を走るのが好きだった。 好きだったとはいえ、少し高いところを走るのは怖さもあった。 風が強い日なんかはこのまま飛ばされて川に落ちてしまうのではないか、と何度も想像したものだった。 そんな怖さが逆に私を川に向かわせたのかもしれない。 流れる水は止まることなく、私と一緒に走り続けていた。 大学時代の元彼の家の近くにも川が流れていて、片道40分以上もかけて自転車で遊びに行っては川

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