タイトルカップ反省会
صباح الخير
寒いです。タイトルカップが終わったんで、またいつものように徒然なるままに記事を書いていきます。とりあえず内容は結果を出せたごちうさです。ちなみに戦績は
りばあす(5人) 〇-×
東方(8人) 〇-〇-×
ごちうさ(15人) 〇-〇-〇-〇
その他参加者
ガルパ(7人)
いせかる(6人)
でした。ちなみに当名古屋地区は予選が17会場あったそうです。
1.ごちうさ(タイトルカップ)における環境考察
デッキ区分は大きく分けて5つ。使うデッキを決めるためにはまずこれらのデッキの特徴を把握する必要があるため、大雑把に考察するところからスタートした。
◇ラビットハウス
《静かな店内 チノ》《みんなで浴衣 チノ》に加えて、ココアにもA7が2種存在する。また、A6ラインも複数採用圏内であることから、力で蹂躙してくるのが得意。Dもリゼを中心に7以上が多く、全除去やヒールを含めたReバースの択も多いことから、とにかく安定している。エントリーを入れ替えられる器用さがあるため、盤面は基本的に強い。稀にココアが4回殴ってくるが、あの娘はなぜこんなにもDが低いのか。
弱点は、高スタッツの青札を中心に構築するため、序盤の除去に対する復帰が難しいこと。また、手札を消費するタイプではあるが、ドローがさほど強くないため、エネを含めた手札管理が難しいこと。ブロッカーを掻い潜れる手段がないため、ブロッカーを回す構築と対面した時にAの高さが全く生かせなくなること、などが思い浮かぶ。特に名古屋地区は全除去8枚構築のごちうさが結果を残しているため、復帰が苦手なのは非常につらいところ。
◇チマメ隊
汎用ブロッカーの属性があっているため、ブロッカーを8枚以上自然に組み込むことが可能。ドローと回収Reバースも十分あることから、ブロッカーを使った防御は一番得意。3種のReコンボ能力は書いてあることだけを見ればトップクラスに強い。
攻撃は《静かな店内 チノ》《みんなで浴衣 チノ》の2種にほぼ依存しているため、この2枚がタイミングよくエントリーに振ってこないととにかく打点が足りない。《軽やかなワンピース チノ》はブロック貫通能力を持つが、Reバースがセットされていても数字が足りない、Reバースがないと1枚しか倒せない、重すぎてエントリーにすぐ詰まる、など、難点も非常に多い。また、《軽やかなワンピース マヤ》は強力な破壊耐性を持つが、チマメ隊は自身でメンバーを空けるのが苦手なことから、エントリーに詰まりやすい特徴があるため、実は噛み合わせが非常によろしくない。《軽やかなワンピース チノ》と組み合わせて初めて真価を発揮するが、そんな盤面は数戦に一回ぐらいしかでてこない。数字だけで殴り合おうとすると非常に脆い。
◇千夜&シャロ
割と何でもこなせるため、デッキ全体を見れば対応幅が非常に広い。D8が多くブロッカー回収もでき、除去とヒールが対応Reバースにあることから、
防御よりなデッキタイプ。自身でメンバーを空けられるため、スパークデッキに近い形をとることもできる。
シナジーのあるブロッカーが1種類しかないため、序盤にブロッカーを引ける確率がなかなかに低い。よって防御がスパーク頼みになりやすく、序盤の不安定さが目立つ。また、ほかのデッキと比べてA7越えで3回殴れるキャラ(状況)が非常に少なく、打点不足で負けてしまうことも多い。2・3コスト帯にDの高い札が少なく、数字を意識すると高コストカードが増えてしまう。器用貧乏になりがち。
◇モカ
《ご注文はReバースですか?モカ》が10枚採用できたなら使っていた。
◇青山ブルーマウンテン
デッキ内が全て《青山ブルーマウンテン》にできれば使っていた。
以上のことから、
〇対ラビットハウス
①A7~8の継続打点をどう防ぐか
②序盤からの除去に対して復帰および返しの防御が現実的か
③相手のD7ラインをスムーズに突破できるか
〇対チマメ隊
①《軽やかなワンピース チノ》のA6ブロックされないで3枚抜きされないか(理想は+《軽やかなワンピース マヤ》発動時)
②相手のエントリーインの回数を少なくし、手札と盤面を揃わせないように戦えるか
〇対千夜&シャロ
①瞬間的に火力が上がるタイミング(《奇抜なネーミングセンス 千夜》《甘兎庵の看板娘》など)でブロッカーが使えるか
②A5ラインに3枚抜きされないか
③D6ライン《軽やかなワンピース 千夜》を3枚抜きできるか
〇対モカ・青山ブルーマウンテン
①見かけたら相手の勇気と構築力と愛を称えること
が構築上最低限必要なものであると判断した。また、
①能力でブロッカーを貫通されることが殆どないため、ブロッカー回転構築は一番突破されにくい(はず)
②火力範囲と守備範囲を大幅に伸ばす青Reバースは攻防どちらにも強く、全対面で有効
③ブロッカーと青Reバースはどちらもドローとの相性がいい
との思考のもと、悩んだ末にベースとなる構築をチマメ隊と決めた。(ちなみに没案にはD8を16枚入れた千夜&シャロがありましたがマジでカスでした)。構築上ネックとなるのが上述した《軽やかなワンピース チノ》と《軽やかなワンピース マヤ》だが、この2枚が構築の自由度を大きく狭めており、通常構築ではこの弱点を克服できないと感じたため、寧ろ使ってはいけないカードなのではないかと発想を変えてみた。
2.使用したデッキ
以上の結果、実際に使用した構築がこれ。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38240965/picture_pc_21e4c73088a5bd7f6b839215eccdeba4.jpg?width=800)
《軽やかなワンピース チノ》を外すことにより、チマメ隊の縛りが弱くなった。その結果、チマメ隊最大の弱点である打点不足を《ご注文はReバースですか?リゼ》と《鬼教官 リゼ》でカバーし、ステータスの低いドローの《以心伝心 マヤ》を一回り高ステータスの《ものさみしさ 千夜》に変更することが可能になった。《軽やかなワンピース マヤ》が外れたことによって空いた低コスト枠は《軽やかなワンピース メグ》で補完した。地味にスタッツも2-2-5から2-3-6へ高くなっている。
Q.どうやって戦うの?
A.ブロッカーを連射してがんばれ
以下、補足が必要そうなカードをピックアップして紹介
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38241946/picture_pc_5021b0ad136b60dc28e8fa80e1188e9d.png)
不足するアタッカーを増やすために採用。《3人いっしょ》があればD7相手に3枚抜きできるほか、ただ殴ってるだけでも除去札を捲られても攻撃回数を減らさないため、手数で優位に立てる。ドローが多いので、手札は確保しやすい。準決勝ではこいつが4パンしないと負け確定な状況で4パンしてくれた(神)。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38242253/picture_pc_a313b8a00c82cce9032b701a313bcf15.png)
ブロッカーが2枚あれば、かなりの確率で相手の番をスキップしてくれるやばいやつ。こちらの攻撃も通しにくいが、《3人いっしょ》があれば頑張って2枚抜いてくれる。やっぱ青Reバースは神(神)。4枚積むとこちらの攻撃速度がガクンと下がるが、毎試合1回は降ってきてほしいため3枚採用。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38242483/picture_pc_919a64ebbcf594009bd4be316a489f00.png)
《以心伝心 マヤ》との互換枠。属性縛りが弱くなったために採用することが可能になった。A4は相手の汎用ブロッカーや1コストを落とせる最低ライン、D5は3コストのスパーク持ちや2コスト以下にワンパンされない最低限のラインであり、《以心伝心 マヤ》とは違いエントリーで戦うことができる。また、《3人いっしょ》下では、ラビットハウスの3コストスパークをワンパンできるようになるため、やっぱり神。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38242814/picture_pc_2fb566a3316b24d415fc2303449d749e.png)
手薄になった2コスト枠の補完(これでもまだ枚数が厳しい)。D6は3コストスパークの一段階強化(A5)を耐えられるラインであり、相手の非アタッカーにワンパンされにくい最低限のラインだと思っている。Reコンボは自身のメンバーが埋まっていてこのカードがメンバーにいる且つ4コスト払ってもパートナーアタック権を失わない状況でしか使わないので、基本的には使わない。でもいざ使ったら対戦相手が真顔になる。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38243125/picture_pc_767defb4775d0829acbf1fb7017248d0.png)
かなり珍しい枠(だと思う)。基本的にはチマメ隊のスタートキャラは《ご注文はReバースですか?チノ》になることが多い。これは、①チマメ隊属性を早く溜めたい、②多投するブロッカーがドローと相性がいい、といった理由によるものだと思っている。しかし、《ご注文はReバースですか?チノ》の効果は非常に使いづらく、①本領発揮が6と発動タイミングが遅すぎる、②本領発揮にチマメ隊指定があるため、チマメ隊を持たないキャラを入れにくい、③自分のエントリーが強い場合は、空いたメンバーを手札から補完しないといけない、と欠点が多い。そのため、チマメ隊属性を持たないキャラが多く、手札からメンバーに置ける低コストカードが少なめなこのデッキには全く合わないカードである。代わりに採用した《鬼教官 リゼ》は、チマメ隊の弱点である、①妖怪1足りん、②メンバーを空けにくい、といった欠点を1枚で補完できる良カードである。恐らく今大会で一番活躍した。
3.終わりに
ごちうさは使うデッキを最後まで迷いました。最終的にはチマメ隊といってもかなりチマメ隊要素を外したデッキにまとまりましたが、その結果デッキもうまく回ってくれたので正解だったと思っています。アズレンの鉄血がこのデッキと同じくブロッカーを回すタイプなので、とても楽しみです(ロイヤルと重桜しか使ってない)。タイトルカップは終わってしまったので、この記事の内容がそのまま役に立つことはないと思いますが、考え方や経験は誰かしらの参考にはなってくれると思います。人という漢字は支えあってできているとよく言われますが(知ったかぶり)、私は1画目の支えられてるほうの人になりたいです。養ってくれる石油王を募集しています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?