(改訂)『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』
今回の目次は以下の通り🏄♂️
【余談:5ヶ月ぶりに再開、今回で終わらせる🔥】
実はこの投稿、5ヶ月前にある程度書いて、でも思い出し怒りがなかなかまだ抜けなくて。
最近はちょっと緩い内容ばかり、今の心身の状態はぼちぼち、のこのタイミングで一気に書き上げます🔥
今回のタイトルは、ドイツ帝国初代宰相ビスマルクが言ったこの言葉にしました。
私が大好きなコテンラジオで当時欧州列強の中で近代化が遅れていたビスマルクがこの台詞を言った歴史的経緯を知り、とても衝撃を受けて以降、割と今の現代においても、世間を見渡すとこの言葉の重みを感じる事が多いです。
以前、マンション管理に関する集まりで相当揉めた一件について当初、言及しないつもりだったんだけど、その後数日にわたって頭から離れなくて。
やはりしっかりと客観視するためにも、あと自分の外にこの事象を置く、という意味でも書き綴ろう、っていう。
【マンション管理の集まりで揉めた…その概要】
私が中古で購入したマンション、結構築年数が経過している事もあり高齢者の方が多い。
そのため、マンション管理に関して若い人を入れたい意向があったようで。
(そりゃ現役世代は普通に忙しくて出来ないでしょうよ…)
で、下記のイベントを契機に参加することになりました。
大体、時期は下記のつぶやきの頃。
【総会における大体の流れ】
その日の総会のざっくりとした流れは
・前年度までの管理費の収支に関する説明
・今のマンションにて現状の抱えている問題に対しこのぐらいのお金(住民から集めた管理費の口座から)を使っていきますよ
でした。
このうち、後者が主に
マンション内のシャワーが弱い、つまり水圧改善に関すること。
現状は高い階になるほど水圧が弱く、ちょうど設備の交換時期ということもあり管理会社が2社に見積もりを出したそうで…
それ自体は全然問題ないんです。
自分は最上階に住んでいるため事実、シャワーが弱いなとずっと感じていたから。
が、問題はその過程。
それを列挙していくと
1:施工業者の不透明な選定
2:見積書の内容(内訳)が非常に曖昧
3:多くの高齢者が管理会社の説明を真に受けている
4:高度経済成長期の金銭感覚世代VSバブル後の後処理を負わされた世代
5:同調圧力が強すぎ問題
6:起業を決意したキッカケの一つ
以下、詳細を書いていきます
(長くなりそうだ💧)
1:業者の不透明な選定
まず
・管理会社が2社に見積もりを出した
なんだけど
なぜこの大都会東京で2社だけの見積もりしかださないの?せめて3社でしょ😣
と管理会社に問うも
担当者「こちらのマンションに関する改修でよく理解しているのはこちらの業者なので」
ワイ「いやいや!この東京で2社しか改修できない業者がいない、なんてないですよね?その理屈は特殊なマンションの構造なら理解できますが、そんなことないでしょ?」
と詰めるも担当者は無回答。
2:見積書の内容(内訳)が非常に曖昧
今回の水圧に関する改修で見積書が添付されているも部品に関する品番の記載がないため質問するも業者曰く
「品番がないんです」
そんなことある?💧
オーダー商品じゃあるまいし😑
で、上記の画像の通り、冊子には一社のみの見積もりしかありません。
それについて質問をすると同席していた施工業者の担当者が
「それはウチでは開示していません」
と回答になっていない返答が返ってきた。
その費用を支払っているのはこちらにも関わらず、業者側が跳ね除ける、って普通のビジネスであり得ます?😅
こちらがお金を出す側、クライアント、だよね?💧
この返答を受けた時、私は既視感を覚えました。
(そういや俺が今の中古マンションを購入して内装をフルリノベしようと建築デザイン事務所に見積もりを出した時も同様だったような…)
だんだんイライラが…を抑えつつ🤢
ページをめくるとなんとか品番があるのを発見
(シャワーの水圧以外にも廊下のライトをLEDに変更しましょう、という議題もあったので)
これについて施工業者に問い詰めると
「もし規格が合わずに壊れる事もあった際、うち経由だと対応出来るけどネット購入だと出来ない」
とまたも回答になっていない返答が返ってきた。
だから3倍の価格で提示したわけ??🤮
「では商品だけこちらが注文して工事だけしてもらうことはできますか?」
と聞くと
「施工だけする業者はいない」
と担当者が言ったわけですが…ここ。これ。
俺が今住んでいる部屋。
中古で購入し、リノベした時にも出た建築事務所の担当の言葉と全く同じ。
はは〜ん、わかったぞ✨
つまり、この住宅関連の仕事ってすごくブラックボックスになってて(まさに最近の中古車販売ビッグモーターの問題でもありましたが圧倒的な情報の格差、つまり情報の非対称性を利用したビジネスで)、顧客に対して納得してもらえないような説明を堂々と悪びれることもなく不誠実な対応をしている、これが建築・住宅・管理業界丸ごとで起きているってことなんだな、と。
ここまで
業者の担当者VSワイ
の構図でした。
そんな様子を見ていた高齢者たち。
こんなおかしいことがまかり通っていることに賛同してくれるのかと思いきや
「業者にもいい思いさせないと、やってられないでしょうしねえ」
と驚きの言葉が(嘘でしょ)😓
自らカモ🦆だと理解していない鴨…
怒り狂っていたので言い過ぎた、と総会の終わりに一応軽く謝罪するも高齢者Aは
「…ふん」
な態度でした😑
(私の推測)
業者は恐らく約800万で受注したいけど商品の価格を正直に載せてしまうと工賃がやたら高く見えてしまう。
だから業者はそれを目立たなくさせるように商品価格に転嫁していったのかも…
3:多くの高齢者が管理会社の説明を真に受けている
こういうあり得ない値付けについて、ブランドビジネスだったらわかる。
だけど、生活に関わる改修ビジネスで行おうとする事がいかにおかしい事か、高齢者サイドはわかっていない。
もちろん消耗品ビジネスでないからある程度高額にせざるを得ない部分もビジネスを回す上である程度は理解します。
もしそうならそれを正直に言えば済む話。
この金額はこれだけの期間、これだけの人件費で…面倒だけど。
ちゃんと誠実に納得してもらえるよう交渉するのが本筋。
現在の日本において、この金額の重みがまるでわかっていない。
もちろん、それをなあなあでスルッと承認する高齢者たちもそう。
よくわからない他人を説得させるには合理性でしか腹落ちできないと思うんだけど、この人たちはある程度共通の価値観がある…情念?のようなものでジャッジメントしている印象。
その価値観が多数派なら俺がいる意味はないので今後このままなら理事はしない、と一応お伝えはしました。
多様性の重要さと同時に大変さ、単一の価値観の強みと弱み…
まさに縮図だな😑
そもそも、この改修費用は住人が毎月払っているマンションの管理費、いわばみんなのカンパで支払う訳で
(国で言えば税金にあたるもの)
賃金が上がらない、値上げが続く昨今、毎月の管理費が1000円でも下げられるなら下げたい…と思って割と激しいやり取りを行ったわけなんだけど。
そんな想いは俺だけ、の状態になっていてとても悲しかった…😭
なんだか頑張ってるのがアホらしくなる。。(本音)
若い現役世代はただでさえ忙しいのに、真面目に参加してみればこの始末😵💫
そりゃ誰もやりたがらないよね💧
高齢者のそのマインドが原因なんだけど、本人たちが自覚してないから余計にタチが悪い。
一応、総会の後半には
「理事として名前の記載をしてもいいですが、こんなアンフェア、非合理な場なら私が参加する意味がないので基本的に次回から辞退します」
とだけお伝えしました。
田舎のウェットな関係にウンザリして都会に出る若者、にも似たような構図に見えるの俺だけ?
それが今では日本に未来が見えなくて海外脱出する若者とも通ずるモノがあるよなあ。。
確かに日本が良くなるような萌芽は出てきている、けどそれがメインストリームになるにはこの世代がいなくなる10〜20年くらい後、なのかも…と暗い気持ちになりました😑
令和OSを日本にインストールするのはまだ先になりそうです。
4:高度経済成長期の金銭感覚世代VSバブル後の後処理を負わされた世代
<個人の感想パート>
そのような信用や信頼というウェットな関係で成り立っていた昭和の、日本の高度経済成長時代、それが結果として身の丈に合わない出費、果ては借金という形で国債発行をガンガン行い、その多くを(略)で日本経済が失速するわ、その後就職難で働く環境が変化し、それを後の世代に皺寄せを残して、今につながる少子化等の諸問題を日本に残していった世代
VS
そのツケをバブル以降、就職氷河期世代から始まりおそらく子供世代、下手すると孫世代までその尻拭いをすることになる世代
これはこのマンション管理に関する事以外でも、そもそも日本が抱える構造的問題でここを強制的に外科手術しない限り、改善は見込めない。
私は普段から現状をそのように理解しているので、このような事象に出くわすと一気に沸点が上がってしまう…っていう😑
(理性が働いているうちにそれをしなきゃ江戸末期や戦後日本と同様、日本がなくなるかどうかの瀬戸際、ハードランディングでしか日本は変われないことになってしまう。せめて近代史だけでもいいのでそこから知見を得て、理性的に対応しようよ…)
5:同調圧力が強すぎ問題
そして今回の出来事で俺の逆鱗に触れる箇所として
「日本社会を金銭面で支えているのは現在、主に20歳以降〜定年までの現役世代。
それにも関わらず物事を決める際、結局多数決になって、世代別の総数として圧倒的なボリュームゾーンである高齢層が実質的にお金の使い道に関する決定権を握っていること」
がこのマンションの取り決めの場でも如実にでていたこと。
ある高齢者から
「こんな感じだと終わるものも終わらなくなる」
とか
(上記記載の見積もりがネット価格の3倍乗っかっている事実に対して)
「そんなにお金が大事ですか?」
とか
「過去に住んでいた人でもこういう事言っていたな」
とか
(なに、この問いかけ。カモられてるのに道徳?😳)
(見積の妥当額の話をしているときに別の話題にスライドするのはこういう話し合いの場でまとまらなくなる要因なんだけど、まあどういうマインドで言っているかは何となく想像できる💭)
(大事な内容なのに簡単に終わらせるなよ😡)
しまいには
「だまれ!」
と言われるから
「そっちがだまれ!」
の言い合いになる始末💧
『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』
その間、管理会社の担当者は沈黙。
業者の担当者はなんとか沈めようとするけど…って管理会社って本当に狸だな。。
今回の発注の仕切りをしたのは誰よ?
知らぬ存ぜぬ🙉🙉🙊ですか。。
本当に改めて専門家とか職人とかそういう特権的立場にいる人の言葉を鵜呑みにしてはいけないな、と強く強く感じた瞬間でしたね😑
そういった意味でインターネットが普及して以降、ポジディブな面として
「知識のフラット化」
で、どんどん特権的な地位を剥がす効果があるわけですが、今回の記事と関係ないので省略。
6:起業を決意したキッカケの一つ
起業を決意したキッカケが上記のような住宅にまつわる不誠実な背景もあって
”室内の追加リノベーション”
”バルコニーの追加リノベーション”
の2つを手掛かりにこの慣行を変えていきたい。
それを現状、1人で進めています🥺
※部屋やバルコニーなど管理会社の許可が取れること
(個別最適化と施工時や交渉時の気配りや説明を大事にします)
※マンションの構造物、躯体はいじりません
元々は自分自身に起きた、リノベーションに関する出来事を下敷きに、コロナ禍で自宅待機をする中、自分の状況や欲求に向き合ったり、空いた時間に色々なソフトウェアやサービスを調べた結果
”…あ、やるなら今かも”
”昔は起業って全然イメージがつかなかったけど、今のビジネス環境だとスタートする要素が揃っているような…🤔”
↓
とりあえず収入を確保しながら並行して起業の準備を始める…に至りました。
上記2つの事業からスタート…は手段です。
自動車のテスラは自動車を売っているわけではない…車は目的を達成するための手段、と同じ理屈ですね、はい。
今の社会福祉の構造上、現役世代が稼いだお金を税金という名の
「カンパ」
で医療・福祉・インフラ・教育…etc
(利益を生み出しにくいもの、だけど生活する上で必要なもの)
に再配分されている。
これは当たり前ですが子供が生まれてくることで成り立っているわけで。
「もっと社会が滑らかになる仕組み、私自身こういう会社が欲しかった、というフレームを作りたい」
日本の課題は日本だけの課題、でもない。
それを実行するには
「(会社としての)場」なのか
「ゆるめの集団」なのか
「ギルド体制」なのか
未だ暗中模索。
ただし、正社員雇用はない気がする。
代わりに、強いインセンティブ設計が必要
(事業資金を確保しながら関わる人の働きやすさ、フィー、労働や成果に対する折り合いをどうするか?パラレルワーク前提?社労士や法務に詳しい人から知見をもらわないと💦)
1人だから出来ない、じゃなく1人でも出来るところから始める。
トライアンドエラーしながら、一つ目の分水嶺は
「クラファンで資金獲得をすること」
この場で、上記2つの事業分野以外の、それ以降のビジネス展開の青写真を提示する予定。
想定される競合の目配せもしながら、リサーチ対策の仕方も考えないと。
それでは今回はここまで。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました🙏
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?