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日報をアップデートせよ

こんにちは、もえやんです。

3月になり、次月からは社会人になる人も多くいらっしゃいますね。当社も新入社員を迎えるようで、とても楽しみです。

私の会社には「日報」があり、マネージャー陣以外は全員日報を提出をしてから帰宅します。この会社に来てから、新卒以来改めて日報を書くことになり、「めんどいな」と思っていました。笑

一方でどうせやるなら強く意義を持ってやりたいなと思い、意味を考えつづけてこれまで日報を書いてきたので、ぜひ新卒になる方や日報を書いている方に向けて考えていたことを共有したいと思います。

日報の目的を教えてくれる会社は少ない

まずアドバイスしたいのは、それが「当然だから」という理由で存続している"決まりごと"が会社には多く存在します。しかし、その"決まりごと"に自分のビジネスアワーの多くを取られるので、ひとつひとつ自分で目的と意味を持ってやっていかないと、ただのルール守るマンになってしまってかっこ悪いです。その"決まりごと"が、本当に必要あるのかを問うことができるビジネスマンになれると、(大げさですが)社会を大きく変えていけるようになると思います。

日報も、おおよそ「当然だから」という理由で存続するものの1つであるなと感じていて、新卒研修で「今日から日報を書いてください」と言われてなんとなく毎日書くんですよね。

でも日報ってなぜ必要なんでしょうか。そもそも毎日じゃなきゃいけないんですかね。日報の目的のインプットがされないまま、なんとなく時間を取られているのは非常にもったいない。日報の目的を定めるところから始めるのをおすすめします。

日報を書く目的(私の場合)

私の場合は、下記の3つです。

1. 特定業務に充てる時間の予実を知るため
2. 自分が成果やチームに貢献していたかを確認するため
3. 日報を読む人をインスパイアし、自分を知ってもらうため

それぞれについて詳細を述べます。


1. 特定業務に充てる時間の予実を知るため


私は、まず1日の頭に仕事の時間配分をがっつり決めます。

※この日はタスクを刻みすぎでしたね

業務にある程度のバッファをもたせながら、効率的な時間配分とタスクの優先順を決めてEvernoteに書いておきます。

そして、実際の時間配分がどうだったかを、記入していきます(あとで振り返るを何をしていたか忘れるので、私は1時間ごとにメモをとっています)。時間配分セットがこんな感じで2つ並びます。

全然思い通りに行かなかったですね。この日はバッファの見積もりが甘く、やろうと思っていたができなかったことがたくさん発生しました。この予実を比較することで、「MTGが長引く場合もある」「緊急でしなければいけないことが出てくる」ことなどを明日からは考慮しないといけないな、となるわけです。

また、時間をかなり細かく区切って書いているのは、「あるタスクにかけた時間が適正かを上司に判断してもらう」という意図があります。「これは時間をかけすぎだから、●分で収まると良いね」というインプットがもらえると、仕事効率をどう上げていけばよいかがわかりますよね。


2. 自分が成果やチームに貢献していたかを確認するため

業務の時間配分の振り返りをしたら、次に今日は自分のどんな行いが成果をあげることにつながったのか、チームをどうよくできたのかを言語化しています。

これを行っている理由は、たまに「なんとなく仕事した気分になってるけど全然成果につながってない」みたいなことがあるからです。手を動かす仕事というのはやった気になれるものですが、本当にそれってKPIに、KGIに、世界に貢献していますか?

どんなときにも成果をあげるという目的志向を忘れずにいるために、「思うだけでなくちゃんと言葉にする」はとってもとっても大事です。


3. 日報を読む人をインスパイアし、自分を知ってもらうため

1および2はどちらかというと自己向きのフィードバックですが、読んでくれている人にはその人の貴重な時間をもらっているという観点から、読んでくれている相手に何かをもたらすという思いやりエネルギーでこの項目を書いて日報を終えています。

余談ですが当社には"inspire"というワードが浸透しており、誰か鼓舞し、世界を変えようというカルチャーがあります。会社として、「一人でも、誰かを、世界を変えられる」というメッセージなのかなと思ってます。とっても温かくていいですよね。

具体的には、学んだことの共有だったり、ささった記事を自分なりに言語化して伝えたり、いいことがあったら共有したり、ときには誰かの良い行動に自分が刺激されたみたいなことも書きます。こんな感じ。

また、副次的にはなりますが、自分がどんなことを考えているのか、どんな本を読んでいるのか、どんなことが好きなのかなどを雑記的に書くことで、社内での自分のブランドを作ることができます。社内の自己ブランディングは非常に大事です。自分が得意なこと、好きなことをちゃんと発信していると、アサインのチャンスに恵まれます。言わないと好きは伝わらないので、とにかくしつこく「自分の好き」や「自分はこういう人」をアピールすることをおすすめします。


日報はルーティンや仕事を振り返り自己価値を高めるもの

新卒のみなさんはどの会社でも成長すると思います。そして、なんとなく仕事をしてなんとなく成長して、なんとなくお金をもらうこともできちゃうんですよね。一方で、やっていることひとつひとつに意味をもたせることが、成長の角度をあげていくためにとても大切なことなのではないかなとも感じています。ぜひ日報の意味は何かを考えて、お仕事に励んでくれるときっと世界平和が近づくと思います。


※実は日報ってもっとアップデートできると思うので、もし日報書いている方がいたらこだわりポイントをぜひ知りたいです!

ぜひ私のTwitter(@om180611)までご意見ください。

以上、もえやんでした。Peace!

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