「裏取り」という言葉に対する自分なりの意味

裏取り

読み方:うらどり

報道出版など分野において、事実関係確認を取ること、裏を取ることなどを意味する表現
(出典:Weblio 実用日本語表現辞典 )

最近では色んなトコロで聞くことの増えたワードの一つだと思います(勝手な思い込み)
一応オイラも、キングオブ泡沫ながら表現を志すものの一人ではありますので、この作業は必要に応じて必ず行う作業です。

そもそも、自分の周りには「裏取りを必要とされる方」の数が非常に多い。
何故かといいますと、クイズの「問題作成」という作業の中で、裏取りは必須事項と言って良いものだからです。
裏取りの甘い問題が世に放たれると、色んなトコロからツッコミが怒涛の如く押し寄せます。即ち、痛い目に遭う。
一度痛い目に遭えば、同じ過ちは繰り返したくない!となるのが心理でございますので、それ以降は裏取りを慎重かつ正確に行っていくようになる。
作る側・解く側のいずれにせよ、何らかの形でクイズというものに携わった人ならば、大凡ご理解ご納得いただけるのではないかと。

……と書きましたが、オイラは現状クイズというものとは少し乖離した場所に座ってるような人でして。
自分がやる裏取り作業とは、別の意味になります。

過去を遡ると、自分がこの媒体を使って文章を記すようになったのが2018年11月。
活動の流れで言いますと「オトナのオアソビという配信コンテンツの中で、ゲストをお招きするという事象が発生しはじめた時期」にリンクします。

ゲストをお招きしてのトークで、うろ覚え・付け焼き刃な記憶というものは自分としては「失礼な行為」と捉えておりまして、トークの本筋から脱線に次ぐ脱線に至っても、本番に至るまでの時間に、できる限りの情報を、限りなく正しい状態で認識した上で話題にする……というのが、あまり表じゃ申しておりませんが、自分の中での一つのポリシーでございます。
それでもやはり齟齬というものは発生しますので、すべてを正しく捉えきるというのは実に至難なことなのだなぁ、と裏取りをする度に痛感するのですが。

故に、ゲストをお招きするというイメージボードが脳内で描かれ始めた瞬間から、企画成立→即ち来客回本番の達成、に至るまでの間、可能な限りリソースを裏取りに充てる、ということなワケです。

この記事のエントリーの日時と前回のオアソビ配信日時を突き合わせますと、何故にこんなことを綴り始めたのかという答えは割と簡単に出るのですが。Web魚拓っていうのは有能でもあり無能でもあり、時折爆弾になってみたりと、実に取り扱いが煩雑なものではあるなー……などと考えながら。

今回の顛末は、それこそ時計を巻き戻すと昭和の時代の話にまで遡る話でしたので、過去一番裏取りをしまくった一週間であったのは間違いありません。
その分、中身の濃い話(脱線も含め)は出来たのではないか、とはある程度の自負はございます。

「ボルティモアの話は!!」というツッコミが即座に飛んで来ることは容易に想像がつきますので、ここで申し上げておきますと
「昨日の2時間強の中では、そもそもそこは核心まで至る予定ではなかった」
という筋書きが存在していた、という事実です。

論題があるとはいえ、基本フリートークですので中身は水物。
まして、皆さんの関心の一番の核心に至るまでに、それを取り巻く部分を先に押さえておく必要性が自分の中では存在していましたので、まずは最初にそこを(時系列はテレコになりはしつつも)踏まえた上で、次に訪れる
「早く来い来い、木曜日」
を設定するトコロまでが昨日のあらすじであった。ということですね。

無論、その部分の裏取りについても相当な時間とリソースを割いて行ってはおりました。トントン拍子で話が進めば、そこに行く可能性も十分に存在しましたので。
その上で水物はああいう着地点を迎えた、という流れになりましたので、それは日を改めて……と。

深夜の配信でござんすので、当たり前ですけどケツの時間は予めある程度決めておかねばなりません。これも大きな大前提ですね。
その中で「どれだけ盛り上がれるか、そしてどれだけ本質と正しいものを耳に出来るか&届けられるか」が手腕を問われる部分かなー??というスタンスで続けてきておりますので、今後もゲストの方をお招きする際は、何も考えてないだろうヤツも一応色々考えちゃいるんだな、というご理解を賜れましたら……
本日のエントリーのキモはそこの部分なんです、という自己弁護をしておきつつ。

苦労は色々ありますが、裏取りしたことがちゃんと答えに行き着くと、大きい達成感も多分に感じられるので、続けられるワケでした。
昨夜の言葉を引用しますと
「思いついたら、なるはや」
は忘れないように。

相変わらずの散文ですが、鮮度のほうを優先してのことですのでご了承のほど賜れましたら。
もし訂正する部分が見つかれば、逐次手入れしていく予定です。

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