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第61回宣伝会議賞 1次通過者発表のもろもろ

ついに1次通過結果が出てしまいました。思ったよりもタイムラインがまあまあ阿鼻叫喚状態というか、「期待より上」という人が少ないような気がします。
あと、多く書いている人ほど率としては下がりがちな傾向。まあそれでも通過本数だけ見ればそこそこあったりするので期待は残る。グランプリもゴールドも1本しかないし。

ちなみに適当にXのタイムライン上で拾った通過率を見てみるとざっと以下のような感じ。
※通過本数と応募本数を記載している人のものだけ

・6/752(0.79%)
・1/122(0.81%)
・17/1708(0.99%)
・11/334(3.29%)
・20/1759(1.13%)
・19/2205(0.86%)
・9/263(3.42%)
・10/2700(0.37%)
・4/806(0.49%)
・3/290(1.03%)
・13/1013(1.28%)
・3/166(1.8%)
・6/777(0.77%)
・6/1135(0.52%)
・15/2900(0.51%)
・4/1070(0.37%)
・2/60(3.33%)
・17/2900(0.58%)
・6/601(0.99%)
・22/1509(1.45%)
・29/2033(1.42%)
・2/250(0.8%)
・8/291(2.74%)
・11/236(4.66%)
・3/785(0.38%)


率が高い人というのは、だいたい本数が少ない傾向にある。200本とか300本を「少ない」と言っていいのかというのはあるが、4桁を超えると2%まではいかない感じ。
まあ別に通過率が高いと何かもらえるという賞でもないので、あとはどこまで上に行けるかだ。我が子を冒険に送り出すような気持ちで見守りましょう。
というかなんだろ、今回の審査傾向なのかどうかわからないが、なんとなく「例年よりだいぶ厳しめ」に感じている。応募総数が増えすぎることへの警鐘なのか、なんらかのメッセージなのか。現時点ではなんともいえないが、何かの基準が変わった感はある。
特に応募数の多い人の結果が厳しいという噂もあるし、実際に率を見てもそういう傾向だ。さらに言うならば、昨年ファイナリストや受賞級の人でもゼロの人がいたり、極端に少なくなっていたり。……何が起きた?これまで良しとされていた何らかのパターンが軒並みダメにでもなったのだろうか?
ちなみにAIを使って応募した人がどれだけいるのだろういうところにも興味がある。「AIを使ったら通過率5%超えましたけど?」みたいな人が現れたらそれこそいよいよ賞の存在意義が怪しいなあと思うが。

今回全体の通過率としては1.00%ということだが、それを大きく超えている人というと、上記から見ると100~300本台の人になるので、実はこのへんが良バランスゾーンかもしれない。知らんけど。
なお、通過率はあくまで全体の率であって、100本以上送ったけどゼロだった人もいるわけです。しかし「何かについてその魅力や表現を考える」という習慣や時間自体は無駄にはならないと思う。あとやけに見るのが「初挑戦時はゼロだったけど2年目にして初の通過!」というタイプの内容。初年度の人に厳しいのか、単純にゼロの悔しさから頑張ったからなのか。でもある程度慣れてきて「まあ本数はともかく多少通過くらいするだろ」と思ったら急にゼロになったりするのがこの賞の怖いところ。慣れたからこそ、「コピーの定型と言えばこういう形」というのに落とし込むようになり、逆に既視感が出てしまった、ということもあるかもしれない。とはいっても毎年「●●って、□□なんだ。」みたいな定型のものが通ってはいるけども。

あと、普通に本数とかでなく「通過してうれしい」という感想だけ書いてる人もいて、そういうのを見ると「昔は自分もそんな新鮮な喜びを感じていたというのに…」とやさぐれた己を顧みたりした。まあ結局そんなお前はどうなんだといえば…。

・5/305(1.63%)※コピー4、音声1

ということでござんした。どうです?このなんともいえなさ。チャレンジ日記とか書いてえらそうなことを書き散らしてるだけあって脅威の通過本数!というわけでもなく、かといってゼロでもない。去年は初めて複数通過があったがそれもないし。ちなみに音声は松井証券なのだが、「この課題でラジオなんか書いたか?」と思って見返したら書いてた。全然思い入れがない。見せ合いでもほかのやつばっか見せて「面白いですね〜」「さすがラジオ上手い」とか言われてフフフとか思ってたらこんなもん。もうえらそうに他の人のラジオCMに「もう少しアバンギャルドさとキャッチーなリズムが欲しかったネ」とか言いません(言ってないが)。

まあとにかく今はまだグランプリの可能性はゼロではない。諦めたらそこでどうこうとあの白髪鬼も言っていた。

皆さん、期待して待ちましょう。


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