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宣伝会議賞 脱力チャレンジ日記 通過率編

まだ一次通過のこと書いてんのか!と我ながら思うのだが、ふと気になったので。今回の宣伝会議賞、応募総本数に対しての1次通過率は、1.06%と発表があった。前回は0.96%であったのでほんのわずかではあるが上がっている。

とはいえ、簡単に換算すれば100本中1本しか通らないわけで、「100本応募しても1本通るかどうか」という言い方をされる。むろん、これは確率上の話であって、応募作はランダムではなくクオリティで判断されるので通過率は一人一人異なる。極端に言うと1000本書いてもゼロなこともあれば、20本しか書いてなくても通過ということがある。実際に1000本書いてゼロだった人がいるのかどうかは知らないのだが。

一旦「通った」「通らなかった」で一喜一憂した人たちが、次に気にするのが、「自分の通過率が平均を超えているかどうか」である。
もちろん自分で発信しない限りはそれは把握できないのだが、今回、「コピグラ参加者通過報告」という便利なハッシュタグが出回っているのでTwitterからざっくり遡ってチェックしてみた。
「3515本中108本通過→3.07%」
「1096本中17本通過→1.55%」
「878本中11本通過→1.25%」
「284本中2本通過→0.7%」
「313本中6本通過→1.91%」
「1984本中25本通過→1.26%」
「1513本中17本通過→1.12%」
「3915本中16本通過→0.4%」
「429本中6本通過→1.39%」
「2159本中42本通過→1.95%」
「1902本中36本通過→1.89%」
「830本中13本通過→1.56%」
「2100本中11本通過→0.52%」
「1084本中41本通過→3.78%」

まだまだあるが、まあ3%を超えてる人はやはり驚異の一言。特に最後の3.78%というとプロ野球での打率378くらいの価値がありそうだがあんまり素直に賞賛を受けていないフシがある。378といったら巨人のクロマティの最高打率なのに。まあそういうキャラクターで愛されて(?)いるようなのでいいか。
とか言いながら自分を振り返ると今回2.96%だったわけで、おいおい驚異のレベルまであと少しやん、遠回しな自慢か!と言われそうだ。しかし何が違うかと言えば応募数が全然違うので、「通過率が近いのでレベルも近い」とは言えないのである。

極端な話、自分は一番最初に応募した時10本送って1本通過した。となると通過率は10%である。じゃあ3%の人よりめっちゃ凄いのかというと全くそんなことはないし、その1本も1次止まり。まあ何より時代が違うが。
100本以上送ってるのに1本しか通過しなかった、という人と30本くらい送ったらなんか通ったよ、という人。後者の方がセンスあるよね、と見られそうだが一概にそうとも言えない。多く書けることもまたセンスの一つではないかと思うからだ。
一部で「愛知のマルチ通過王」と呼ばれるM氏によると「通過率は打率と同じ、打数が増えれば当然下がる」とのことであった。自分の体感としてもこれに近い。今回337本応募して10本通過なら倍の応募で20本いけるのかといえば、全然そんな気はしないのである。
勝手に補足すると、打数とは打席に立った数であり、それだけ打席に立てるということはそこにも価値がある。打数=本数と考えれば、それだけひねり出す努力をしているということだ。(もちろん語尾だけ変えて増やしたとかはカウントしないものとして)

それでも通過率が気になる!という人に向けて提唱したいことがある。ズバリ「減らせ」。単純に本数を絞るというより、1本と向き合う時間を長くするという意味で。「1日最低50本」といったノルマ制みたいな考え方だとそこがどうしても削られる気がするのだ。そこを削ってない人は睡眠時間とか休憩時間を削ってると思うし。まあもちろん「通過には運もあるからちょっとでも多く出したほうがいいだろ」と言われれば否定はできませんが。なーんとなくその人それぞれの「適量」がある気がするんですな~。多いのが適量な人は大変だが。何より、「いかにありきたりじゃないものを考えつくかを競っているのに、『平均値』なんて気にしてどうする!?」とね。おっ、なんかいいこと言った感がある。ちょっとみんなメモっといて。色々ごまかしている部分には目をつぶっといて。

50本通した人だって、50個グランプリをもらえるわけではない。昔bump of chickenがライブで「1万人と俺たちじゃなくて、1万通りの1対1がある」といった感じのセリフを言ったと何かで見たが、1本1本にそれぞれの可能性があると信じていこう!…とかいって「1本1本のチャンスが50回あるほうがいいじゃん」と言われたらまあそうなんですが。

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