ボツネタ葬儀場 ～第16回文化放送ラジオCMコンテスト～
かなり久々に書く、ボツ葬。基本的に「ボツにはなったが惜しかった！（勝手に思うだけ）」の応募作を書いていくコーナーだが、今回は結構頑張っていたので悔しさもひとしおである。いやむしろ一次審査員の運によってはファイナリストまで残ってもおかしくなかったのではないか！？とさえ思っている往生際の悪さ。
まあでも今回のファイナリストや受賞作を見ると「くっ…」とはなるわけで、そのへんの感情も含めて供養していこうと思います。既にTwitterにのっけてたやつも含めて。
まず「日本喫煙具協会」のライター4か条から。
子供たちに火の危険性を教える、ということで子供が出てきてもおかしくないシーンを考えた。
女性：みんな～、いいかな～？ライターは～？
園児たち：ぜったいさわらな～い！
女性：火をつけていいのは～？
園児たち：恋心だけ～！
男性：園長先生、あれ後半いらなくないですか？
NA：火の危険をしっかり子供に教えよう。知ってください、ライター4か条。
音声だけで「恋心」がぱっと伝わるか？というのと「火をつける」というワード自体が忌避されたという可能性はあるなぁと思っている。会場でやってくれたらウケそうな気はしたのだが。
では続いて毎度おなじみのボートレースから2本。今回はボートレーサー募集ではなく、ボートレースの魅力ということでそこに焦点を当てた。
男A：この選手とこの選手は同期でライバルなんだ
女A：へーっ、それが最終レースで激突なんて熱いね、ボートレース。
男A：あとこの選手は実家が散髪屋で、この選手は遺跡が好きなんだ
女A：あんたもしかして豆情報が好きなだけなの？
NA：ドラマいろいろ、楽しみ方いろいろ、ボートレース。
女性A：聞いた？村田さんの娘さん、男性にも負けないくらい強いらしいわよ
女性B：へぇ～？小柄なのにねぇ。
女性A：おじいさんにも容赦しないらしいわよ。
女性B：えぇ～？いいのかしらねぇ？
NA：水の上だから、いいんです。男女も年齢も関係なく戦える、それがボートレース！
ということで「選手自体の魅力」と「年齢・性別を超えた闘い」というところを題材にしてみた。地味なネタとしては女性選手を小柄な設定にしたあたりがボートレーサーぽいのではないかと思っていたのだが、どちらにしろボツ。ちくせふ。
つぎ、今回初スポンサーと思われるコミーのFFミラー。「HEY MEN！でヘイメン！」は全く考えなかったなぁ…。どうしても使うシーンからの発想になった。
男たち：社長！我々は社内のミラー撤去を求めます！
社長：ど、どうした君たち。おかげで曲がり角の衝突がなくなっただろ？
男たち：ええ、そのため会社のマドンナ香織さんとの接触がなくなりました！
社長：仕事にもどりたまえ
NA：社内の出会いより安全に配慮。軽い、割れにくい、設置しやすい。コミーのFFミラー。
…ちょっと説明くさいかなぁ。あと「会社のマドンナ」てのが古い気がする。令和だぜ？みたいな。「仕事にもどりたまえ」のオチは気に入っていたのだが。
そして、試しに見せてみたら家族が爆笑していたため、一番自信を持っていたのがライオン。「ルックプラス おふろの防カビくん煙剤」である。
父親：よーっし、今日はお風呂の原因菌退治だ！
少年：おーっ！
父親：といっても煙で勝手にやってくれるからパパの仕事はないんだけどな！
少年：会社と一緒だね！
父親：えっ…
NA：事情はフクザツでも、除菌はカンタン。ルックプラス おふろの防カビくん煙剤
「ブラック過ぎたか？」と思ったのだが、ファイナリストに選ばれた作品を見ても、これくらいのブラックさは許容範囲内に思えるんだがなぁ。
なんにせよ残念。まあ昔選ばれたのも自分じゃ忘れてたくらいのやつだし、自信があるようだとだいたい滑るものなのか。
そして最後はパナソニック。いわゆるペーパーレスシステムである。ペーパー…紙…カミ…
男A：部長、今度採用したシステムいいっすね！
男B：そうだろう、見積もりも請求も全部できるからな。
男A：マジ便利っす！紙なくてもいいんだなあって。
男B：私の頭を見ながら言わないでくれるかな？
NA：見積請求勤怠管理、ぜんぶペーパーレス。パナソニックMAJOR FLOW Z
コンプライアンスなんて知らねー！真っ向から逆らう無謀さ！いい夢見ろよ！あばよ！
サポートいただけた場合、新しい刺激を得るため、様々なインプットに使用させていただきます。その後アウトプットに活かします、たぶん。