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Moguraは5周年を迎えました。

Mogura代表の久保田です。

2021年8月4日に株式会社Moguraは5周年を迎えました。
ということで今回はMoguraという会社のこれまでを振り返ってみたいと思います。

●Moguraの原点

Moguraは、「豊かな体験を世界中に」を掲げ、VRやARなどのバーチャルなものによる豊かな体験を“広げる”ことにひたすら取り組んできました。

“広げる”ことMoguraの原点です。

情報が散在していて、それも英語情報ばかりの中、きちんと情報を伝えることが大事だという問題意識のもと、個人事業でMogura VRという小さなメディアを始めたのが2015年2月のことでした。
わずかな広告収入しかないのに海外取材に行きまくってしまったせいで決して持続可能な状態ではなかったあの頃。

なんとかメディアを続けるために、僕が前職で携わっていたECを展開してみようと製品を試していく中で、ニンジャマスクという商材に出会って以降ビジネス化が加速。2016年8月に株式会社Moguraが生まれました。

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2016年というと「VR元年」と呼ばれ、VRヘッドセットが世に発売された年です。
ほどなくしてMogura VRは国内でも最大規模の専門メディアになりました。

扱うテーマはVRから広がりました。HoloLensやARKitなどが登場しAR/MRが増えました。そしてVTuberやアバターなど「バーチャルな姿」に関わる話題も扱っています。最近ではバーチャル空間やデジタルツイン、メタバースなど関連領域が急激に広がっています。

今では広告も出稿いただきながら、なんとか持続可能な形で情報発信を続けています。

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●「広げる」ことにこだわり続けた5年間

Moguraはメディアの会社ではなく、あくまでもXRの会社です。
僕らがやりたいことはXRを広げることなので、いきなり別の領域のメディアを始めたりはしません。

そして、”広げる”ことができるのはメディアだけではありません。Moguraは、メディアを軸にしつつも、“広げる”ためのことに何でも取り組んできました

関連商品を紹介しながら売っていくこともその一つです。ニンジャマスクは顔に密着するVRヘッドセットの衛生面に対する負のイメージを解消するためのものでした。VR体験施設や企業内で広く活用いただいています。

広げるためには、担い手が増え業界として成長していくことが重要です。
一方向の情報発信でなく、コミュニケーションが生まれる場を作るためにセミナーの場を作り始め、そこからさらに業界内外を繋ぐための「VR/AR/MR ビジネスEXPO」(展示会、2017年から計7回開催)や「XR Kaigi」(カンファレンス、2019年から毎年年末に開催)を企画。
1,000人を超える人が集まる大規模イベントを主催するようになりました。

XRに関心のある企業1社1社の取組をお手伝いするリサーチやコンサルティングも創業時から個別に相談いただいていましたが、そこにさらに開発・制作の相談も交え「Mogura NEXT」のブランドで展開しています。

他にも、有料職業紹介の許認可を取得し、XRに特化した人材紹介サービスモグキャリ」も始めました。

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●ビジネスでは紆余曲折

ちなみに、勘違いされることがあるのですが、Moguraはスタートアップではありません。金融機関から多少の借入はしていますが自己資本で経営しています。

広げる広げるとは言っても、Moguraは「世の中にまだ受け入れられていないものをどうすれば広げられるのか?」に向き合いながら、持続可能にやっていくためにビジネス面でも模索を続けてきました

その結果、見込みがなかったり上手くいかなかったサービスやプロジェクトの撤退もいくつもしたり、ローンチ直前までこぎ着けたもののお蔵入りになったものもあります。Moguraをよく知る人であれば、出前VRなど「Moguraがやってたあのサービス、企画どうなったっけ?」というものもあるかもしれません。

キャッシュフローが確保できずにつぶれそうになったこともありました。
多くのクライアント様やメディアの読者様など支えてくださる皆様に恵まれ、毎月の月次決算作成の高速化やコスト管理など財務面の補強も徐々に進め、今ではかなり安定してきました。

それでも動きの激しいXR業界。気を抜けない展開は常にあり、日々必死にもがいています。

●これからやってくるフェーズは絶対面白い

Moguraが創業してからの5年間でXRを取り巻く状況は大きく変わりました。

VRという言葉がただもてはやされていた2016年と比べると変わったことしかない、としか表現できないくらい、激動の5年間でした。

Oculus Quest 2のような手軽に体験できるデバイスが手に入るようになり、400万本以上売り上げるVRゲームが登場し、バーチャルな姿でバーチャルな空間に生きたり活躍する人たちが爆発的に増え、企業では次々と導入されたり、利用が検討されています。

一部の物好きな人たちが扱っていると考えられていた頃と比べてフェーズが明らかに変わりました。それでは、XRは広がったと言えるのかというと、まだまだだと思っています

「XRで社会や生活が変わっていく」動きが始まったばかり。これからが本番でしょう。

この動きをさらに加速させるためにはどうしたらいいのか?

そのために、Moguraが取り組んでいる1つ1つの取組を改めて今の状況を踏まえてレベルアップさせていきたいと思っています。平たい言葉で言えばグロースということになります。

コンサルティング、イベント、製品販売、メディア……手広く展開してきた分、それぞれの取り組みでやれることや可能性、課題は多くありますが、やりきれないこともしばしば。

プロフェッショナルとして取り組めるか真価が問われます

そして、メディアに由来する傍観者的な立ち位置だけではなく、自分たちも「XRで社会や生活を変えていく」流れに少しでも関わることができるし、そうすべきだと考えています。最近では、自社の大規模イベントはバーチャル空間(Hubs Cloud)も組み合わせた自前のWebシステムを使って運営しています。

業界を見ながら自分たちも成長していくMogura。
これまでの5年間も面白かったですが、XRがさらなる成長フェーズに入るこれからはMoguraができることはさらに増えて、面白くなっていくことでしょう

これからもMoguraをよろしくお願い致します!

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