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COMPLEX再結成!

◉吉川晃司さんと布袋寅泰さんのユニット『COMPLEX』が、令和6年能登半島地震の復興支援のため、5月に東京ドームでチャリティーライブを行うとのこと。2011年の東日本大震災での再結成に続く、再びの活動再開。うわぁ、これはできれば行きたいですね~。でも、速攻で完売でしょう。2011年は、友人のDVDを見て、行かなかったことを後悔しましたし。とにかく、オープニングからひたすらかっこよく。会場の観客がもう、二人の熱気に巻き込まれて、本当に楽しそうでしたからね。秒で完売かもしれません。

【吉川晃司 COMPLEX活動再開秘話「志半ばで倒れる仲間も…お前、走れよって自分に」】毎日新聞

 俳優の吉川晃司(58)が、8日放送のテレビ朝日系「帰れマンデー見っけ隊!!3時間SP」(後7・00)に出演し、ギタリスト布袋寅泰(62)とのロックユニット「COMPLEX」の活動再開秘話について語った。

 1988年に結成。「BE MY BABY」「恋をとめないで」「1990」などヒット曲を生み出しながら、2年弱で活動を休止したことから語り草となっている。11年に21年ぶりに復活。今回は能登半島地震の復興支援のため、5月に東京ドームで2日間のチャリティーライブを行い、13年ぶりに活動を再開することで大きな話題になっている。

https://mainichi.jp/articles/20240408/spp/sp0/006/256000c

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、東京ドームの写真です。

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■成長し続ける■

詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。自分は、高校生の頃はあんまり吉川晃司さん、好きではなかったです。実際、当時のラジオ番組の「あの人が嫌いだ」コーナーとか、顔がシブがき隊の深川みたいだとか、歌い方が佐野元春のパクリだとか、水球の過去の栄光にすがりやがってとか、まぁボロクソでした。98年には自宅で酔って知人と喧嘩になって、ボクシング経験のある相手を鼻骨骨折と肋骨骨折に追い込むなど、批判もされましたが。でもアイドルを超えて、30代40代といい歳の取り方をされたというか。

個人事務所を設立して、他のタレントの面倒も見て、歳を重ねると歌手としても役者としても、存在感を増していきましたからね。御本人も、舞台とかミュージカルで歌も演技も鍛え直し。2009年のNHK大河ドラマ『天地人』での織田信長役と、『仮面ライダーW』での鳴海探偵事務所の旧所長・鳴海荘吉役で、カッコつけても嫌味にならない、それが様になる役者になったのが、一般にも知られるようになり。島田紳助さんが同期の桂小枝さんを、歳を重ねれば売れると予言したことがありましたが、吉川さんもそのタイプかと。

■いい歳の取り方■

2010年の時代劇映画『必死剣 鳥刺し』では、その体格の良さと存在感を存分に見せつけ、圧倒的な強さと存在感をにじませる帯屋隼人正役が、素晴らしかったです。役者は実際に強いことより、強そうに見えることが大事なんですが、圧倒的ラスボス感。これは、2012年の『るろうに剣心』の鵜堂刃衛役もそうですが。そういう意味では、萬屋錦之介版『子連れ狼』での西村晃さんのような、剣豪感ですね。『魔界転生』での若山富三郎感というか。これは主役が勝てないんじゃないかと思わせる、その絶望感がないと努められませんからね。

そして、2011年のCOMPLEX再結成。あるいみで、時代の徒花に終わり、布袋寅泰さんとの関係も悪化し、お二人にとっては苦い思い出だった部分もあったのですが。東日本大震災という、大きな出来事に二人が立ち上がり。動の布袋寅泰・静の吉川晃司のコントラストも鮮やかで、しかもセットリストは解散したときのもの。止まっていた時間が動き出し、お二人も21年の時を経て、確実に成長していましたから。苦い思い出が通過点になり、最高のパフォーマンスへの序章になった。『BE MY BABY』のイントロからドラム、ギターの音、そして歌いだし、もう感動の波状攻撃。

このミュージックビデオも、ネタにされることもありましたが。固定カメラで二人が歌って踊って演奏するだけで、場が持つってすごいことですね。改めて、時代に早すぎたし、自分の見る目が未熟だったと。そして、その才能を見抜いていた上條淳士先生の慧眼に、感服です。

■戦友への思い■

締めの、こちらの言葉も重いですね。13年の時を超え、COMPLEX再結成。このスペシャル感、特別感。また58歳の吉川晃司さんとしては、BUCK‐TICKのボーカリスト櫻井敦司さんの急逝とか、思うところがあったでしょうね。1966年生の櫻井敦司さんは3月生まれの早生まれで、学年的には吉川さんと同級生なんですよね。たぶん、戦友とも言える存在の喪失感と、やれる時にやりたいという、思いがあったんでしょう。布袋寅泰さんと同じ、群馬県の出身でもありますし。そういう意味では、色んな思いがあるでしょう。

「やろうかなと思った時に、やった方がいいんですよ。やっぱり我々もこれくらいの年になると、志半ばで倒れる仲間やライバルなんかも出てきちゃったりするから。思うよね。思った時に“お前、走れよ”って自分にね」

セットリストは、前回の東京ドームと全く同じでもいいし、新曲を加えてもいいでしょう。間違いなく、最高のパフォーマンスになるでしょうから。なんなら、2011年のDVDとか、Blu-rayで再発売してほしいですね。それこそ、再結成に至るドキュメンタリーとかの映像もあるのですから、それを加えて。いちおう、チケットはチャレンジはするつもりですが、難しいでしょうし。チャリティ用の映像が今回も出るでしょうから、そちらで貢献をできれば。楽しみに待ちましょう。


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