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安倍前総理が李登輝元総統の墓参へ

◉中国共産党と習近平総書記は、怒り心頭でしょうね。天安門事件が起きた6月4日に台湾にワクチンを贈ったと思ったら、今度は墓参りですか。しかも前総理とは言え、世界的な知名度と存在感は、現総理より圧倒的に上の安倍晋三氏。でも、個人的に交流もあり、人間的にも尊敬していた李登輝元総統の墓参りに、文句は言えませんからね。でも、その背後の意図は明らかでしょう。

【李登輝氏死去1年 安倍前首相「状況許せば訪台」】産経新聞

 台湾の民主化を進めた李登輝(り・とうき)元総統が昨年、97歳で逝去して30日で1年となる。これに先立ち、安倍晋三前首相が産経新聞のインタビューに「世界の中でこれほど日本のことを思ってくれたリーダーは(李氏以外に)存在しなかった。諸般の状況が許せばお墓参りをしたい」と述べ、新型コロナウイルス感染症の動向などを見極めながら台湾を訪問したい意向を表明した。李氏は台北郊外の公的墓地に埋葬されている。
 安倍氏は1994年、自民党青年局の一員として訪台し、総統だった李氏と初めて面会して以来、交流を重ねてきた。李氏は中国が多数の弾道ミサイルを台湾近海に撃ち込んだ95~96年の台湾海峡危機など安全保障上の窮地を何度も乗り越えており、安倍氏はこうした李氏の政治手腕や行動力を評価している。

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自分も個人的に、李登輝元総統はアジアには珍しい、国際的な視野を持つ、哲人政治家だと思います。もちろん、毀誉褒貶も好き嫌いも、あるでしょう。でも、台湾の急速な民主化は、李登輝元総統なくしては難しかったでしょう。1996年に初の総統直接選挙が実施さたのも、李登輝元総統にしかできなかったでしょうし、それは台湾独立の筋道も持っており、日本にこのスケールの政治家は滅多にいないでしょう。

結果的に、中国がその覇権主義を剥き出しにし、一国二制度の御為ごかしをかなぐり捨て、香港の民主化を弾圧しているのですから、李登輝元総統の方向性は、概ね正しかったです。したたかな豪腕政治家でもあり、親日派ではなく親日派ポーズの部分もあるでしょうが、台湾ファーストからの最適な舵取り。政治家が良い人では、国際政治でむしられて終わりです。100年後には、もっと評価が高まっているでしょう。

蔡英文総統への、援護射撃にもなるでしょうし。テロにだけ気を付けて、行ってらっしゃいませです。どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ

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