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消去法で自民はやめませんか?

◉朝日新聞が読者の声という形で、思いっきり投票を誘導する偏向記事を上げています。もうこうなると、バカジャネーノとしか。だいたい、立憲共産れ新社民の左派系野党がだらしないから、仕方なく自民党左派の議員に投票しているんですから、まずすべきは「ちゃんと政策本位の政党になれ」であって、これ以上野党を甘やかしてどうするんですか。有料記事ですから、隠された部分にアリバイ作り的に野党への苦言もあるでしょうけれど。そもそも、マスコミを甘やかし続けてきたのは、朝日新聞などの大手マスコミです。その結果、反自民が自己目的化した、稚拙な野党が出来上がったのに。

【(声)「消去法で自民」はやめませんか】朝日新聞

 年金生活者 関根司(埼玉県 69)
 選挙に関して、常々不思議に思っていることがあります。それは、「野党がしっかりしていないので、消去法で自民党に投票する」と考える人がいることです。

 確かに、今の野党はあまり頼りにならないかもしれません。しかし、そう言って自民党にばかり投票していたら、彼らが常に…

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https://www.asahi.com/articles/DA3S15893504.html

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。

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■手段が目的を忘れる■

反自民が行き過ぎると、それが自己目的化して、本来の目的を忘れてしまう。目的のために手段を選ばず、手段のために目的を忘れる。それはまさに、藤島康介先生が『ああっ女神さまっ』で女神ウルドの悪癖として描いた部分ですが。野党も左派マスコミも、これと同じ混乱状態にあるわけで。そして、打倒すること自体が自己目的化し、打倒した後にどんな社会を作るか、そのビジョンがない。これは今に始まったことではなく、60年安保・70年安保の昔から、何も変わらないのです。学生運動をやりすぎて退学になった安彦良和先生の『アリオン』にも、その悪癖が顕現しています。

いやあんた、何十年も活動してきたレジスタンスのリーダーなのに、オリュンポス政権を倒した後に、具体的にどんな社会を築くかのビジョンが何もなく、「さて皆目判りませぬが……」じゃねぇよと。なぜこんな無責任な発想になるかといえば、左派の思想のルーツである共産主義思想が、実際は思想ではなく宗教で、ユダヤ・キリスト教由来の千年王国思想の焼き直しだからです。最後の審判=革命によって、異教徒は皆殺しになり、至福千年の神の王国入り=共産党一党独裁が約束されているのですから、革命後を考える必要がないのです。つまり、宗教的信念による思考停止です。

■過剰復讐に走る左翼■

詳しくは、note『ユダヤ・キリスト教の千年王国思想と共産主義思想』をお読みいただくとして。一神教系の宗教は、敵対者に対する過剰復讐・過剰報復を肯定する、暴力性があるんですよね。これが、ある種の人間の心の闇に、訴求するのか? この部分がハッキリしたのが、池田香代子氏による「あ べ し ね」のX(旧Twitter)への投稿、あれが左翼の正体を表した瞬間でした。時に2014年、年末には旧しばき隊界隈による大学院生リンチ事件とエル金は友達祭りのネットリンチが起き、SEALDsの全身であるSASPLが特定秘密保護法に反対するデモをスタートした年でした。

左翼の腐敗の始まりは「あべしね」だと思う。それ以前は思想的に破産しながらも人としての最低限の水準は維持してた。「あべしね」との暴力的言動に対して左翼内で厳しい批判が行われていたら彼らの倫理的崩壊は防げたのではないか。これに無批判だったのを契機に坂道を転がり落ちるように腐敗が進行。

https://x.com/794h1192k1453b/status/1772575889311649831?s=20

普通は、言霊の国の人間だと、他者の死を願ってそれが実現したら、自分の呪詛が実現してしまったことを恥じたり、畏れたりするものです。ところが、2022年に安倍元総理が実際に暗殺されたら、「でかした!」「山上様」でしたから。日本の左翼は思想が正しい・間違ってる以前に、人間としての最低限のモラルさえない、人語を話す魔物だと、大衆に気付かれてしまったのです。総括リンチ殺人や浅間山荘、セクトの内ゲバ殺人は、イレギュラーな事態ではなく、左翼の本質だったのだ、とバレちゃった。己自身の暴力衝動を正当化するための装置が、共産主義思想だったわけです。

■万機公論に決すべし■

これは、アメリカのBLM(Black Lives Matter)もそうで。黒人が差別的な状況にあったのは事実ですが。でもそれを言えば、サモア系以外は肉体的に劣る黄色人種もそうですし、ユダヤ人も宗教的に差別されてきました。日系人は、アメリカ国民であったにも関わらず、強制収容所に入れられ、財産もほとんど失い、収容所を出た時に申請した行き先への片道切符と25ドルだけを渡されて収容所から出た日系人は、それでも歯を食いしばって子どもの進学に金をかけ、1960年代には早くも、模範的マイノリティと認められるほどになったのに。黒人は公民権運動の後、何をやってたかという話です。

現実問題、黒人家庭のひとり親世帯の長は、突出しており。子供を作って逃げる父親と、生活保護で子供を育てる母親が、何世代も続く負の循環に入っていて、そっちの方をなんとかすべきなのに、「黒人は搾取されてきたから犯罪を犯しても正当化される」では、問題の解決にはなりません。一神教系の思想は、そうやって過剰復讐を安易に肯定してしまう。だから、ハンムラビ法典由来の同害報復(タリオの法)や罪刑法定主義で、それらを制限する必要があったのですね。被害者だから、で問題点を見て見ぬふりするのは、解決を遠ざけるだけです。

田山たかし尊師が、日韓関係を悪化させているのは、韓国の味方のつもりで、実際には韓国を無意識に見下す日本のリベラルだと、厳しい指摘をしていますが。でも、問題の本質は同じだと思います。黒人だから、在日だから、野党だからと、トンチンカンなことを言っても許容する。それって、度が過ぎれば結局は相手のワガママをご無理ご尤もで育てて、自我が肥大した怪物を育てるだけ。そもそも、マスコミ自体が二流のインテリで、啓蒙者やオピニオンリーダーたり得ていないわけで。そういう部分が、池田発言や大学院生リンチ事件から10年経って、ようやく一般にも共有され始めたなと。


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