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歯生え薬が実用化へ

◉といっても、来年から研究開始で、2030年の実用化を目指すようです。でも、7年後ならば、自分が総入れ歯になる前に、ギリギリ間に合いそうな気もするのですが。しかし、昔から 研究されてきた毛生え薬よりも、歯生え薬が先に生まれるとしたら、科学の発達って投入したカネと時間と比例するわけではない、ということなんですね。

【「入れ歯、インプラントに次ぐ選択肢に」 世界初「歯生え薬」治験へ】毎日新聞

 世界初の「歯生え薬」の実用化に向けた研究が、日本のチームによって進められている。先天的に永久歯の数が少ない人に対し、薬を投与して歯を生やすことを目指した治験を2024年7月から始め、30年の実用化を目標とする。動物実験の段階だが、この薬を使って乳歯、永久歯に次ぐ「第3の歯」を生やすことにも成功した。歯生え薬は、歯の再生という新たな歯科治療を切り開くのか。

 「歯を生やすのは歯医者の夢。大学院生の頃から、ずっとそのテーマに取り組んできた。絶対にできると確信がありました」

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https://mainichi.jp/articles/20230612/dde/001/040/070000c

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、虫歯予防のイラストですが。

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■毛生え薬より重要?■

もちろん、実利的な点から言えば毛生え薬よりも、歯生え薬のほうが、より多くの人類を幸せにするでしょうね。薄毛で悩んでいるのは大半が男性ですが、虫歯に苦しんでいるのは男女ともに。女性の場合は出産後に体内のカルシウム 量が減少し、歯が悪くなる人も多いですから。もしも、失われてしまった永久歯の代わりに、第3の歯が新たに形成されるとしたら。癌など命に関わる疾患の治療とは違いますが、偉大な発明ですね。

戦国武将の伊達政宗は、亡くなる直前に人間は足から先に死んでいくようだと語り、足腰の衰えが生物としての死を意味すると語っていますが。確かに、生物は歩けなくなったらもう、餌を取ることができませんからね。伊達政宗らしい言葉です。同様に男性の衰えは歯目ナントカと言うように、まずは 歯から弱まるんですよね。加齢による衰えはもちろんですが、肉体的な疲労が蓄積すると、歯が抜けたりしますし。

■歯科治療も大きく変わる?■

自分などは 歯並びが悪く、でも当時は田舎では矯正歯科は、あまり認知されておらず。QUEENのフレディ・マーキュリー などはその出っ歯が生涯のコンプレックスだったようです。一説によれば、前歯が二重になっており(過剰歯)、でも彼の声の質が変わるのを恐れて、抜歯などの措置は取らなかったと。ただこれは検証した人がいて、前歯の過剰歯はなかったのが確認されていますけどね。

でも、出っ歯がコンプレックスの人とか、自分の周囲でも結構いますし、かといって差し歯にするのは、あまり気が進まなかったりしますから。こういう歯生え薬で、歯がある程度は理想的な形で再形成できるのならば、歯の治療法自体が大幅に変わるでしょうね。それこそ、削ったり金属やプラスチックをかぶせたりするよりは、抜いちゃって新しい歯を移植した方が早いとか、なったりして。歯並びって頭痛の原因にもなったりします しね。

■再生医療の可能性■

iPS細胞が話題になった時、心臓とか肝臓や肺臓などといった、臓器の再生は難しいだろうけれど、目や歯といった部分的な肉体の器官の再生には、早くから応用ができるのではないかと、過去にブログやTwitterで何度か 書きましたが。実際に目の方は、網膜や角膜などの再生医療に、どんどん成果が出ていますからね。目の構造は複雑ですが、水晶体などは人口のものに入れ替えて 白内障の治療がすでに可能ですから。

網膜と角膜上皮細胞シート、視細胞などが臨床実験に入っていたりしますし。ただそれに比較すると歯の方の話題はあまり聞きませんね。人間は情報の80%を目から得ているという説もありますし、やはり優先度的には目の研究になるのでしょうけれど。今回の研究がiPS細胞とどこまで繋がっていくかは、分かりませんが。日本は室町時代の昔から、医学の研究には熱心な国民性ですので。期待したいですね。

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