見出し画像

中国がトリウム溶融塩炉に着手

◉トリウム溶融塩炉。安全性が高いとされる第四世代原子炉のひとつで、有望なもののひとつ。中国は昨年、これまた第四世代原子炉で実用化までもう一歩までこぎつけた高温ガス炉の、商用実証炉の臨界に達しています。コチラの分野でも、すごい勢いで進めていますね。そこら辺は日本と違って、無自覚な言霊信仰により放射性物質を〝放射能〟という汚れの一種と見なし、集団ヒステリーに陥っている国とは違いますね。有用な情報なので、連続ツイートを以下に転載しておきます。

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、福島第二原子力発電所だそうです。

◉…▲▼▲▽△▽▲▼▲▽△▽▲▼▲…◉

日本では、無能な方の菅元総理が勝手に、研究用の炉まで止めてしまい。茨城は大洗の高温工学試験研究炉(High Temperature engineering Test Reactor:HTTR)まで停めてしまいました。結果、世界トップクラスだった高温ガス炉の研究さえ、10年の停滞。その間に、中国はどんどん原子力研究を進めています。日本は、広瀬隆氏のトンデモ本を真に受けた方々が、反原発い運動に血道を上げていますが、真剣に環境問題を考えれば、原発は有力な選択肢。

原発の出力は、北海道の泊1号原発と2号原発が579MWで、泊3号が912MWですから、トリウム溶融塩炉の出力150MWから180MWは1号原発の3分の1ぐらいですかね。高温ガス炉もそうですが、第四世代原子炉は安全性が高いですが、出力は弱いです。ただ、これはプラスにも考えることが可能。ひとつの原発が停止して停電の危険性より、3基から5基に分散するのは、安定供給を考えれば、悪いことではないですから。

大型で出力が大きな第三世代原子炉は、古くて固くて安定した岩盤(第三紀より古いことが理想)と、冷却用の豊富な水が必要。でも、日本国内にそんな立地条件の地域は少なく。福井・福島・泊・島根・伊方・玄海・川内原発の近くが、恐竜化石や貝化石の産地なのは、偶然ではありません。「原発がそんなに安全なら、東京に作ってみろ!」とか受け売りを得意げに言う人は、関東平野が沖積平野で、場所によっては岩盤まで3000メートも掘らないといけないなんて、知らないわけで。

2030年というと、アメリカとイギリスが2029年の高温ガス炉の稼働を目指してる点からも、中国の意欲が見えますね。「たかが電気」とか「モン名で貧しくなろう」なんてのは、上級国民の戯言です。都市のインフラ偽乗りしてるのに、エコライフを実践してるつもりの朝日新聞編集員と同類。科学の問題を解決するのは、やはり科学力です。日本は、軍事研究には協力しないとかイデオロギー丸出しの科学者とは決別し、ニュートラルに科学技術を追求していくべきでしょう。

どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ

売文業者に投げ銭をしてみたい方は、ぜひどうぞ( ´ ▽ ` )ノ