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MANZEMI名作映画解題講座『ローマの休日』編 鍋島雅治講師

◉書影が出ましたね。2019年に亡くなられた鍋島雅治先生による、NPO法人NEWVERY(現LEGIKA)で行われた、名作解題講座を書籍化しました。今年から始まったAmazonの新サービス、電子書籍をペーパーバックで読めるプリント・オン・デマンド版にも登録していますので、なんとか発売日までに承認が降りると良いのですが……。鍋島先生とご縁のあった皆様、拡散のご協力いただければ幸いですm(_ _)m

解題とは書物や小説、あるいは演劇や映画などの諸作品の、内容や成立事情や他に及ぼした影響などについて解説することです。本書ではオードリー・ヘップバーン主演の不朽の名作映画『ローマの休日』について、解説しました。

解説役は、『築地魚河岸三代目』やテレビドラマ化された『東京地検特捜部長・鬼島平八郎』や『火災調査官 紅蓮次郎・炎のプロファイル』などで知られる漫画原作者の鍋島雅治先生。映画評論家とは異なる、原作者ならではの作り手の視点で紐解きます。

【各章の内容】
・第①部/王女と記者の邂逅編
・第②部/コミカルな攻防編
・第③部/ローマ各所を遊覧編
・第④部/記者会見と別離編
・第⑤部/あれこれ補足編

鍋島先生は2019年の暮れに急逝されましたが、同年にNPO法人LEGIKA(旧称NEWVERY)内の特別講座として、漫画家や原作者を目指す人達のために企画・開催されたのが、「『ローマの休日』から紐解くストーリー論」でした。

NPO法人LEGIKAは、漫画家志望の若者たちをシェアハウスで支援するトキワ荘プロジェクトで知られる組織で、現在までに100人を超えるプロの漫画家を送り出しております。その一環として、シェアハウス入居者以外にもオープンな講座を多数開催しておりました。

本書は、大好評だった講座内容を文字起こしし、加筆修正や注釈を加え編集したものです。刊行にあたり、よしまさこ先生や田中圭一先生ら、多くの方のご尽力を賜りました。創作者であり見巧者でもあった鍋島先生の、創作術の一端を知る縁(よすが)になれば幸いです。

また本書は、KDPのプリント・オン・デマンドに対応しています。どうしても紙の本(ペーパーバック版)で読みたいという方は、ご検討ください。なお、プリント・オン・デマンドのペーパーバック版はフルカラーの電子書籍版とは異なり、できるだけお手に取りやすい価格にするために、モノクロ印刷となっております。あらかじめご了承の上、ご購入ください。

https://www.amazon.co.jp/dp/B0B86FQTQS/ref=cm_sw_r_tw_awdo_RBCAPA7V9ZM5JZET3Y4M

本書の発刊にあたっては、表紙用イラストを描き下ろしていただいたよしまさこ先生、名作解題講座を引き継いでいただいた田中圭一先生など、多くの皆様に力を貸していただきました。また、鍋島先生の実母である鍋島孝子様や従兄弟の方など、玉稿や写真の提供を賜りました。未だに、亡くなられたことが信じられない部分もあるのですが、それは交流のあった多くの方も同じ思いでしょう。鍋島先生を偲ぶ縁《よすが》になれば、本書を出した意味があるのではと、そう思います。

売文業者に投げ銭をしてみたい方は、ぜひどうぞ( ´ ▽ ` )ノ