佐伯かよの先生逝去

残念です。
新谷かおる先生はもちろん、奥様の佐伯かよの先生の作品も『口紅コンバット』や『燁姫』など好きでしたので。ウチは一歳上の姉がいて、従姉妹にも年齢が近い女性が多いので、少女誌はよく読んでいましたから。しかし69歳、女性の平均寿命が80歳を大きく超える現代、早すぎます。

一番古い佐伯先生の作品の記憶は、『割れたカップ』という短編ですね。調べたら、1974年の作品です。幼稚園の頃なので、リアルタイムではなく、従姉妹から借りた単行本か、古い雑誌が捨てずにあって、それを読んだのでしょう。それでも小学校の低学年か、いってても5年生ぐらいでしょうか。ミステリー仕立てのハラハラする展開と、ラストの意外なオチに、強く記憶に残っています。

発表が3週間も遅れたのは、新谷かおる先生の心の整理が付かなかったからでしょうか。漫画業界では有名なおしどり夫婦だっただけに、心中察するにあまりあります。そういえば、2017年の新谷かおる先生の休筆宣言も、佐伯先生のガンが解った時期と近いので、そういう事情もあったのかな、と。和田慎二先生も奥様に先立たれて、ショックで連載中断されておられましたし。

多少なりとも言葉を交わした漫画家の死は辛いですね。佐伯かよの先生の御冥福をお祈りします。合掌

売文業者に投げ銭をしてみたい方は、ぜひどうぞ( ´ ▽ ` )ノ