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桜島の噴火警戒レベル5

警戒レベル5か……。

【桜島噴火 噴火警戒レベル5 気象台の現地調査 目立った変化なし】NHKニュース

24日夜の爆発的な噴火で噴火警戒レベルが最も高いレベル5に引き上げられた鹿児島県の桜島では、気象台が25日に現地調査を行いましたが、目立った変化は確認されませんでした。
ただ、山体の膨張を示す地殻変動が観測され、今後も同じ程度の噴火が発生する可能性があるとして、気象台は火口からおおむね3キロ以内で大きな噴石に厳重に警戒するよう呼びかけています。

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、桜島の噴火写真です。この後の火山灰の被害にさえ合わなければ、実際に見ると噴煙自体は、雄大です。火山大国日本でも、そうそう見れない風景なのは事実です。

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とはいえ、大正大噴火のときのようなレベルにはないとのことなので、地元の方はそこまで警戒はしていないようですが。自分の祖父母の世代の人間だと、大正大噴火をまだ覚えている人がいて、うちの地元でも空が赤く見えたとか、とか話していましたが。あそこらへん、もっとイロイロ聞いておけばよかったですね。母方の祖母とか、96歳まで生きた長寿でしたから。なにしろ、一回前のハレー彗星も見ていましたし。

鹿児島には、桜島爆発記念碑というものが複数あります。鹿児島郡東桜島村大字湯之(現:鹿児島県鹿児島市東桜島町)に建立されたものが有名ですが、これは別名〝科学不信の碑〟と呼ばれています。理由は、その刻まれた碑文を読めば一目瞭然です。当時の学者の言を信じたばかりに、避難が遅れて亡くなった方がいたためですが。これは、すべての科学を志すものが、肝に銘じるべきでしょう。不正確な科学は人間を殺す、ということで。

大正三年一月十二日櫻島ノ爆發ハ安永八年以来ノ大惨禍ニシテ全島猛火ニ包マレ火石落下シ降灰天地ヲ覆ヒ光景惨憺ヲ極メテ八部落ヲ全滅セシメ百四十人ノ死傷者ヲ出セリ其爆發數日前ヨリ地震頻發シ岳上ハ多少崩壊ヲ認メラレ海岸ニハ熱湯湧湯シ旧噴火口ヨリハ白煙ヲ揚ル等刻刻容易ナラサル現象ナリシヲ以テ村長ハ數回測候所ニ判定ヲ求メシモ櫻島ニハ噴火ナシト答フ故ニ村長ハ残留ノ住民ニ狼狽シテ避難スルニ及ハスト諭達セシカ間モナク大爆發シテ測候所ヲ信頼セシ知識階級ノ人却テ災禍ニ罹リ村長一行ハ難ヲ避クル地ナク各身ヲ以テ海ニ投シ漂流中山下収入役大山書記ノ如キハ終ニ悲惨ナル殉職ノ最期ヲ遂ゲルニ至レリ
本島ノ爆發ハ古来歴史ニ照シ後日復亦免レサルハ必然ノコトナルヘシ住民ハ理論ニ信頼セス異變ヲ認知スル時ハ未然ニ避難ノ用意尤モ肝要トシ平素勤倹産ヲ治メ何時變災ニ値モ路途ニ迷ハサル覚悟ナカルヘカラス茲ニ碑ヲ建テ以テ記念トス
    大正十三年一月                  東櫻島村

福島第一原発事故以降も、科学者や医者がデタラメを言って、それを正そうとする人が御用学者呼ばわりされ、自分程度の泡沫アカウントにさえ、カネをもらってるのかと、罵声を浴びせる人が多数いました。科学は、まだまだ解明できていないことが多数あります。ノーベル賞をもらった研究が、現在は否定されてるなんて、割とザラです。最近も、アルツハイマーのアミロイドβの研究論文に熱ぞがあったのでは、という説が出てきています。ですが、それでも私たちは科学を以って、少しずつ謎を解明し、より良き社会を作っていくべきです。

科学が風評に負けてはいけない。万機公論に決すべし。どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ

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