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赤木ファイルの空騒ぎ

◉公開される直前は、これで安倍晋三前総理の逮捕だ国会議員辞任だと吹き上がっていた皆さんですが、んな訳もなく。事前にわかっていたこと以上のことは出てきませんでしたが、それも当然。土地購入に関与する意味もなく、野党とマスコミの空騒ぎが確定。虚しいですね。

【国が「赤木ファイル」を遺族側に開示 森友・決裁文書改ざん】毎日新聞

 学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざん問題で、国は22日、自殺した近畿財務局職員、赤木俊夫さん(当時54歳)が改ざんの経緯をまとめた「赤木ファイル」を遺族に開示した。遺族側の代理人弁護士が明らかにした。ファイルの文書には「修正は問題があり行うべきではないと、本省に強く抗議した」などと記載され、財務局が改ざんに抵抗した状況などが確認できる。
(中略)
 赤木さんが作成した「本省の対応」と題する文書では、財務省が学園を厚遇したと受け取られる恐れのある部分を売却などに関する調書から削除する方針を示したのに対し、財務局側が「現場として厚遇した事実もないし、(会計)検査院等にも原調書のままで説明するのが適切」と意見し、「修正に抵抗」したと記載されていた。

なお「現場として厚遇した事実もない」の部分をちゃんと報じているのは、主要紙では毎日新聞だけのようです。けっきょく、赤木氏が安倍前総理の無関係を明言してるのに、都合が悪いので朝日新聞など他社は報じていないんですかね?

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■見出しで誘導する東京新聞■

普通に考えれば、権力に近寄る詐欺師夫妻にそんな便宜を図ってやる言われも理由もないわけで。良くも悪くも、カネを集めるのが下手なボンボン議員だから、安倍前総理は派閥の領袖にもなれていないのですから。外祖父である岸信介の影響を云々するなら、政治家は浄化されたカネを受け取るべきで、問題があったらそれはフィルターの問題と言った岸の、影響を考えるべきかと。ところが、東京新聞の記事だと、こういう見出しになるわけです。

【森友問題「赤木ファイル」黒塗りでも読み解けたこと、残った謎 安倍昭恵氏の削除は初日に指示】東京新聞

 学校法人「森友学園」の国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざんで、自殺に追い込まれた近畿財務局の元職員赤木俊夫さん=当時(54)=が改ざんの経緯をまとめた「赤木ファイル」が22日、赤木さんの妻雅子さんに開示された。財務省本省から財務局への指示内容がメールで記されており、当時の安倍晋三首相の妻昭恵氏に関する記述の削除について「できる限り早急に」として、一連の改ざんが始まった初日に行われていたことが判明した。(原田晋也、皆川剛)

単に、野党とマスコミの言い掛かりに近い追求に、官僚も疲弊して佐川局長が過剰反応して問題に無理やりしそうなところを、まず削除したってだけでしょうね。安倍昭恵さんのメールで〝辻元清美〟の文言があっても、そっちはスルーや軽い扱いにしているのに。普通に赤木ファイルにしろ、それ以前の証言や情報を読んでも、安倍前総理の関与なんてで適用もない。まさに赤木氏が明言しているように「現場として厚遇した事実もない」が事実のすべて。それを、あったはずだ出せ出せ出せと駄々っ子のように言い続けたのが野党とマスコミ。

■報道しない自由を行使するマスコミ■

安倍晋三前総理自体は、むしろ周辺の文教族の取り巻きが、親学だの江戸しぐさだのEM菌だのと、非科学的なトンデモを信奉していて、こっちのほうがよほどアキレス腱。なのに追求はぬるい。まぁ、福島第一原発事故や子宮頸癌ワクチンやmRNAワクチンで、非科学っぷりを晒した左派には、あんがい右派のトンデモと発想が親しいのかもしれませんが。この件に関して、安倍晋三前総理のアカウントも、皮肉を投げかけています。以下引用。

阿比留瑠比氏に関しては、迂闊な言動も多くて困ったちゃんでもあるのですが、この件に関しては基本的に事実関係の指摘には、嘘はなさそうです。けっきょく、佐川局長の過剰反応が直接の原因であり、その過剰反応を生み出した遠因は、理不尽な野党やマスコミの追求だったと。赤木ファイルで読み取れるのは、それ以上でも以下でもないでしょうに。これに対して、見出しで誘導の東京新聞の、労組のアカウントは感情的な言葉をぶつけています。

いやいや、あなたの所の新聞が「報道しない自由」を行使した点について、答えなよ。安倍総理夫人の名前を消した理由を、安倍総理からの指示があったとする証拠があるなら、出しなさいよ。いち局長の暴走まで、総理が知るはずも無し。というか、むしろ佐川局長のやったことは問題を長引かせ、赤木氏を自死に追い込んだのですから、責めるべきは徹頭徹尾、佐川局長であり、そうやって無理やり安倍総理に結びつけようとする態度が、赤木氏の死の遠因という自分の見立てを、補強していますよね?

■マスコミが報じない野田中央公園疑惑■

赤木氏を自殺に追い詰めた直接の原因は佐川局長。遠因は野党とマスコミ。浅薄な考えで、やらずもがなの改竄を強要した佐川局長の罪は重いですし、徹底的に追求すべき。でも、安倍憎しで見当外れの土地売却問題に固執して、間接的に追い詰めたのは野党とマスコミ。本来なら、財務相を解体する絶好の機会をみすみす見逃して、何やってるのやら案件です。前後の事実を時系列で書いておきます。

2018年3月5日
 福島瑞穂(社民党)
 森ゆう子(自由党)
 今井雅人(希望の党)
 森山浩行(立憲民主党)
 桜井 周(立憲民主党)
 近畿財務局に乗り込み職員の顔写真を撮影
2018年3月9日
 近畿財務局赤木氏が自宅で自殺し発見

追い込んだのは誰か? この件でむしろ重要なのは、隣接する野田中央公園の方でしょう。地積が9492㎡と森友学園の土地8872㎡よりもちょっと大きく、売却金額は14億2386万3000円でした。森友学園への売却金額1億3400万と比較すると、おかしく思いますよね。ところが、住宅市街地総合整備事業補助金の約7.1億円と地域活性化公共投資臨時交付金の約6.9億円などがついて、14億円ちょいの値引きで実質2124万3000円。どういうことですか、これ? 森友学園が問題なら、もっと問題でしょうにこれ。でもマスコミは、報道しない自由の行使。

■マスコミの恣意性と反省のなさ■

野田中央公園への補助金等が交付されたのは民主党政権時。加えて、野田中央公園の売主は国道交通省。当時の国土交通大臣は前原誠司議員で、副大臣が辻元清美議員。ただし、補助金を予算化したのは麻生政権のときであり、補助金を決裁したのは大阪府の橋下知事ですけどね。ただし、大阪航空局が地下埋設物調査報告書をまとめたのは、辻元清美国土交通副大臣時代の2010年1月ですから。ここら辺の経緯は、勇み足をやらかした足立康史議員のこちらのブログ転載記事を参照のこと。

こっちの方は忖度忖度言わないのは、おかしいですよね? 彼女や社民党と深い関わりがある、連帯ユニオン関西生コン支部の逮捕者続出の問題も、マスコミは報道しない自由を駆使しています。そういう恣意性が、けっきょくは佐川局長を追い込んで馬鹿な指示を出させ、結果的に赤木氏を自死に追い込んだわけで。繰り返しますが、もっとも問題なのは佐川氏であり、その背後にいる財務省。なのに、マスコミは日米安保を更新した岸信介への逆恨みから、安倍前総理を攻撃するのに必死で、事件の全体像を奇妙奇天烈摩訶不思議なものにしてしまっています。

どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ

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