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日本が5大ウイスキー入りの理由

◉NHKの朝ドラ『マッサン』は、NHKオンデマンドで見ていましたが、実に面白い作品でした。サントリーのワインやウィスキー部門の立ち上げ、ニッカウヰスキーの創設まで、日本の洋酒の歴史を辿る内容で、お酒はイロイロと、そこそこ嗜む(モンゴル人の某店主には強いと言われましたが)人間なので、興味深かったですね。その歴史の末の、日本の世界的な評価。

【日本が世界5大ウイスキーに入った衝撃的理由】東洋経済オンライン

世界的に人気を集めているジャパニーズウイスキー。スコッチ、アイリッシュ、アメリカン、カナディアンと並び、世界5大ウイスキーとも称されますが、かつては長い不遇の時代がありました。ジャパニーズウイスキーはなぜ人気になったのか。新著『人生を豊かにしたい人のためのウイスキー』を上梓した、ウイスキー文化研究所代表でウイスキー評論家の土屋守氏が解説します。

日本人は元々、酒好きな国民性ですからね。ただ、アルコール分解酵素を持たない古モンゴロイドが一定数いるので、平均的には弱いですけどね。でも、強い人は本当に強い。元NHKの鈴木健二さんも若い頃は五升酒が呑めたそうですし、大鵬や北の湖レベルだと、一晩で一斗前後は行けたとか。なので、元々の職人気質も加わって、ワインや洋酒で西洋に追いつくのも、日本酒や焼酎の文化があってこそ。

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■五大ウィスキー■

世界の五大ウィスキーとは、スコッチ・アイリッシュ・アメリカン・カナディアンに日本を加えるようですが。やはり、スコッチとアイリッシュが双璧なんですが、アメリカンとカナディアンは両国からの移住者が多いので、美味しいのも宜なるかな。自分は古谷三敏先生の『レモンハート』程度の知識しか無いですが、シングルモルトの方がやはり好みに合うような気がします。

個人的にはバーボンが好きです。フォア・ローゼスではなく、ワイルドターキー。ライと8年が好みです。やや荒々しい部分があるアメリカン・ウィスキーですが、ワイルドターキーは特にそこがあって。喉を焼きながら落ちていく感じが、初体験の時から気に入ってます。良き酒はストレートで。

■日本人と酒■

ただ、日本人はやはりアルコール度数が高い、強い酒は弱いですから。40度以上あるのは沖縄の泡盛ぐらいで、日本酒も焼酎も、やはり20度前後が一般的。酒豪が多いと誤解されがちの鹿児島県も、実際はさほどでもないです。本当に強いのは熊本県と高知県だと思いますよ。高知県だと「しょうしょう嗜む」で、二升は呑めるの意味ですからね。自分なんぞ、一升飲んだら命懸けですから。

お酒というのは、やはり依存症になる部分もあり、百薬の長という呼び名と、百害の長という呼び名があるわけで。自分などは、家ではいっさい飲まないとか、縛りを付けています。フリーランスで、いつでも酒が飲めるのって、危険ですからね。加えて、1人では飲まないという縛りも付けています。セーブする人がいないと、歯止めが掛からないので。楽しんでワイワイ呑むのが常道。

■食文化としての酒■

ビールに関しても、地ビールで美味しいモノが出ていますし。日本の蒸留酒である焼酎も、度数が高いモノや長期熟成など、イロイロと若い蔵元が挑戦しています。問題は、酒を食文化の一角を担う存在としてではなく、税金を取るための手段としてしか見ていない、お役所でしょうね。こういうバカバカしい事態が起きるのも、けっきょくは日本の食文化を軽くかんがえているので。

日本酒にしても、良心的な蔵元は二級酒として安く出してたわけで。大衆の酒が〜とかいいますが、もう酒は大衆酒から薄く広く酒税を取り、高級な酒は贅沢税として高額な税金をかけるような時代ではないと思うんですけどね。小さな蔵元が味を追究して作った少量の酒に、高額な税金かけてどうすると思いますが。お役所はもう、改めないんでしょうし。質を問わない課税は、文化を滅ぼすでしょう。

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